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萬古焼─その奥深さを知ってほしい

四日市市のばんこの里会館で開催された企画展「萬古焼の粋(いき)」のオープニングセレモニーに出席しました。萬古焼の生みの親である、沼波弄山(ぬなみ ろうざん)生誕300年を記念した一連のイベントの中心となる企画展で、300年間の素晴らしい400点の萬古焼の作品を見ることができます。(12月28日まで)

子どもの頃、近くの三滝川に捨てられた(?)不良品の中から、傷の少ない萬古を宝探しのように探して遊んだ記憶があります。毎日使った急須など、私にとって、とても身近な存在でした。しかし、全国的に見ると、岐阜の美濃焼や、愛知県の瀬戸焼と比べ、萬古焼は、残念ながら知られていません。

実は、国産土鍋の8割以上は萬古焼なのです。米国などに食器を大量に輸出していた時代もありましたが、伝統的な商品に加えて、今は若い人たちが中心となって、センスの良い商品を次々と開発しています。地場産業として、次の300年に向けて発展していくことを楽しみにしています。



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