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民進党結党大会・岡田克也代表就任記者会見(3月27日)

民進党結党大会・岡田克也代表就任記者会見
2016年3月27日(日)15時00分~15時43分
編集・発行/民進党役員室(項目ごとに編集しました)

★会見の模様を以下のURLで配信しています。

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■冒頭発言
○民進党結党大会を開催し初代代表に就任
■質疑
○「次の内閣」について
○民進党の重要政策について
○次期衆議院選挙・参議院選挙について
○野党連携について
○衆議院北海道5区・京都3区補欠選挙について
○憲法に対する民進党の考え方について
○党役員人事・挙党態勢について
○連合との関係について
○民進党の対外政策について
○憲法に対する民進党の考え方について
○社会保障と税の一体改革について
○若者世代向けの政策について
○TPPの審議について
○「民主くん」の処遇について
○新党のマーク・キャッチフレーズについて
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■冒頭発言

○民進党結党大会を開催し初代代表に就任

【代表】
 私のほうは、先ほどあいさつの中で述べたとおりですので、それ以上加
えることはないのですが、珍しく二つ失敗をしてしまいまして。
 意図したわけではないのですが、最初は民進党と「民主党」と言ってし
まうとダメだなと、「民主党」と言わないように、言わないようにと思ってい
たら、いつの間にか「新進党」になってしまいまして。随分昔の党の党名
が出てきてしまいました。
 さらに(役員人事提案で)山尾志桜里さんを飛ばしたのも意図があった
わけではないのですが、これも小さい字だったものですから、確認せず
にしゃべって失敗してしまいましたが、これもご愛嬌ということでお許しを
いただきたいと思います。


■質疑

○「次の内閣」について

【フリーランス・宮崎記者】
 「次の内閣」だが、松野さんから一言だけ言及があったが、かなり位置づ
けが変わり、今までの政調会の役員会という位置づけよりも、代表が直属
で「次の内閣」をつくれるようになった。また、党員及び国会議員でない人も、
全体の半分未満であれば、憲法の(内閣の)規定同様に、「次の内閣」のメ
ンバーになれるという形になったかと思う。これに関してのお考えと、早速で
きる「次の内閣」は、お話どおりだと100日後には本当の内閣になるが、何
かサプライズ、きょう来賓の方お三方がいらっしゃったが、党員・議員以外
でも起用するということはあるか。

【代表】
 今までもそれは可能だったと思います、代表が「次の内閣」の大臣を決め
ると。その基本構造は変わっておりません。ただ今回、規約上、「次の内閣」
を決めても決めなくてもいい。つまり、そういうものを置かなくてもいいという
ところが違いだとご理解ください。
 メンバーについてはこれから協議したいと思います。ただ、一般的に申し
上げておくと、参議院選挙までもう100日という状況の中で、維新の党から
今回民進党に来ていただいた皆さんをどう位置づけるかを中心に人事をし
たいと私は思いますので、大きく変えるということは考えていない。

○民進党の重要政策について

【NHK・花岡記者】
 代表はあいさつの中で、「政権可能な政治を実現するラストチャンスだ」と
おっしゃった。改めて代表の口から、民進党が政権交代した上で何をする
政党なのかお聞きしたい。

【代表】
 これは綱領、それから今日の結党宣言の中に明確に書いておきました。
我々は「自由」、「共生」、そして「未来への責任」、この三つのキーワードで
政策を作っていくことになります。
 大きく言うと、今の時代認識、我々が危機感を持っているのは、一つは
やはり憲法の平和主義が揺らいでいるということです。憲法の平和主義を
しっかりと、これからも守っていく、具現化していく、そういった考え方で行
かなければならないと思います。
 もう一つは経済のところですが、我々は成長は大事だけれども、それを
どう配分するかということが極めて重要だと考えています。既に民主党の
時にいろいろな政策も打ち出していますが、再分配のところに重点を置い
た経済政策。そういった再分配があって初めて持続的な経済成長も可能
になる。そういう考え方で政策を考えている。

【「ニコニコ動画」・七尾記者】
 最近の国政選挙を見てもわかるように、さまざま争点はあるものの、や
はり有権者の最大の関心は経済にあるのだという見方が多い状況にある。
今ご説明があったが、アベノミクスに対抗する、パッケージとしての新たな
民主党独自の経済政策を立てて選挙に臨むお考えについて伺いたい。

【代表】
 我々は経済成長そのものを否定しているわけではありません。経済成
長は大事だ。しかし、それをどう再配分するかということがより大事だ。そ
ういう考え方に基づいて再配分の政策を具体的に述べている。そういうも
のを一つのパッケージとしてしっかり出したいと考えています。

【フリーランス・田中記者】
 先ほど岡田代表は、富の再配分に重点を置いた政策を進めたいとおっ
しゃっていたが、民進党としては1%のための政治を目指すのか、それと
も99%のための政治を目指すのか。

【代表】
 その設定が、1%の人に富が集中しているという前提でお聞きになって
いると思いますが、アメリカは確かにそういうことはよく言われます。日本
の場合の格差というのは、1%に富が集中しているということよりは、やは
り中間層が下に落ちてしまっている、そういう格差だと私は思っています。
そこをしっかりと、もう一回中間層の厚みをつくる。それから底支え、本当
に貧困の中で苦しんでいる人達の底上げをする。そういう意味で私は「格
差の是正」「富の再配分」ということを申し上げている。

