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2012.09.09|TALK-ABOUT [ブログ]

農産物直売所・植物工場視察―日本農業の将来の道を示す取り組み

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少し前になりますが、4日(火曜日)に、国会がないということで、東京近辺に視察に行ってきました。

行ったのは千葉県柏市ですが、1つは農産物の直売所である「かしわで」というところに行ってきました。

ここは300平米ぐらいのコンビニ程度の面積のところですが、多かった時には年間10億円、今は放射能の風評被害などに苦しまれていますが、それでも7億円程度の販売をしておられるということです。

こういう直売所というのはあちこちにあり、最近増えてきましたが、かなり人気を博しているようです。
その日に採れた新鮮な野菜や果物、あるいはお米が買えるということです。

それから、売る側にとっても非常にメリットがある。つまり、朝来て自分で値段を付けて、売れ残ったものは引き取るとういう形をとっているところが多いわけです。農家の皆さんにとっても、消費者の顔が直接見えるところで販売することで、作ることの喜びもそれだけ実感されるのではないでしょうか。

しかも、自分で値段を付けるため、自分の作った農産物が一体どこでどのような人に買われているのかが見えない状態ではなく、実際に見える形で、しかも高い値段をつければ売れないというなかで、真剣勝負することが、日々の農産物を作る活動の励みになるということではないかと思います。ここに1つの日本の農業の将来の道が示されていると思います。

もちろん、直売所だけではなく、インターネットでお米や野菜などを販売するということも増えてきています。これが日本の農業の活性化に大いに役立てば素晴らしいことだと思います。
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もう1つは千葉大学を視察に行きました。ここは植物、野菜工場です。

様々な野菜、トマト、レタスやその他が水耕栽培で作られています。いろいろな会社がコンソーシアムを組んでお互い競い合って、その千葉大学の場所を借りて作り、それを大学側がきちんと計測をして数値を出し、どのくらい効率的か、採算に乗るかということをデータとして出すということをやっておられました。

私も過去に、カゴメの北九州の工場や一般の農家がやっておられる温室など見たこともありますが、トマトを水耕栽培で非常に高い背のところまで作っている。その場合には、木は1年間そのまま使うわけです。そういうやり方もあれば、年に4回新しい木を植えて、収穫したらいっぺんに取ってしまうというやり方もある。いろいろなやり方があるわけで、どれがいろいろな条件に一番合っているかを検証しているということでした。

すでに、一般の販売所、あるいはジュースなどの生産にも使われているものがかなり出てきているということで、将来の農家の少子化・高齢化のなかで、こういった植物工場というのは、日本の農業の大きな方向性の1つだと思いました。

世界各国も非常に関心を持って日本のハイテク農業を見ているということで、システムの輸出産業としても有望視されるということだと思います。

いずれにしても、最も管理の厳しい植物工場は、シャワーで手だけではなく全身を洗って、工場の中に入る。昼休みに出てきて外で食事をすれば、またもう1回シャワーを浴びて全身を洗ったうえで入るということでした。

一旦外から害虫などを持ち込まれると、全体がダメになってしまう。農薬を全く使っていないわけですから、そういう厳しい品質管理の中で作業が行われているというのも、非常に興味深いものがありました。

最後に、採れたレタスを1玉もらって帰りましたが、非常に美味しく頂き、素晴らしいレタスだったことも、あわせて申し上げておきたいと思います。

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