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財務省の決裁文書改ざん─議会制民主主義の危機、与党も認識共有を

財務省の決裁文書の改ざんが明らかになりました。公務員として仕事をした経験のある私にとって、信じられないことです。しかも、国会に提出された資料ということですから、国民の代表である立法府に対する重大な侮辱ということになります。

安倍総理は、なぜこういうことになったか、徹底的に調査すべきであり、その責任者は麻生財務大臣としていますが、安倍さんも麻生さんもいわば当事者です。少なくとも、1年間国会で問題となっていたなかで、事実はどこにあるのか、まじめに調べようとしてこなかったのが、安倍さんであり、麻生さんです。財務省事務方や理財局の一部に責任を押し付けていますが、官僚の一存で、このような悪質な改ざんができるとは思えません。

国会に関係者を証人として呼んで、徹底的に事実解明をしなければなりません。行政文書は適正に手続きを進めるための基本であり、議会制民主主義の根幹が揺らいでいるとの認識が必要です。与党の議員も、立法府の一員であれば、同様の問題意識、危機感を持つべきで、何事もなかったかのように、野党不在のまま国会審議を進めることは許されません。

野党6党が結束してきたからこそ、ここまで来ることができました。今日は民進党の執行役員会を開催し、党内一致結束してしっかり対応していくことを確認したところです。



コメント
  1. 日本人のプライド より:

    是非、頑張ってください。野党バラバラになってはいけません!

  2. 明るい未来を希望する者 より:

    いつになったら私達国民は真実を知ることが出来るのでしょうか・・・
    『岩盤規制に穴を開ける』どころか『民主主義の土台を崩壊させた』と
    言った方が正しいと感じますし、その責任は重いと思います。
    毎度、毎度の事ながら総理の発言(『謝罪する』)は他人事の様にしか
    聞こえない・・・

    挙げ句、昭恵夫人は自信のFBで『野党のバカげた質問ばかり・・・』などと言う
    コメントがあったとの事。
    自分達に非があった事の認識すら無く、非常に残念に思います。
    国民を欺く、バカにするのもいい加減にしてもらいたいです。

    岡田先生の仰る通り、野党の結束で、ここまで来ていると私は思っています。
    本件、徹底的に追求して、諸悪の根源を排除してください。
    よろしくお願い致します。

  3. 切替博嗣 より:

    力強い対応表明、感激しています。

  4. 井上三朗 より:

    おはようございます。麻生大臣は、すべて佐川さんひとりの責任にしようとしてますね。あまりにも佐川さんがかわいそうです。このままではうつ病にかかり自殺してしまうかもしれません。これ以上死人を出さないためにもこの問題をうやむやにされないよう頑張ってください。

  5. 1919_tak より:

    国会議員が財務省に騙されたわけですから、検察庁に告発したら如何ですか?また与党も含めた調査チームを作って解明したらどうですか?与党が反対したら国民の目にはどちらが正しいかわかります。審議拒否は今まで何度も効果がなかったことは明らかですし、国民はそれを期待していないでしょう。次元の違うアプローチを期待します。

  6. 楠本雄二 より:

    今後も野党6党が結束して元佐川理財局長と安倍昭江氏の国会招致を求めてください。我々は怒っております。
    来年の選挙で自公政権を終わりにしましょう。岡田先生頑張って下さい。

  7. akinokofuji より:

    まったく同感。一役人の仕業なら仰せの通り民主主義への挑戦だ。もし、その上に改ざんを命令、示唆、忖度させた「悪」が存在するのなら・・・この国はおしまいだ。ここを暴き出すのが野党の役目でもあるのだがこうバラバラでは。なんとか大同団結しなさいよ。

  8. 茶太 より:

    財務省が、公用文書を改ざんしたことは、国民を騙したことであり、信用を失ったことだ。官僚だけでできることではない。麻生やアべ、昭恵の名前を消した事は、疑いを大きくした。誰が財務省に指示したか。忖度するように企んだかを究明しなければならない。
    政治家が、いることは予想される。政治は、いつも嘘をつくから不正が暴露されて国民に対しての政治にしなければ国は、良くならない。

  9. 島ケン より:

    調査を財務省に任せずに、国会に与野党議員、学識者、法曹界からなる特別調査委員会を設けるべき。佐川さんの証人喚問を持って、国会正常化に復し、予算・法案審議をお進めください。

  10. 西村昌能 より:

    安倍政権下で有る文書がないと答弁して文書が出てきたのは何度目でしょう。政権にあるものが国民を騙すなんてことは到底許されるものではありません。野党はすべての審議を拒否していますが、安倍内閣を信じられないのですから当然のことです。野党の全てと与党の良識ある議員とが一致団結して関係者の承認喚問を実現させ、真相を明らかにし、責任を追及しなければなりません。岡田さんをはじめ野党の全てと与党の良識ある議員の皆さんが、国民の負託にこたえていただくようお願いいたします。

  11. 惚け爺 より:

    野党には、従来の”烏合の衆”を脱却し党利党略を考えず真剣に《国民の為の政治》を考えて行動して下さい。 自己顕示行動は一切出さないで欲しい。今が野党のチャンスです。これぐらいが私達に理解出来る~信頼できる~野合から脱却したと考えられる大切な行動だと思います。 しっかりと結果を残してください。 打倒、安倍政権を個々の自己顕示会見の場にしないでください。 お願いします。 誠実な的確な対応を!

