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2012.11.06|TALK-ABOUT [ブログ]

内閣官房・内閣府の仕事の見直し―よりよく機能させるための行革

先般(2日)の閣議で、内閣官房及び内閣府の仕事を少し見直して、各省庁にお願いしたり、役割を終えたものはやめるということについて、各閣僚のみなさんに私からお願いをしました。

これは行革の一環でもあるわけですが、内閣官房や内閣府というのは、内閣あるいは総理大臣を補佐し、内閣の中の総合調整を担うという非常に重要な役割を果たしています。

この内閣官房と内閣府(「橋本行革」で誕生)は、次第に肥大化し、各省庁から出向者が多いのですが、いま人も非常に増え、仕事も大変増えています。
総理を横で見ていましても、「対策本部」と名の付く会議がたくさんあって、総理がその会議であいさつをしなければいけない。果たして総理が出る必要があるのかという会議がたくさんあることも事実です。

私は官邸に入って以来、非常に気になっていましたので、もう一度この内閣官房、内閣府でやっている仕事を見直して、本当に内閣官房、内閣府でやるべき重要性のあるもの、総合調整が必要なものを絞り込み、その他についてはやめるか、あるいは関係の深い各省庁に移し、そこで中心になってやっていただくということを提案したわけです。

どうしてこれだけ内閣官房や内閣府が肥大化したかということを考えると、やはりそこに仕事の中心を持っていくと各省調整がしやすいということがあるのだと思います。

他の省庁の言うことは聞けなくても、内閣官房や内閣府の言うことなら仕方がないという各省庁の微妙な気持ちといいますか、そういったものもあります。そういうなかで、少し安易に仕事を集め過ぎた嫌いがあります。

これからしっかり見直しをしていきたいと思いますが、法律で内閣官房や内閣府に仕事を規定したものについては、法改正が必要で、かなりの数の法律をいじらなければなりませんので、まずは閣議決定で仕事が来ているものについて見直しをし、各省庁にお願いしたり、あるいは、場合によってはやめるという作業をしっかりと進めていきたいと思います。

これも行革の一環で、内閣官房や内閣府をよりよく機能させるために必要なことだと思っています。

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