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1999.11.18|マスコミ

貸金業規制法改正案記者発表記事

大蔵省は”のほほん”

衆院大蔵委で蔵相、反省の弁

「戦後、統制経済がなくなり、通産省は『国民のサービス官庁になる』と努力した。だが大蔵省は、統制法規や護送船団方式があるから『のほほん』としてい た。」宮沢喜一蔵相は10日の衆院大蔵委員会で、金融自由化の遅れが銀行の競争力低下を招いたと指摘した岡田克也氏(民主党)に対し、大蔵官僚の意識改革 が遅れたと、”反省の弁”を述べた。

蔵相は「(以前は)米国などからの金融自由化の圧力が弱く、護送船団方式が、生き延びてはいけないほど長期間生き延びた」と指摘した。さらに、1985年 のプラザ合意後の金融をめぐる環境について、「行政がどのように間違ったか説明されなければならない。役所自身が客観的にできるか、少し時間がかかるかも しれないが、どうしてもなされなければならない大事な問題だ」と語り、解明していく考えを示した。




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