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2014.08.28|TALK-ABOUT [ブログ]

広島土砂災害―進まぬ警戒区域指定、次期国会の大きな課題


広島の土砂災害から1週間以上が経ちました。

70名という多くの方々がお亡くなりになり、なお行方が分からない方々も多数いらっしゃるなかで、現場では懸命な捜索や復旧活動が続いています。

今回のこの大惨事の理由の1つに、土砂災害防止法の「警戒区域」などの指定がなされていなかったということが言われています。

地形を見る限り、かなり危険な地域であると思われます。そして、土砂災害防止法が、広島での災害(1999年)をきっかけに制定されたことを考えると、どうして早く指定がなされなかったのかという思いはあります。


ただ、現実はいろいろな障害があって、特にその土地の所有者が、地価の下落を恐れて抵抗するということもあったと言われています。全国的に見ても、なかなか指定が思ったように進んでいないというのが現実です。

福岡、青森、山梨のように指定が完了している県もありますので、必ずしも法律の問題ではないという議論もあると思いますが、より指定がしやすいような工夫が法律上もなされるべきではないかと思います。

次の国会における大きな課題として浮かび上がったと思っています。

現地で懸命に捜索、復旧作業を頑張っておられる皆さんのご努力に心から感謝しながら、国会としてなさなければならないことがあるということを、改めて感じているところです。

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