トピックス

火力発電所視察 - 脱炭素化の実現のための実証試験

 中部電力と東京電力の火力発電所部門を統合してできたJERA(ジェラ)。その碧南火力発電所(愛知県碧南市)で、燃焼してもCO2を排出しないアンモニアを燃料にする大規模実証試験が行われています。仲間の国会議員と視察に行ってきました。

 石炭の20%をアンモニアに置き換えて発電する、世界初の実証試験。成功すれば、CO2の発生を削減できます。将来的にはアンモニア100%とすることで、CO2ゼロ発電ともなり得る技術開発。現場では、新しいことに取り組む人々の熱い思いが伝わってきました。

 現時点では、技術的な困難さに加えて、アンモニアの将来価格がどうなるか、世界の需要をまかなうアンモニア生産は可能なのかなど、克服すべき課題も存在。単に石炭火力発電所の延命のためにやっているのではないかとの厳しい批判もあります。

 太陽光や風力発電は天候に左右されるという難点があり、それを補うために有力なのが、アンモニアと水素です。2050年にCO2排出ゼロを世界に約束している日本にとって、重要なチャレンジであり、私はその成功を期待しています。
水素・アンモニア グローバルサプライチェーン(JERA作成)



コメントを返す

入力エリアすべてが必須項目です。メールアドレスが公開されることはありません。

内容をご確認の上、送信してください。


TOP