トピックス

2009.12.23|TALK-ABOUT [ブログ]

COP15

長かったCOP15も終わりました。結果については、ご存じのとおり、最悪の事態は回避しましたが、ようやくにして、次回のCOP16につないだという感じです。

今回見ていて思うことは、従来の「先進国対途上国」という対立の構図から、途上国の中で、中国やブラジル、インドといった、かなり経済発展を遂げつつある国と、そうではない、地球温暖化の影響を非常に厳しく受ける国々―その典型はツバルあるいはアフリカの国々―そこの利害が、かなり相反しているということが露わになった会議ではなかったかと思います。

いろいろな報道がありますが、日本と米国、EU、あるいはオーストラリアといった国々は、かなり協力し、協調しながらこの会議に臨むことができたと思います。主要国が集まり、首脳だけでの議論もかなり長時間行われました。鳩山総理も非常によく頑張ったと思います。

その長時間の会議の中でも、主要国の中の、例えば中国あるいはインドといった国々と、先進国との対立が非常に目立ったということです。

さて、これから1年後のCOP16に向けて、しっかりと対応していかなければなりません。今回合意ができなくて良かったと、胸をなで下ろす向きも国内にはありますが、これは決してそうではありません。やはり、しっかりと温暖化対策を世界で協調してやっていくということが、次の世代に対する責任を果たすことになります。

そういう意味で、これから1年間、日本もしっかりとまずは国内対策をやる。排出量取引や温暖化税(炭素税)、あるいは自然エネルギーの固定価格買取制度といったことを順次整備していく。

そして、国民の皆さんに「なぜ温暖化対策が必要か」ということを、しっかりと理解していただく。25%削減した場合に、どういう日本になるかということを具体的に示していく。そういった国内対策をしっかりとやっていくことが1つ。これは、残念ながら、今回欠けていた部分です。

そして、もう1つは世界の中で温暖化対策をしっかりやっていく。そのために、外交の資源を投入して、温暖化によって影響を受ける国々の賛同を得て、そして、そういった国々と先進国が連携しながら、しっかり全体として話をまとめていく。

中国やインド、ブラジルに対しても、自らが温室効果ガスをたくさん排出しているという自覚を持ってもらい、そして、そういう中で世界全体での合意を作っていくことが求められていくと思います。

 

※ブログの動画版はこちら



コメントを返す

入力エリアすべてが必須項目です。メールアドレスが公開されることはありません。

内容をご確認の上、送信してください。


TOP