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2006.12.26|TALK-ABOUT [ブログ]

改革派知事の退場――見事な姿勢、でも、もったいない


鳥取県の片山知事が3選出馬をしないということを述べられたと報道されています。大変残念なことだと思います。

片山知事は、私が最も尊敬する知事です。2期8年間、鳥取県政をしっかりとリードしてこられました。


発言も非常に歯切れがいいし、そして県民の立場に立って、例えば、地震の際に被災された皆さんに対して、国がなかなかやろうとしない家屋に対しての補償も含めて、県独自で立派な対策を打ち立てられましたし、「情報公開」ということをキーワードに、様々な改革を進めてこられたと思います。

年齢的にも、私とほぼ同じ世代ですが、本当に立派な知事だとかねて思っていました。

数カ月前にお会いしたときに、「次の知事選挙に出るかどうか、まだ決めていない」ということを言われていましたので、大変気にはなっていたのですが、本当に残念なことだと思います。

岩手県の増田知事も4選に出ないということを言われました。もちろん、民主党としては4選については支持できないということを申し上げてきたわけですが、個人的には増田さんも様々な改革を実行してこられた立派な知事だと思っています。

宮城県の浅野知事が出られなかったことも含めて、「改革派知事」と言われた人たちが2期あるいは3期で退いていかれる姿、一方で非常に自らの権力にしがみつかないその姿勢は極めてお見事、立派だと思いますが、しかし同時に、寂しい思いもするわけです。

知事という立場を離れても、これから日本の政治を改革するために、是非いろんな場面で尽力していただきたいと思っています。

三重県も北川正恭さんが2期で辞められて、もう4年になります。北川さんが3選に出ないと言われたときには、「おかしいんじゃないか」と言ってかなり詰め寄りましたが、非常に日本にとってもったいないな、そんな気が、北川さん、浅野さん、片山さん、増田さん、それぞれするわけです。



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