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2011.12.28|TALK-ABOUT [ブログ]

米国訪問-シリコンバレーとワシントン刺激を受ける


先週(12月18日~23日)、アメリカに行ってきました。

まず、18、19日の2日間、サンフランシスコに行き、シリコンバレーを回ってきました。これは、日本にいる米国のルース大使から、かねがね一度シリコンバレーを見ないかと言われていて、そのお誘いに乗る形で訪問しました。

ルース大使は、大使になる前にまさしくシリコンバレーの様々な企業、グーグルやフェイスブックも含めた企業と早い段階でコンタクトを取り、そういった企業を育て上げる弁護士事務所の共同経営者でした。

話には聞いていましたが、シリコンバレーには新しい発見もたくさんありました。

1つは、シリコンバレーというと、どうしてもグーグルやアップル、フェイスブックといったIT関係の企業を思い浮かべてしまいますが、新エネルギーやバイオなど、いろいろな技術を持ったベンチャー企業が活動しているということです。

もう1つは、そういったベンチャー企業が育っていくための、法律的あるいは経営的なバックアップを法律事務所や会計事務所が担い、スタンフォード大学やカリフォルニア大学バークレー校などで、そういった種が生まれ、いろいろな国から新しい種を見つけるために、多くの人がそこにいること。つまり、そういう仕組みが出来上がっているということだと思います。

日本も同様のものがあれば素晴らしいと、若者にもいろいろな夢を持ってもらうことができるのではと思いますが、なかなかこれだけのものを作るのはそう簡単ではないのではないか、正直そう思いました。

ちょっと気になったのは、会話の中でインドや韓国の企業は、このシリコンバレーで新しいベンチャーを探すために様々な努力をしているが、日本企業の影は薄いというものです。

日本にはそれだけの種があるのだから、わざわざシリコンバレーをあてにする必要はないという意見もあるかもしれませんが、最近の日本企業の韓国企業との競争状況を見ると、そうも言っていられないのではないかと思いました。

日本企業で、ベンチャー企業とタイアップした最近の例で言えば、トヨタ自動車が電気自動車のテスラ(Tesla)とともに、電気自動車を作るという提携を発表したことです。

普通に考えてはなかなか出てこないような、全く新しい技術の種がシリコンバレーにはたくさんあって、それを企業が起業し、一定の塊ができたところで――もちろん、そのまま上場するものもありますが――大企業や既存の企業が丸ごと買収して、自分のものとして更に育てていくというやり方も行われています。

いずれにしても、なかなか刺激的なシリコンバレーでした。もう1つは、ワシントンD.C.に行って、私のライフワークの1つでもある核軍縮・不拡散についての議論、米国議会の状況、米国が最近打ち出している戦略「エア・シー・バトル」という概念についての議論、そして、北朝鮮の金正日総書記が亡くなった直後だったので、そのことについて、旧知や今回初めてお会いするシンクタンクの皆さんや、元政府関係者の皆さんと意見交換をしてきました。

たまたま玄葉外務大臣と入れ違いでワシントンに入りましたので、政府関係者は避けて、シンクタンクの皆さんや、国会議員であればウェッブ上院議員やイノウエ上院議員、旧知のスコウクロフト元大統領補佐官、ハムレCSIS(戦略国際問題研究所)所長、タルボット・ブルッキングス研究所所長、その他、核の専門家の皆さんなどと意見交換をしてきました。

また、改めてお話ししたいと思いますが、非常に刺激的でした。国内ではどうしても内向きになり、ねじれ国会とかいつまでにこの法案をとか、予算委員会の審議とか、そういうことに心血を注いでいると、たまには視野を大きく広げ、グローバルに物事を考えている人たちと意見交換をすることは大変有用だなと思いました。

以前は、私は年に1回は必ずワシントンD.C.を訪れることにしていましたが、ちょっと途切れていましたので、また、少なくとも1回は行かなければいけないなと改めて感じたところです。

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