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2011.07.20|TALK-ABOUT [ブログ]

石垣・与那国訪問-不利な条件の離島、政府の支援が必要


週末(7月17、18日)に沖縄県に行ってきました。今年に入って4回目です。民主党沖縄協議会の座長として、今回は、石垣島と与那国島行ってきました。

石垣島は、本土から移り住まれる方も多く、人口も増えているところです。もちろん、観光が街の産業のメインですが、中山市長と話をしたうえで、いろいろな現場を見てきました。そんな中でも、最も印象的であったのは、マンゴーの生産農家を訪れたときのことです。

石垣島は暖かいですから、本土でのマンゴー栽培のように燃料を焚く必要はなく、温室でそのまま生産できます。宮崎県のマンゴーもとても有名ですが、沖縄県の石垣島や宮古島のマンゴーも素晴らしいと改めて感じました。

私がお訪ねした農園では、一般の市場には出さず、個々のお客さんと直接つながっていて、その年の生産量を見ながら、品物を宅急便で直接送るとのことでした。

私もその場でお願いをして、6個入りで1万円のマンゴーを購入しました。試食させていただいて、本当に素晴らしいマンゴーだと改めて感じました。

いずれにしても、国の予算・補助金など一切関係なく自力でここまでやってこられました。石垣島にもマンゴー農家が増えているようですが、高付加価値の商品であり、将来、さらに大きくなればいいなと改めて感じたところです。

そして、与那国島、日本の最西端にある島で、石垣島からプロペラ機でさらに30分くらいかかるところです。ここでは、いろいろな意見交換をさせていただきました。

与那国では、一時期は1万人を超えていた人口が、いまは1600人まで減っています。高校に行こうと思えば、石垣島や沖縄本島の高校に行かなければならず、島からは当然通えませんから下宿をしなければなりません。経済的にも大変です。そして、若者がなかなか戻ってこないということで、過疎化に苦しんでいます。

しかし、台湾から極めて近いところにあり、日本の一番西の端であり、要は国境の島ですから、こういったところがだんだん衰退していくことは、決して望ましいことではありません。

距離的にも非常に離れたところにあって、農産物や、カツオなどの魚を獲っても市場に出せないという不利益を被っています。例えば、飛行機代金の支援や遠隔地で不利であることに対する補助金など、いろいろな意味での支援をしっかりやって、支えていかなければならないことを改めて感じたところです。

この与那国島でも、いろいろなところを見させてもらいました。その中の1つである与那国島で作っている長命草は、実は資生堂とタイアップして、錠剤や缶入りの飲料として売られています。島に昔から伝わった長生きの草である長命草を島で栽培して、資生堂の商品として売られています。

まだ供給が少ないので大々的に宣伝はされていませんが、知る人ぞ知るということで、軌道に乗りつつあるとのことです。それを始めたのが与那国島の若者で、そういった新しい試みが次々に起きてきて、島の活性化がなされることを期待したいと思います。

いずれにしても、私自身も一日過ごして与那国島に関心を持ちました。これからも、政治家としてしっかりとサポートしていきたいと思った次第です。

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