ホーム > トピックス > TALK-ABOUT [ブログ] > マニフェスト検証-出来ないことは謝り、よりよい案を提案

トピックス

2011.02.24|TALK-ABOUT [ブログ]

マニフェスト検証-出来ないことは謝り、よりよい案を提案


今日はマニフェストの検証について、少しお話したいと思います。

私の三重県伊勢市での発言(2月20日)が、新聞などでも報じられています。

マニフェストの検証作業はこれからスタートしますが、私はその責任者ですから、あまりいろいろなことを前もって言うべきではないと思いますが、個人的な考え方を伊勢市で述べさせていただきました。

まず、マニフェストについては、多くのことが実現していることは強調したいと思います。

最近、小児科や産婦人科の医師不足の問題、緊急医療の問題は、以前と比べてやや報じられることが減ったと感じられる方もいらっしゃると思います。

実は、昨年の診療報酬の改定の際に、もちろん不十分ではありますが、一定の配慮をさせていただいた成果が、じわじわと効き始めているという見方も出来ると思います。

あるいは、長妻前厚労大臣に言わせると、年金の問題も相当進展しました。高等学校の授業料無償化も実現しました。

私が外務大臣のときに取り組んだ、密約や情報公開の話も、ときどき定期的に外務省が行う情報開示のことがいろいろ報じられています。政権交代しなければ、これだけ微妙な情報が外に出ることを決断出来なかったと思います。

いろいろなことをやってきている中で、そのことをしっかり伝えることが必要だと思います。そのうえで、1年半やってきて、予定通りいかない、少なくとも、この任期4年の中で実現出来ないものも出てきていることについて、きちんと理由を説明して、謝るべきは謝り、ここまでならしっかりやりますと伝えるべきではないかと考えています。

出来ないことが明らかになったことについては、いつまでも、それが100%出来るかのような印象を与えていることは、有権者に対して、私は正直ではないと思います。

例として挙げたのが、高速道路無料化と子ども手当の問題です。

高速道路無料化は、もちろん、それが実現できれば望ましいと考えていますが、実験を始めてみて、あちこちで渋滞が発生するというなかで、そういう箇所で無料化が望ましいかどうかは判断が必要だと思います。

私の地元でも、東名阪自動車道の渋滞が毎週のように言われています。「料金を下げたけど渋滞で動けない」では本末転倒ではないかと思います。

あるいは、限られた予算をどう使うかが問題ですから、無料化の際には、新しい高速道路を造るのは制限することがあったはずです。しかし、そのことはあまり語られていません。不利な情報は言わないということかもしれませんが、誠実ではありません。

しかし、一方で、高速道路をもっと造ってほしいという声もある。私の地元で言えば、三重県の5区、南の方ですが、尾鷲や熊野といったところにまで、「是非高速道路が欲しい。そうでないと、(移動に)あまりにも時間がかかり過ぎる。いろいろな第1次産業の産物、魚や農産物についても、市場に届けるのに時間がかかる」という話があります。

そういった地域の要望についてすべてを聞くことは出来ませんが、ある程度配慮をせざるを得ない。そうすると、無料化するのか、あるいは、追加的な高速道路をある程度作っていくのか。あるいは、地方の道路整備をもう少し進めていくのか。これは、限られた予算の中での選択肢の問題です。

そういうことについて、もう一度きちんとした議論が必要であると思います。結果として、無料化が一部にとどまるということがあるかもしれません。あるいは、無料化ではなく、料金の低減にとどまるかもしれません。それはそれで、きちんと説明すべきだと思っています。

子ども手当も、私は1万3000円必要だと考えていますが、野党各党は、子ども手当に対してかなり批判的です。そういう中、ねじれ国会の中で、どこまで実現できるかという問題もあります。

100%実現するのがいいですが、しかし、野党との間で、どうやってそれを実現に導くのかということに対する答えがないまま、とにかく全部やれというのは、私は誠実な態度ではないと思います。

加えて、現物給付とのバランスもあります。来年度予算においては、現物給付に対するかなりの手当てはなされていますが、いずれにしても、現金給付と保育所や学童保育、その他のいろいろな子育て支援策のバランスをどう取るのかという問題でもあります。

そして、全体としてどのくらいの予算を子育てに投じていくのかといったしっかりとした議論も行って、有権者の皆さんに、我々が当初マニフェストで謳ったことが100%出来ないとしても、よりよい案として提案することが、有権者の皆さん、国民の皆さんに対する誠実な態度ではないかと思っています。

このマニフェストの議論は、しっかりとやっていきたいと思います。

※ブログの動画版はこちら



コメントを返す

入力エリアすべてが必須項目です。メールアドレスが公開されることはありません。

内容をご確認の上、送信してください。


TOP