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2007.09.25|TALK-ABOUT [ブログ]

ミャンマー――長年の軍政への不満・抗議が出てきた


myanmar
ミャンマーにおいて、かなり僧侶や市民の抗議活動が継続的になされています。

私がミャンマーに行ったときに、ガソリン価格が5倍とか7倍に値上がった、そういう決定がなされ、かなり大きな問題になるだろうと言われていましたが、そのことを1つのきっかけに、長年の軍事政権に対する不満、そして抗議、そういうものが出てきたのだと思います。


ミャンマーでは、僧侶は大変尊敬されていますので、その僧侶が先頭に立って抗議活動しているということは、これを力で抑えようとすれば、さらなる抗議活動の過激化を招くことが予想されるわけで、かなり大きな事態になりつつあるのかなという感じはします。

そもそもは、選挙で示された民意、つまり、アウン・サン・スー・チーさんの党派が多数を取った直後に軍事クーデーターが起きて、今日に至っているわけです。

憲法をつくり、民主政治を導入するという約束も遅々として進まないという状況の中で、堪忍袋の緒が切れたと国民の多数が感じているというのが現状ではないでしょうか。

日本も、大きな影響力を行使し得る立場にあります。いまの軍事政権に対して、静かなる影響力を行使して、そして、民主主義に向かって着実に進むことができるように、その密かな活動を進める、そういう責任が日本政府にもあるのではないかと思います。

いずれにしても、非常に穏やかなミャンマーの人たちが、安心して生活できる国づくりが進むことを強く期待したいものだと思います。



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