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2010.06.29|TALK-ABOUT [ブログ]

サミット―北朝鮮問題、二国間会談で成果、同行してよかった


週末(6月25日~28日)に、G8・G20サミットに、菅総理に同行して行ってきました。

とはいえ、G8・G20いずれも総理ご本人の出席、そして、G20の場合には、ご本人の出席で部分的に財務大臣の出席ですので、外務大臣が同席することはありません。そもそも、日本においては、総理と外務大臣が同じ会合に出ることは、非常にまれなことです。

ただ、今回は菅総理になって初めての国際会議でしたので、非常に重要であるということと合わせて、G8・G20の合間に、日米首脳会談、日露首脳会談、あるいは、日中、日韓と重要なバイ(1対1)の会談が行われますので、それに同席するために私も同行しました。

まず、G8サミットでは、もちろん菅総理は財政運営について、「強い経済、強い財政、強い社会保障」ということで、自らの考え方をしっかり述べられました。

そのことに加えて、日本側、つまり菅総理が口火を切った北朝鮮の問題に関して、難航が予想されたにもかかわらず、最終的には一定の合意が文書に盛り込まれたことは、特筆すべきことだと思います。

ロシアが最後まで抵抗すると言われ――現にそうだったのですが――、最終的には折り合いがついて、北朝鮮を間接的にではあれ非難する趣旨が宣言に盛り込まれました。いま国連安保理で、まさしく北朝鮮に対してどうするかという議論がなされていますが、このことに対する追い風にもなるような成果だったと思います。

G20も含めて、全体として非常にいい会議でした。バイの会談でも、特に菅総理とオバマ大統領の間の議論は私も横で聞いていましたが、非常にリラックスした、いいムードの中で行われたことは間違いありません。

オバマ大統領もかなりにこやかに、菅総理に対していろいろ言っておられました。実質的には35分くらいの会談でしたが、会談のあと、カメラや記者を入れて、なお15分ぐらいお2人はお話しになりました。日米同盟の重要さを再認識し、いいスタートが切れたと思っています。

私自身は、そういった会議への出席とともに、韓国の柳明桓(ユ・ミョンファン)外務大臣とバイの会談を行い、北朝鮮への対応を中心に、じっくりと意見交換をすることができました。

行って非常によかったなというのが、私の感想です。

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