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2014.11.11|TALK-ABOUT [ブログ]

解散・総選挙の風―大義なきごまかしなれど、徹底的に戦うのみ


いま、永田町では解散・総選挙の風が吹いています。かなり強い風です。
来週、安倍総理が海外から戻った段階で解散を決断するというもので、かなり可能性が高まりつつあるというのが私の認識です。

もちろん、最終的な決断は安倍総理に委ねられているので、現時点で決定的なことを申し上げることはできません。

私が今回の解散・総選挙を見て、まず、大義のない解散だと思います。何のために解散をいま行うのかというのがはっきりしません。


消費税を10%に引き上げることができない。そういう中で解散をする。そのことはかなりはっきりしているのですが、10%にできないことが、解散で信と問うようなことなのかどうか。むしろ総辞職すべきことではないか。

つまり、アベノミクスが上手くいかなかったということで、その責任を取って辞めるべき話ではないか。解散はお門違いだと思います。

そして、このアベノミクスの一時の熱狂が冷め、国民の皆さんからは、自分の生活は良くなっていない、むしろ苦しくなっていると、圧倒的多くの国民の皆さんがそう思っている。

しかも、円安がさらに進めば、さらに物価は上がっていく。時間が経てばより経済状況は厳しくなる。だからいま解散してしまえ、ということでは、これは「ごまかし解散」と言われても仕方がありません。

そして最後に、これは日本の大きな分かれ道になる解散だと思います。

自民党がこの解散・総選挙で過半数を得れば、国民の信任を得たということで、原発再稼働や、あるいは集団的自衛権の行使容認、そして任期4年ありますから、その中で憲法改正を含めて行っていく。そういった重要な重大な意味を持った解散でもあると思います。

大義のない「ごまかし」の、そして日本にとって将来極めて重要な、そういう解散・総選挙。民主党をはじめ野党各党が、ここはしっかり踏みとどまって頑張らなければいけない。

解散があれば、徹底的に戦うのみと思っています。

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