ホーム > トピックス > TALK-ABOUT [ブログ] > 北朝鮮の核実験─ステージが上がった、中国が協力して実効性ある制裁を

トピックス

北朝鮮の核実験─ステージが上がった、中国が協力して実効性ある制裁を

北朝鮮が核実験を行いました。先日のミサイル発射に続いて、尋常ならざる状況にあると思います。

今までの延長というよりは、1つステージが上がったという認識を持つべきです。当然、制裁措置の議論、我が国独自の措置、国連安保理での措置、もう一段厳しい措置が必要です。

ただ、前回、経済制裁を決めたにもかかわらず、そして、本来であれば、北朝鮮の経済にもっと深刻な影響が出るはずであるにもかかわらず、ほとんど効いていないということは、よく考えなければならないと思います。

単に安保理で決議するだけではなくて、それがしっかり守られること。イランの場合には、実効性ある経済制裁と対話が並行して進むなかで、核兵器の断念というところまで行ったわけです。

対話にしても、そして、経済制裁を実効性あるものにするためにも、中国の役割は極めて重要です。中国がしっかりと経済制裁に協力しないと、どれだけ厳しい制裁を決めたところで、その効果が上がらないということになりかねません。現状は、残念ながら、中国の協力は不十分です。

中国にとっても、この問題は、本質的な解決を先送りして、それで何とかなるということではないわけです。予測不可能な指導者が核兵器開発を進めることは、中国にとっても望ましいことではないはずです。日本、アメリカ、韓国などと話し合いをしながら、一緒になって協力しながら行動していくことが強く求められていると思います。



コメント
  1. 心配性 より:

    本当にレベルが違う事態になったと思います。
    実効ある経済制裁と対話、中国の協力を求める明確な意思を表明していただきホッとしました。
    現政権には、岡田さんのようなはっきりした方針が見えませんので心配していました。
    よく検討された国家のグランドデザインに基づいて、一貫性のある有効な政策決定がなされているという実感を現政権は与えてくれません。
    今後のご活躍を期待しています。

  2. BUSINESS LIBERALISMこと 松崎宣明 より:

    岡田さんがおっしゃられているように、日本は、米国、韓国、中国などと緊密に連携・協調しながら、北朝鮮に対し、新たな実効性ある安保理決議の採択・実行をして行くことが必要だと思います。

    しかしながら、在日米軍基地や在韓米軍基地、在シンガポール米軍基地、在フィリピン米軍施設、在タイ米軍施設、等々に囲まれている中国にとって、北朝鮮はBUFFER(緩衝地帯)としての役割を果たしており、安保理決議に基づく経済制裁には限界があるものと思われます。

    逆に、過度の経済制裁により北朝鮮を追い詰めると、北朝鮮が軍事的冒険主義に走ったり、体制崩壊する危険性があります。北朝鮮が体制崩壊した場合、中国は人民解放軍を北朝鮮へ電撃的に派兵し、北朝鮮を軍事的に制圧するでしょう。

    先般、韓国へのTHAAD(高高度防衛ミサイル)配備が決定されました。THAADは、中国やロシアの核ミサイル迎撃のために使われる可能性もあるため、THAADの配備は、アジアにおける新たな軍拡競争につながる危険性があります。さらに韓国で核武装の議論が始まりました。もし韓国が核武装すれば、東アジアで核武装の連鎖が起こる可能性があります。

    これらの状況を考えた場合、東アジアの平和と安定を実現するためには、より大局的、長期的に、問題をとらえる必要があると思います。すなわち、問題の根本的解決のため、北朝鮮とアメリカとの間の戦争状態を終結させ、両国間の平和友好条約の締結を実現させること、さらに、北朝鮮と韓国との平和的な統一を実現させることを目的として設定すべきであると思います。そして、その上で、その実現のため、実効性あるロードマップを作成し、ひとつひとつ着実に実行して行くことが大切であると思います。

    そのロードマップの里程において、重要となってくるのが、「北東アジア非核兵器地帯構想」であると思います。単に北朝鮮に対し核開発の中止を求めるのでなく、韓国や日本を含む、北東アジア全体を非核兵器地帯とすることを通じて、東アジアの平和と安定を実現して行くことが大切であると思います。

  3. 心配性 より:

    国連総会で安倍総理も、安全保障理事会改革の必要性を述べておられましたが、シリアの停戦合意は政府軍・反政府軍相互の空爆によりなし崩し的に無効になっているとのこと。安保理の常任理事国相互が自国以外で武力行使を行っている現状は、常任理事国自らの国連憲章違反であり、国連の存在意義を揺るがすものですので絶対に認められません。非常任理事国を結集して改革に当たるよう働きかけをお願いいたします。

コメントを返す

入力エリアすべてが必須項目です。メールアドレスが公開されることはありません。

内容をご確認の上、送信してください。


TOP