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衆議院解散―盆明けから9月にかけて可能性あり

 ここ15年以上、党執行部の一員として何度も衆議院解散を経験してきました。その経験から盆明けから9月にかけての秋口解散の可能性はかなり高いと判断しています。
ただし、石破氏には渡したくないと安倍総理が考えていることが前提です。
 石破氏選出の可能性の高い党員・党友参加の任期満了総裁選挙は避ける必要があると考えると、任期満了前の辞任が不可欠です。加えて、総選挙を間近に控えた両院議員総会による総裁選であっても選挙に強い総裁が必要との議員心理が働きます。このため早めに総選挙を終えた上で、来年の春以降総裁交代というスケジュールが考えられます。
 重要な要素は、新型コロナウイルスの感染状況と都議選です。
 秋以降感染の第二波が予想されています。急激な感染の拡がりが始まれば解散は簡単ではありません。そのリスクがある以上、11月以降の冬の解散は避けざるを得ません。他方で、来年の都議選(前回は7月2日投票)のことを考えなければなりません。その前後数カ月は、国政選挙は避けてほしいというのが公明党の従来のスタンス。そうすると秋口以外は来年の予算成立後のピンポイント位しか解散のタイミングはありません。

 安倍総理の不支持率が支持率を上回っており、解散はないとの声もあります。しかし、3年前の7月の安倍政権不支持率(NHK)は、48%で支持率は35%、本年6月はそれぞれ49%、36%でよく似ています。3年前に安倍さんが解散したのは不支持が上回った2か月後の9月です。この間国会が閉会されていたことも同じです。コロナ感染の状況も気になりますが、今程度であれば都知事選挙もやっている訳ですから可能でしょう。
 
 また、11月のアメリカ大統領選でトランプ氏が再選されないことになる可能性、10月にオリンピック中止が決まる可能性などの安倍総理にとってのマイナス要因を考えると「それまでに」ということになる可能性は高いと思います。
 そのこともあって、旧民進勢力を中心とした野党勢力の結集はどんなに遅くとも7月中には完了し新たなスタートを切らなければならないと思っています。結集にあたり理念や政策も重要です。しかし、同じ党で20年以上やってきて根本的な違いがある訳ではありません。必要なことはリーダーのもとにまとまるという当たり前のことができなかったことを反省すること。そして、党が分かれてしまったのは前回総選挙の時の信じられない不手際。その後の心理的葛藤や小さな対立をこれまで乗り越えられなかったことを真剣に反省し、国民にお詫びをした上で再結集すべきです。地元を回っていても野党がバラバラであるということに対する失望は強く、なぜ再結集できないのかとのおしかりをいただきます。日本の将来のために政権交代可能な政治をめざすという大局観に立って立憲民主、国民民主両党執行部には決断を求めます。漫然と時間を費やし解散総選挙をバラバラの状況で戦うことになれば有権者の期待を大きく裏切ることになります。




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