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三重県の感染拡大―病床確保と国体判断

 8月11日に三重県の一日あたりの感染者数が100人を越えました。病床使用率も、その前日に国の指標でもっとも深刻なレベルであるステージ4を越え、51.2%となりました。事態は深刻化しています。



 まず大切なことは病床の確保です。デルタ株の感染力は極めて強く、東京では自宅療養者が2万人近くなっています。三重県においても病床逼迫により、重症者が入院して必要な手当を受ける事が困難になる可能性が高いのです。十分な手当を受けることなく命を落とすような事態は絶対に避けなければなりません。

 政府は重症患者や重症化リスクの高い人以外は、自宅での療養を基本とする方針を打ち出しました。その後、与野党からの批判もあり田村大臣が中等症患者は原則入院と答弁しましたが、現状は厳しく、本当に入院が必要な人が数多く待機する状況です。こうした現状を改善するために、立憲民主党はオリンピックで使用した選手村やホテルを臨時の宿泊療養施設として使うことを求めています。


 東京のような事態を避けるために、三重県においても宿泊療養施設の早急な確保が必要です。現在、亀山と四日市に確保されているホテルを更に増やして事態の悪化に備えることが大切だと思います。これには三つの意味があります。第一に、自宅か病院かという二者選択では、病院に入院させざるを得ない患者を病院医療スタッフが常時滞在するホテルに入ってもらうことで、重症リスクのより高い人に病院のベッドを充てることが可能となります。第二に、自宅療養を最低限に抑えることで、感染力の強いデルタ株による家庭内感染を抑えることが出来ます。第三に、ホテルであれば急な重症化リスクに対応することも容易で、また医療スタッフを充実させれば、抗体カクテル療法など自宅では難しい治療も可能となります。


 三重とこわか国体、とこわか大会をどうするのかの検討も急がれます。9月25日開会のとこわか国体、このままでは三重県に全国から人が流入することになります。感染が急激に収まる可能性は低く、県民は大きな感染リスクに直面することになりかねません。専門家の意見を聞き、県議会における議論を踏まえて最終的には知事が判断する問題ですが、私はコロナ禍における県・市町村の負担を減らすために少なくとも無観客の決定は速やかに行うべきと思います。他方で大会そのものの中止の判断はより重い判断になります。鈴木知事が9月12日に退任することが決まっている以上、9月25日開会の是非の最終判断は新たな知事にゆだねるべきではないかと考えています。もちろん鈴木さんには、それまでの間、三重県が大きな困難に直面する中で、9月12日まで知事職を謙虚にかつ、しっかり務めてもらいたいと思います。



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