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2011.07.11|TALK-ABOUT [ブログ]

岩手訪問-困難な状況でも温かい対応、かえって励まされる

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週末(7月9、10日)を利用して、岩手県の陸前高田市と大船渡市を訪れてきました。市長さんをはじめ、関係者の皆さんと意見交換をしました。

仮設住宅には多くの方が入る見通しが立って、そこは一息ついたところがありますが、いよいよ街を再建するという青写真作りが具体化していく中で、国としても基本的な方針について、早急に示すことが求められているというのが、私の実感の1つです。

また、陸前高田市と大船渡市の話を聞いただけでも、それぞれの地域事情があって、個別にそれぞれの市で青写真を描いていただくのですが、国の方針を示す必要があるものの、同時に、それぞれの地域事情を十分に反映して、市町村が中心となってやっていかないと上手くいかないだろうというのが第2点です。

やや具体的なお話をしますと、どれだけ高台に移転するのかということについて、両市の間にも温度差がありました。

「早く」ということであれば、いままで住んでいたところに、もう一度、防災や減災のための仕組みを導入した上で住むことが、より早いのかもしれません。

しかし、結局それは同じことの繰り返しになりかねず、高台に思い切って移転していくか、あるいは、市の中心部も含めてそこに移すとなると、これはかなりの費用も掛かり、それを国がきちっとみることを確約しなければなりません。

同時に、移転して新たに家を建てるといっても、「お金がないので、少なくとも、いま住んでいる土地を国に買い上げてもらいたい」という声が非常によく聞かれました。

そのためには、一定の網をかけて、個々人の判断というよりは、ある意味で強制的なところを伴った集団的な移転、そして、国による土地の買い上げといった仕組みが必要になります。

これは、もちろん法律がなければできないので、そういったことについて3次補正が出てくるまでの間に、しかし急いで議論しなければいけないと改めて感じました。

岩手県はしばらくぶりに行きましたが、初っぱなからトラブルがありました。

気仙大橋という陸前高田市の海に近い河原のところに掛かっていた橋が被災して落ちて、その仮橋が造られました。それは非常に短期間で出来て、その祝賀のオープニングセレモニーが橋の上で行われており、そこに私も行きましたが、橋に着く直前に地震があり、津波注意報が出たので、あわててそこを市長や関係者の皆さんともども引き上げて、高台にある仮設の市役所に移りました。

したがって、注意報が出ているしばらくの間は、陸前高田市の被災現場を見ることもできない状況で、そういったことが頻繁に起きていることを、臨場感を持って感じることができました。

しかし、明るい部分も見えてきました。陸前高田市の仮設店舗(「採れたてランド高田松原」)も完成して、非常に小さなコンビニ程度の大きさで、実際に被災したコンビニの跡を使っていましたが、そこに多くの農家の方々が野菜やお菓子などを作って持ち込み、営業をしていました。6月26日に、ようやくオープンしたとのことでした。

それから、お昼御飯をラーメン屋さん(「麺飯厨房・仙華園」)で食べましたが、そこも6月8日に再開されました。被災した市の中心部から高台に移って仮設店舗で営業しているというお店で、冷やし中華をおいしくいただきました。

大船渡市でも「阿部長商店」という大手の水産加工会社が、非常に立派な工場を造って間もなく今回の被災があり、何とかそれをサンマ漁が本格化する秋までに手を入れて、大船渡に上がったたくさんのサンマを加工処理できるようにしたいということで、社長以下、従業員の皆さんは一丸となってやっておられました。

最後に、大船渡市で仮設住宅を訪ねました。皆さん大変な状況にありますが、「何が一番お困りですか」と聞くと、多くの方が「いや、そんなことは言ってられない。いまは、我慢しなければいけない」とお答えになりました。

非常に狭く暑い仮設住宅の中で暮らされていて、不便で大変な状況であることは間違いありませんが、皆さんに非常に温かく対応していただきました。改めて私も感動しましたし、おまけに、私の好きなカエルをわざわざ買っておいていただいた方がいて、ありがたく頂戴してきました。

いつも被災地に行くと、かえって励まされることが多く、今回もそうなりました。

両市長や漁協などの関係者の皆さんから、いろいろなご要望もいただきました。そういったものは、誠意を持ってしっかりと議論したいと思います。

2次補正予算も金曜日(15日)には国会に提出されます。早くこういうものを通して、本格的な復興予算である3次補正に向かわなければいけないと思った次第です。

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