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平昌オリンピック─北朝鮮の核問題を横に置いた南北融和はあり得ない

ピョンチャン・オリンピックも、高木選手や高梨選手、原選手がメダルを取るなど、佳境に入ってきました。これからも日本勢が活躍してくれることを期待しています。

私も開会式に出席しました。超党派の日韓議員連盟のメンバーとして、額賀日韓議連会長や竹下亘さんなど自民党の議員や、共産党の志位委員長まで、12人の国会議員が参加しました。

開会式は盛り上がったのですが、最大の課題は寒さ対策でした。日本での準備中に、マイナス20度に耐えられる服装をと指摘されて、私も慌てて、スポーツ店に防寒具を買いに走りました。

結果的には、マイナス3度程度ということで、寒さはそれほど感じることはなかったのですが、しかし、開会の1時間前から着席して、4時間近く吹きさらしの中で座っているというのは、かなりの苦痛でした。選手の皆さんも、体調に影響が出ることがなかったのか、少し心配になりました。

今回のオリンピックそのものは、南北融和ということで、政治色の強いものになりました。北朝鮮は、このオリンピックを徹底的に政治利用していると言われても仕方がないと思います。

南北が融和することは重要ですが、しかし、現時点で最も重要なことは、北朝鮮に核開発を諦めさせることで、そのことを横に置いた融和というのは、あり得ないということは、しっかりと理解されなければならないと思います。

韓国の中にも、今回の北朝鮮のオリンピックにおける南北交流について、様々な意見があるようですが、民族感情に訴えて、北朝鮮に対する厳しい対応を和らげるということになると、北朝鮮の思う壺ということになるのだと思います。

日本に帰ってきて、月曜日の午前中、30人ほどの後援会幹部の自宅を訪問しました。かなり気温は低下していたのですが、ピョンチャンを経験した私にとっては、日本の寒さというのは、ほとんど感じることはありませんでした。

同時に、普段なら、休日の午前中というのは、 2~3割の人は不在であることが通常ですが、多くの方が家におられました。オリンピックの番組を観戦していらっしゃいました。思わぬところで、オリンピックの効用があったということを感じました。

スタジアム前にて



日韓議員連盟の皆さんと



日本選手団入場





コメント
  1. 世話焼き爺 より:

    北朝鮮が核開発を止めることは100%ありえません。むしろ南と合併して同一民族が核を保有するメリットで南を説得します。それが出来た時は日本にとって最悪の状況になります。日清・日露の戦争の再現すら予想され日本が戦わずして敗れることになります。

  2. 井上三朗 より:

    岡田先生の言われることは、よく分かります。でも、融和で話し合いから始めないと糸口は見つからないのではないですか?圧力だけでは一向に進展しません。逆に悪い方向に進んでるだけと思いますけど…拉致も同じです。

  3. クリちゃん より:

    北朝鮮に、核の放棄が求められますが、果たして応じるでしょうか。今までの世界のこと考えて、今持っているものをみとめ。これからの開発をあきらめさせるというのでは、無理でしょうか。本当は放棄がいいのですが、政権が潰されるとかんがえているのでは。どうでしょう。

  4. laquinta0657 より:

    議員皆様お疲れ様でした。

  5. 佐々木 豊 より:

    勿論「核問題を棚上げにして」と言うわけにはいきませんが「話し合いのテーブルにつく」ことは必要思います。政治は圧力と話合いだと思います。

  6. 木村 庸 より:

    韓国と北朝鮮が仲良くすることには何の異議も無いだろう。他人同士が仲良くすることに嫉妬してもしょうがないだろう。そもそもその二国が仲悪いから、隣国の我々もとばっちりを受けているし、米軍も沖縄にいるのだろう。問題はその二国が統一された時、核保有国では、我が日本国民の核廃絶方針に一致しないことになる。ただ北朝鮮と韓国が仲良く統一に向かえばそれは核兵器はいらない理屈となる。しかし理屈道理にいかない場合には如何したれ良いか?そこが最大の問題である。ただまあ二国だ仲良くすることが先決で、あまり外野が細かい事を言わずに、見守っていた方が良いと思いますが。

  7. 楠本雄二 より:

    日韓関係もうまく行ってほしいです。大変お疲れ様でした。

  8. されど我らが日々 より:

    あり得ないのはだけもが思っていること。それでどうするのですか。行動策、これを聞きたい。

  9. トム より:

    応援してます。

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