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北朝鮮問題─日本のリーダーシップが必要

北朝鮮と米国の実務者協議が終了しました。北朝鮮側が「交渉は決裂した。非常に不快に思う」「米国は何も持ってこなかった」と発表したのに対し、米国側は「創造的なアイディアを持っていき、良い議論を行った」と発表する異例の事態となっています。

大統領選挙を意識して、失敗は避けたい米国側に対し、北朝鮮が主導権を持って交渉しているかのように私には見えてしまいます。これで本当に完全な非核化は達成できるのでしょうか。

10月2日に北朝鮮の弾道ミサイルが発射され、日本の排他的経済水域内に落下しました。通常よりかなり高い高度を飛翔するロフテッド軌道で発射されていますが、その射程は最大で2500kmに達する可能性があります。日本全体が射程範囲となります。かつ、新型の固体燃料推進方式の潜水艦発射ミサイルであると見られることから、日本の安全保障にとって極めて重大な脅威です。当然、国連決議にも反しています。

深刻なのは、それにもかかわらず実務者協議を予定どおり開催するなど、トランプ大統領が今回のミサイル発射を深刻に受け止めていないことです。北朝鮮がこのタイミングでミサイル発射をしたのは1つの駆け引きですが、これを容認することになってしまいました。安倍総理も、日本にとって深刻な事態であるにもかかわらず、「無条件で金正恩委員長と会いたい」というスタンスは変えていません。

ここ2年間、2度に渡り、米朝首脳会談が行われましたが、国連安保理の決議違反が常態化し、そもそも大陸間弾道弾以外のミサイルは米朝交渉の対象ですらないことが明らかになりました。その間、核開発とミサイル技術の向上が着々と進みました。日本の安全にとって深刻な事態です。

大統領選挙目当てのトランプ大統領にどこまで付き合うのか、日本の国益を実現するために再考すべき時期に来ています。まずは安保理制裁の厳格な実施に向けて、日本がリーダーシップを取ることが必要です。



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