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2007.04.10|TALK-ABOUT [ブログ]

統一地方選――三重では民主24議席で第一党


今日は、日曜日に投票が行われた統一地方選挙の話を少ししたいと思います。

私は以前にもお伝えしたように、この統一地方選挙は三重県の県議選にかなり力を入れてきました。その結果を少しご報告したいと思います。

三重県の県議会においては、定数が全体で51です。その過半数である26を民主党系の会派である「新政みえ」で取りたいと思ってやってきたわけですが、結果的には26には届かず、24という結果になりました。そこは、非常に残念な思いです。


ただ、そういう形で、自民党・公明党を上回る会派を維持できたことは非常によかったなと、そういう意味では80点ぐらいかなと思っています。

全体では公明党が1議席から2議席に、前回ゼロ議席になった共産党が2議席に復活して、公明党が1増えて、共産党が2増えたということです。

私の選挙区の中では、激戦だったのは四日市ですが、四日市は7人区です。7人区の中で、民主系が3名、そして、公明、共産、自民系が1名、そして、純粋無所属が1名という結果になりました。

結果的には自民党公認の2人が落選をされたわけで、四日市では民主党が結果を出せたと思っています。

ただ、3人いる民主系の候補者の中で、ただ1人の「公認」候補だった水谷さんが、新人であり一番弱いという見通しを聞かされていましたので、終盤にかけて水谷候補をかなり肩入れしたわけです。

その結果、かどうかはともかくとして、水谷さんは公明党に次いで2位で当選されました。そして、他の2人、稲垣さんは前評判が非常に高かったのですが6位、藤田さんが7位ということになってしまいました。

私は最後、藤田さんの事務所で当確が出るのを待ちました。深夜1時を過ぎていたと思いますが、このままもし当選できなければ、これは大変なことになるなと心配をしていましたが、結果的には無事当選をされてよかったと思います。

そして、四日市以外に私が力を入れたのは県南部、衆議院でいうと、三重5区の選挙区です。

ここで注目すべきは、1つは、尾鷲(おわせ)・北牟婁(きたむろ)という選挙区があるのですが、ここは2人区の選挙区で、そのうちいままでは保守系が独占、そういう中で、私が一生懸命応援した津村さんが当選されました。

彼は32歳、政治というのは50年、100年先を見て、いま何をすべきかを考えるべきだ、という主張を繰り返した候補者です。

尾鷲のような、どちらかというと、公共事業を持ってくることがいい政治家だというような保守の土壌がまだ強く残るところにあって、いま申し上げたような主張する若い候補者が当選したことは注目すべきだと思います。

鳥羽の中村さん、彼も130票差ですが、1人区で当選をしました。彼も場合は鳥羽の離島の出身ということで、投票日の前々日、鳥羽の離島を船で私も回らせていただきました。

基本的には、こういった三重県の南部というのは、漁業、林業、観光業、そういった産業が中心で、三重県の北部のような大きな工場はありませんし、格差の中で非常に苦しんでいる、そういう中で、民主が議席を確保できたということは、大きな変化の兆しではないかと思っています。

それにしても、共産党がゼロから2になったというのは、もちろん、実力もあるとは思いますが、私はやはり、知事選挙で事実上野呂知事に対して共産党以外対抗馬を立てなかったと、事実上選挙がないような状態だったということが、結果的に投票率を下げたと思いますし、より共産党に注目が集まって、候補者2人が県議会において当選するという結果に、間接的につながったのかなと思っています。

そういう意味では、やや皮肉っぽく言えば、共産党が2名議席を増やしたのは、野呂知事の功績ではないかと、そんなふうにも思っています。

やはり、選挙はきちんと各党が候補者を立てて、オール与党体制ではなくて、やらなければいけないなと改めて感じました。

最後に、今回のこの全国で行われている地方選挙で、もう1つ注目すべきことは、民主党全体で議席を増やしたわけですが、県議会の議席を500取りました。

その中で、公認・推薦を含めてですが、女性の当選した県議が50を超えたわけです。これは1割を超える数字です。

もちろん、それで満足してはいけませんが、民主は躍進しましたが、その中でも女性の候補者が非常に伸びたということは、何とか女性の政治家を増やしたいということを幹事長時代から言い続けてきた私としては、非常に嬉しい結果でした。

これに満足することなく、4年後にはさらに2倍、3倍に女性の県会議員を増やしていきたい、三重県においても然り、そう思っています。



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