  12. ヤマピー より:

    全く言われる通りです。しかし不思議に思う事は、佐川氏の「一切文章は残っていません」等の答弁に対して、それ以上追及出来なかった野党のふがいなさです。当時何故「決済文章はあるでしょう」と問えなかったのでしょうか?朝日新聞のスクープがなければ、今日の姿はないわけです。それと現在野党は国会審議拒否されていますが、堂々と国会の予算委員会で正していく事を望みます。

  13. しろちゃん より:

    公文書改竄後、国会の1年間審議の正当性を問う。

  14. gucci より:

    麻生氏が初めてというわけではないが、本来大臣とは、行政が長い間に汚れていくのを防ぐために国民の代表として選ばれた者(国会議員)が国民の代表として監督するための役割だと習いましたが、いつの間にか各省庁の利益代表のようになってしまっており、そのためこういうことが起こるのだと思います。
    特に憲法の何たるかを無視して改正しようとしている現内閣の姿勢に重大な原因があると言わさるをえません。
    野党はこのところまで立ち戻って内閣に異議を言い続けて欲しいと思います、憲法改正が必要であるとしても、このような内閣はもっとも不向きです(小林教授も同じ考えですね)。

  15. Vic 田中 より:

    今の国会は、行政府との議論(首相を呼んでの議論、等)が主となっていますが、議場で各党間の討議が主体になってってもいいのでは。首相はあくまで国会が選出したものであり国会の指示規定を免れるものではない。
    もっと自民党員と直接議論し、安倍首相から離れさせるべき。もしくは議論を貸させ自民を割るほどに誘いをかけるべき。
    また、公明党を糾弾すべき。これまでの公明党はいいとこどりに終始し、安倍政権の不都合には責任ないと白を切っている。実際は公明党の無責任な同庁が安倍政権の現状を招いている。

  16. イワン・アサノヴィッチ より:

    岡田かつや様
    元某県庁のOBです。決済文書の書き換えは言語道断です。対検査院に対して体裁を整えるために、書き換えをしない・しなかった公務員は正直なところ希少でしょう。しかし、知事や県議の利己的な利益を忖度して書き換えをして併せて自身の見返り出世を画策する書き換えは言語道断です。
    佐川個人を責めれば良いとする問題ではありません。ご承知のとおりアベ晋やア太郎の行政の私物化と言う悪意がなければ佐川とて、こんな危ない橋は渡りませんね。国会でご奮闘ください。

  17. 細堀 勉 より:

    この案件は昭恵さんの口利きから始まり 迫田理財局長(当時)にアベネツさんが指示したのでは無いですか その為特例特例で事が進んだ 最初は籠池氏の考え方に共鳴していると 大変持ち上げていましたから それで100万円も渡したのでは 佐川氏の答弁には不自然な程知らない振りして黙認していて 傍で見ていて非常に歯がゆかったです 佐川氏は言わば尻拭い役 昭恵さんを(迫田、佐川氏も)証人喚問しないと全ては始まりません。お願い致します。

  18. てるさん より:

    TVで公務員の人が文書は命だと話していたが、物事を決めた証としての文書作成が仕事そのものと感じた。
    作成した事により一つの仕事が完結したと思う。その決済文書が改ざんされた。官庁のトップと言われる財務省で。
    総理、財務大臣の会見を見て感じるのは、その白々しさ、他方は傲慢さだ。
    この2トップが日本のかじとりをしていると思うと情けなくなる。
    6野党に頑張ってもらうしかない。連日、国会周辺で多くの人達が正義を取り戻そうと訴えているのを、TVでチラッとしか写さないが、応援する気持ちがかきたてられます。
    先の選挙で野党は戦略に失敗し議席こそ少なかったが、立民をはじめとして野党はあれだけの票数を獲得したのではないですか。選挙はまだ随分先でしょうが、国民が思っている事、怒ってこうして欲しい事を実行する事により、野党の
    支持率はどんどん高くなると思います。

  19. 堀江祐治 より:

    検察が捜査しているのだから、検察に任しておけばそれで良い。大事な法案を審議する方が大事だ。

  20. 戦国武士 より:

    偽造契約書以前の契約書が公表され、その中に総理夫人の事が記述されている事が確認されました。
     それでも自分は関係ないと発言されていますが、総理の発言とも思えません。言ってみれば、総理の配偶者の発言はどれほど影響力があるのか全く分かっていません。あまりにも、脇が甘すぎ総理として失格です。
     これからも、野党共闘して、真相解明にご尽力してください。応援しています。

  21. リュウ より:

    いつまで暴走阿部政治を許すのか。野党にはもっとしっかりして欲しい。与党にはまともな政治家がいないのでしょうか。

  22. 後藤 辰男 より:

    野党の力量が試されるときでは がんばってください

  23. 梅田 繁 より:

    安倍晋三政権が国会の求めに応じて提出した「森友」疑惑関係の資料が、約300カ所も削除・改ざんされていたことは、行政府がねつ造した資料で立法府を欺き、三権分立の原則も議会制民主主義も破壊した大問題です。にもかかわらず安倍首相や麻生太郎財務相は財務省理財局に責任を押し付けています。与党は佐川宣寿前理財局長の証人喚問を行う姿勢を示したものの、首相の妻、昭恵氏の国会招致は受け入れようとしません。安倍政権の責任を明確にし、昭恵氏の証人喚問で「森友」疑惑の真相を明らかにすることは、日本の民主主義にかかわります。削除・改ざんする前の、「森友学園」への国有地貸し付けや売却の際の決裁文書を国会に提出した後も、安倍政権は「書き換えは理財局の一部の職員によって行われた」(麻生氏)などと、内閣の責任を免れようとしています。「佐川の答弁に合わせた」(同)などと呼び捨てにして、理財局だけを“悪者”に仕立てる狙いです。しかし文書がねつ造されたという昨年2~4月は、直前に発覚した「森友」疑惑への首相や昭恵氏の関与が大問題になり、首相が「私や妻が関与していれば首相も国会議員もやめる」と答弁(2月17日の衆院予算委員会)した直後です。

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