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宮城訪問─被災地の中から立ち上がった新しい試みの数々

週末に、蓮舫代表とともに、被災地・宮城を1泊2日で訪問してきました。丸2日間ありましたので、さまざまなものを見ることができたのですが、その中でも、今回は、被災地の中から立ち上がった新しい試みについて、お話ししたいと思います。

「気仙沼ニッティング」は、あまりにも有名になりました。若い女性の経営者、御手洗さん。気仙沼の女性たちに手編みのセーターを作ってもらい、販売しています。値段は決して安いものではありませんが、一番高いものは、200人待ちだと聞きました。

私も展示されていたセーターを着たところ、大きさがぴったり合ったので買いました。被災後、「何をしていいか分からない」、そういう女性たちが集まって、この会社の編み手になりました。ある方は、「本当に被災後呆然(ぼうぜん)としていた。集中するものが欲しかった。その時にこの会社の話を聞いて、すぐに編み手になった」と話してくれました。

その他にも、「オイカワデニム」は、デニム製品の生産をしている会社です。被災後、さらにバージョンアップして、カジキマグロの角の部分の繊維を使った新しいデニム製品を販売したり、地域と密着した製品づくりを進めたりしておられます。「震災をきっかけに地元の漁業者や地域の皆さんのつながりが深まりました」と話してくださいました。

3年前に訪れた南三陸の「さんさん商店街」も、金曜日にプレハブから新たに完成した立派な施設に移設・オープンしたということで、土曜日は大変な賑わいでした。

日曜日に訪れた、東松島の宮野森小学校。被災して、プレハブで学んできた子どもたちが、楽しく学べる学校ということで、地元の木材をふんだんに使った、小学校というよりはリゾート施設のような素晴らしい建物で、自然に囲まれて木の香りの中で勉強できる校舎が完成しました。

費用的には、普通の学校の1.2倍程度かかったということですが、逆に言うと、2割増しでこのような素晴らしい学校ができるのであれば、むしろ全国にこの試みが広がってもいいのではないかと改めて感じたところです。


気仙沼ニッティング「春の海」という色のセーター

気仙沼ニッティング「春の海」という色のセーター

東松山市立宮野森小学校

東松山市立宮野森小学校



東松山市立宮野森小学校図書館

東松山市立宮野森小学校図書館



コメント
  1. 日野攝子 より:

    こんばんは。カジキマグロの角の部分の繊維を使った新しいデニム製品!写真があったら是非見せて下さい!

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