トピックス

2016.02.03|TALK-ABOUT [ブログ]

予算委─甘利問題、選挙制度、軽減税率を議論、答弁は相変わらず

img_3086_2
 


先ほど予算委員会の60分の質問が終わったところです。今回中心になって議論したのは、3点。

1つは、甘利前大臣の政治とカネです。

この点、大臣室で50万円を受け取ったことについて、甘利前大臣は、政治資金規正法にのっとって適正に処理したと言っているのですが、具体的な状況を見ると、極めて不自然で無理があるのではないかと指摘しました。

政治資金規正法に基づいて、届けられたのも3カ月後だし、そもそも渡す方は、裏金のつもりで渡しているのではないか、それを単に後で届け出たから問題ないというのはおかしいのではないかと指摘しました。

あわせて、これだけ本人も事務所も疑惑のあるなかで、そういう人が、内閣の重要閣僚として、TPPを仕切り、あるいはアベノミクスの司令塔として、権限を振るってこられた。果たして、お金で動くような政治がなかったのか、きちんと検証する責任が総理にあると言いました。


2番目は、衆議院選挙制度改革です。

総理が提案した通りに、衆議院議長のもとに第三者による調査会を作り、そこの答申が出たわけですから、それをそのまま受け入れるべきだと。自民党以外の公明党、民主党、維新の党は、基本的に受け入れると言っている。後は総理の決断だと指摘しました。

総理からは、残念ながら、明確に受け入れるという答えはありませんでした。総理には是非、自民党内でリーダーシップを発揮してもらいたいと思っています。

3番目は、消費税の軽減税率についてです。

1兆円の軽減税率は、痛税感を和らげるということがその理由となっていますが、単に痛税感、つまり消費税を払っているという痛みを和らげるために、1兆円の予算を使うのか。もっと少ない額で本当に困っている人に手当てをすればいいのではないか。

あわせて、1兆円の財源がどうなっているのか、全く示されていない。増税するのが、あるいは社会保障を削るのか。そういうことが明らかでないままに、軽減税率の話だけが一方的に一人歩きしているが、それは有権者に対して正直でない。

参議院選挙までに、1兆円について、どういう財源手当てをするのか、社会保障税削減か増税か、そのことを明確にすべきだと申し上げました。

言いたいことは相当、しっかりと主張でき、議論ができたと思いますが、きちんとした答えが返ってこなかったのはいつも通りです。



コメントを返す

入力エリアすべてが必須項目です。メールアドレスが公開されることはありません。

内容をご確認の上、送信してください。


TOP