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菅総理総裁選不出馬-日本政治の大きな転換点

 菅総理の総裁選不出馬表明、可能性はあると思っていたので大きな驚きはありませんでした。総裁選が始まる17日直前まで出馬の可能性を追求すると思っていたのでやや早かったとの印象です。それだけ万策尽きたのだと思います。安倍・麻生両氏と二階氏の権力対立の中で、二階幹事長を続投させないというカードを切ったものの、安倍・麻生両氏の積極的な支持は得られず、菅総理を支える権力構造が一挙に崩壊したということではないかと思います。

 もちろん背景にあるのは、このままでは総選挙が戦えないという選挙基盤の弱い議員の不安心理です。党内をまとめていくために総理の最も強力な武器は解散権の行使であり、だからこそ菅総理はこの権力行使を温存してきました。しかし衆議院議員の任期満了に限りなく近づいたことと、コロナ感染拡大により、解散を事実上できなくなったことによって、党内の抑えが一挙にきかなくなってしまいました。

 菅政権は安倍長期政権の残した負の遺産と、コロナ感染拡大という大きな課題を抱えてスタートしました。コロナ対応は私達民主党政権が経験した東日本大震災や福島第一原発対応と同様、極めて困難な問題で、だれが総理であっても様々な批判は避けられなかったと思います。いま振り返れば2月に特例承認したファイザー社のワクチン接種の本格化が5月になったこと、英国などで既に明らかだったデルタ株の感染力の強さを、7月時点でも甘く見てしまったことが決定的でした。安倍政権下、大きく遅れたゼロ・カーボンへの転換や政府のデジタル化は大きな成果ですが、具体的な取り組みはこれからです。菅総理もここで退くことに無念の気持ちも強いと思います。残されたわずかな時間ですが、コロナ対応を中心に、これらの対策を少しでも前に進めてもらいたいと思います。本当にお疲れさまでした。

 新たな総裁選びがスタートしました。各候補者には、まだまだ先が見えないコロナ対応の具体策、デジタル化やゼロ・カーボンを軸とした改革案を競ってもらいたいと思います。そして公私混同が極まった安倍政権時代の反省と検証についても忘れてはなりません。

 選挙の顔として有利な人を選びたいということだけで次期総裁を選んでしまうと、日本の衰退は決定的なものになりかねません。間近に迫る総選挙、新総裁のもとでの与党に替わる選択肢として、立憲民主党の政策をしっかりとアピールしなければなりません。



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