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2009.05.08|TALK-ABOUT [ブログ]

拉致問題-述べていないことが伝えられるのは残念

連休中いかが過ごされたでしょうか。私は、先般この場でも言いましたとおり、アメリカそしてイギリス、ベルギー行きがなくなりましたので、読書をしたり、比較的ゆったりとした時間を過ごすことができました。

さて、この連休中に、拉致被害者の家族の皆さんがアメリカを訪れて、政府の要人と意見交換をされてきました。

その中で、これは拉致被害者の家族の皆さんが、記者会見で言われたことですが、一部の日本の政治家が、拉致の問題が核の問題解決の障害になっているという趣旨のことをワシントンで述べていると。そのことに対して、拉致被害者の家族の皆さんが、記者会見の中で強く抗議をされました。

その一部の政治家の中に、私の名前が挙がっているということですので、このことについて、はっきりとそれは間違いであるということを、この場で申し上げておきたいと思います。

アメリカの誰がそう言ったのか、私には確認するすべはありませんが、どうもマイケル・グリーンさん(元国家安全保障会議上級アジア部長)が、そういう発言をされているようです。確かに、昨年12月に訪米した際にマイケル・グリーンさんには会っていますし、拉致の問題、核の問題について議論したのも事実です。

しかし、伝えられるような、拉致の問題が核の問題やミサイルの問題の解決の妨げになっている、あるいは、拉致の問題を重視しすぎているというような発言は一切していませんので、マイケル・グリーンさんが私の発言として伝えたということであれば、それは間違い、あるいは意図的な誤解であり、強く個別にも抗議をしなければならないと考えているところです。

この北朝鮮の拉致の問題、あるいは核・ミサイルの問題に関する私の見解は一貫しており、これは日本であれ、あるいはアメリカであれ、同じことを述べてまいりました。

まず、拉致の問題、核・ミサイルの問題はいずれも日本にとって重要なことであり、そのことに優劣はないということです。拉致の問題は極めて重要であり、同時に核・ミサイルの問題も重要だ。だから、どちらが優先するとかしないとか、そういうことはない。

そして、最終的に日本が北朝鮮と国交正常化する際には、これらの問題はすべてクリアされていなければならない。逆に言うと、拉致の問題や核の問題がきちんと解決されないまま、国交正常化することはあり得ない。これが私の考え方です。

アメリカに行った際に、テロ支援国家の指定解除の問題が議論になりました。このことに関して、私が従来から申し上げていることは、拉致の問題を抱える日本人として、アメリカの決定は残念である。しかし、一部にこのテロ支援国家の指定を解除したことをもって、日米同盟にひびが入るというような議論があるが、その点については、私はそう思わない。

日本にも、拉致の問題や核・ミサイルの問題といった国益があり、アメリカにもアメリカの国益がある。両国の国益が常に一致するとは限らないので、ときにはこういう日本から見て誠に残念な、そういう決定が行われるということはある。しかし、そのことによって日米同盟にひびが入ったと、そこまで言うのは間違いである。そのように私はアメリカでも述べてまいりました。

以上が、私が従来から、あるいはアメリカで述べていることであって、拉致の問題が、核やミサイルの問題の解決の障害になっているとか、拉致の問題を重視しすぎているとか、そういった発言は一切行っていません。

こういった誤解が生じたことは非常に残念ですが、私も政治家として自分の発言には責任を持っていますので、こういう発言がなされていないにもかかわらず、そういったことが伝えられることは、非常に残念だと思います。

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