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米軍の核配備の是非-日本の安全保障の根幹

水曜日の外務委員会で核抑止の議論を茂木大臣としました。私の問題意識は以下のようなものです。


将来の核なき世界を展望しつつ、まず核兵器の数と役割を低減することを目指したオバマ大統領。これに対し、トランプ大統領は核兵器の役割を拡大しようとしていること、その中で、アメリカが核を持たない東アジアにおいて中国、北朝鮮、ロシアと対抗するために核配備することを念頭に置いているのではないかということです。
そして、日本政府は十分な検討や国民に対する説明責任を果たすことなく、核の東アジアにおける配備増強を米国に求め、そのことを前提に自衛隊と米軍の共同訓練などが始まっているのではないかとの強い疑いを私は持っています。

小型核又は艦船搭載型核ミサイルの開発・配備や核搭載可能な地上発射型ミサイルの配備が日本や東アジアの平和と安定につながるのかそれとも核兵器使用の可能性をかえって高めるのか。そもそも日本の非核三原則との関係はどうなるのか。多くの議論すべき根本的問題があります。
茂木大臣は、「核兵器も含むどういった形の抑止力を持っていくかは、まさにすぐれて米国が判断する問題であると思っています。」など極めて逃げの答弁に終始しました。(詳しくは5月13日9時15分からの衆議院外務委員会のネット配信でご覧ください)

ロシア、中国、北朝鮮がそれぞれ核を含む軍事能力を高めるという安全保障環境の変化の下で、どのような基本方針のもとで、日本の安全保障政策を構築し、その中で核兵器をどう取り扱うべきなのか。日本国民の生命と暮らしを守るために極めて大切な課題です。

私も米国による核(=戦略核)の抑止力そのものを否定するものではありません。外相時代には中国の核の増強に関し中国外相と激しい議論のやりとりがありました。しかし、安倍政権は根本のところを語ろうとしないままトランプ大統領の戦略に乗り、東アジアにおける使える核の増強路線を進めようとしていると思います。その先にはどのような未来があるのでしょうか。次回外務委員会で更に議論を深めたいと考えています。




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