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2014.09.18|夕刊フジ

民主の新体制発足 内閣も新体制、骨太の論戦挑む(夕刊フジコラム「ズバリ直球」14年9月18日号)

 安倍晋三首相による内閣改造・自民党役員人事から2週間が過ぎた。人事はトップがさまざまなことを総合判断して決めるもので、あまり軽々に批評すべきではない。ただ、岸田文雄外相が留任したことは、日本の外交、国益という観点から、よかったと思う。

 外相は、日本の外交政策を立案するとともに、要人を日本に招いたり、外国を訪問したりして、外相や首相などと協議・交渉を行い、友好・信頼関係を深めるのが仕事だ。私も経験したが、各国の外相らと何度も会うことで、相手が何を考えているか理解でき、信頼関係も築きやすくなる。外相が短期間で交代することは、明らかに国益を損なう。

 党役員人事では、総裁経験者の谷垣禎一氏が幹事長に就任した。この人事を予想した人はほとんどいなかったと思うが、二階俊博総務会長とともに、穏健保守の重鎮を起用したことで、安倍首相に近い人が居並ぶ内閣や官邸とは色合いが違うものとなった。

 谷垣氏は見識あるベテラン政治家で、党利党略ではなく日本のためにどうすべきか、そういう話ができる人だと思う。また、二階氏は気配りの人であり、党内ににらみも利く。二階氏を党内最高意思決定機関である総務会のトップに据えたことで、安倍政権の安定感は増すのではないか。

 さて、16日、民主党の新体制がスタートした。枝野幸男氏は今まで一緒に仕事をする機会も多かったが、能力・人柄ともに申し分ない人材で、まさしく困難なこの時期の幹事長として適任だ。ベテランの川端達夫国対委員長、若手ホープの福山哲郎政調会長もいい人事だ。

 私も、海江田万里代表から、代表代行として支えてもらいたいとの依頼があった。特に、遅れている国政選挙の準備を担当するようにとのことだった。魅力的な候補者の擁立、他の野党との候補者調整など、やるべきことは多い。政権交代可能な政治を実現することは、日本の政治にとって絶対に必要だ。全力投球したい。

 ともかく、今月末には臨時国会が召集される。集団的自衛権、法人税減税や財政健全化、人口減対策など、議論すべき課題はたくさんある。新体制となった安倍政権に対し、骨太の論戦を挑んでいきたい。 (民主党代表代行)




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