○次期衆議院選挙・参議院選挙について

【共同通信・関記者】
 代表は先ほどのあいさつの中で、衆参ダブル選挙を「受けて立つ」とい
うご発言があった。代表は常々、次期衆院選挙で政権交代を目指すとい
う考えを強調しているが、候補者擁立を進めていると思うが、現状と、今
後さらに加速する考えがあるか伺いたい。

【代表】
 現時点で190人台までは来ているということです。200ちょっと欠ける
くらいの状況です。ダブル選挙の可能性があるので、その候補者の擁
立をさらに進めていきたいと考えています。新しい党になりましたので、
公募も新たに行いたいと考えています。

【毎日新聞・影山記者】
 先ほど「勝つつもりで選挙をする」とおっしゃっていたが、岡田代表は
参院選で勝つというのはどのラインをおっしゃっているのか。あと参院
選での獲得議席の目標、少し早いが、あれば伺いたい。

【代表】
 そういう議論をし出すと非常に非生産的になりますので、私はそうい
うことは言わない、自分で判断する。

○次期衆議院選挙・参議院選挙について

【日本テレビ・原記者】
 岡田代表は今日のあいさつでも次の選挙について、「代表として全て
の責任を負って必ず結果を出す」とおっしゃった。万が一結果が出なか
った場合はどのよう形をとられるのか、改めて伺いたい。

【代表】
 私は勝つつもりで選挙をやります。ただ、代表というのは衆議院選挙
・参議院選挙、そういった国政選挙には責任を負うというのが私の持
論です。

【文化放送・山本記者】
 「勝つつもりでいる」とおっしゃったのが、次、ダブル選になった場合、
政権交代を視野にということが入るのかどうかということを確認させて
いただきたいのと、「勝つつもり」、政権交代を視野にということになれ
ば、衆議院選挙の選挙協力を具体的に進めなければいけないと思う
が、具体策などあれば伺いたい。

【代表】
 もちろん衆議院の選挙も、各党と話し合うということは必要になってく
ると思います。当然ダブル選挙になれば、我々は勝つということの意味
は、それは政権交代が視野に入っているということです。

○野党連携について

【日本ジャーナリスト会議・吉野記者】
 1月の民主党大会の時の質問と重なるが、社民や生活、それ以外の
政党との連携はいかが。

【代表】
 今、政党という意味で言うと、おっしゃった社民、生活が具体的に挙が
ると思います。それぞれいろいろなお話はしていますが、我々の新しい
党に加わっていただくということになると、やはり理念・政策が一致しな
ければなりません。現時点では社民、生活がこの新党に加わるというこ
とは現実には挙がっていないということは申し上げておきたいと思います。

【フリーランス・安積記者】
 式典を拝見していたが、社民とか共産とか、生活もだが、方向性が同
じような野党で、細かいことはさて置き共闘するという立場の政党から、
今回メッセージなどが届いたということはあるか。公開されていなかった
ようだが。

【代表】
 具体的なメッセージが届いているかどうかは私、承知していませんが。
届いていれば紹介したかもしれません。私は確認しておりません。事務
方に確認してください。

【日本ジャーナリスト会議・吉野記者】
 前回、民主党大会には維新の党を招待した。社民、生活を民進党と
して招待する気持ちがあったかどうかと、選挙協力はどのように行うか
伺いたい。

【代表】
 今回、お呼びしておりません。
 それから選挙協力というのは、私も入りました5野党の代表会議(党
首会談)で確認したとおりです。「国会における対応や国政選挙等あら
ゆる場面でできる限りの協力を行う」というのが合意事項です。そのと
おりです。

【IWJ・城石記者】
 先ほどのごあいさつの中で、「国民の声に耳を傾ける」という話もあ
った。うちも生中継をしていたが、「共産党を排除しないでほしい」とい
う声も来ている。先日、あらゆる選挙で共産党と協力する意思はないよ
うなことを京都のほうでおっしゃっていたが、その辺のことも含めてどう
か。

【代表】
 先ほど申し上げたとおりです。「国会における対応や国政選挙等あら
ゆる場面でできる限りの協力を行う」ということが確認されています。
それ以上でもそれ以下でもありません。

○衆議院北海道5区・京都3区補欠選挙について

【北海道新聞・津田記者】
 4月の二つの補選が民進党にとって初めての国政選挙になるわけ
だが、その重要性、位置づけを、意気込みを含めて改めて伺いたい。

【代表】
 この二つの補選でしっかり結果を出すことが参議院選挙あるいはダ
ブル選挙につながってまいります。しっかりと全党を挙げて頑張らなけ
ればいけないと思います。いずれもすばらしい候補者を擁立できてい
ますので、必ず結果を出したいと思っています。

○憲法に対する民進党の考え方について

【産経新聞・松本記者】
 新党の綱領の中で、「未来志向の憲法を国民とともに構想する」とい
う文言があるが、「憲法を護る」、あるいは「改正する」「改悪する」とい
った表現はよく耳にするが、「構想する」という表現はあまり耳なれない
表現のようにも思うが、どういう意図や思いを込めて「構想する」という
文言にしたのか伺いたい。

【代表】
 まさしく、憲法を具体的にどこをどうするかということを構想するとい
うことです。

○党役員人事・挙党態勢について

【千葉日報・石井記者】
 今日、元民主党や維新の党以外にも無所属の方も参加していた。千
葉県だと水野賢一さんが参加していたが、こうした両党に関わっていな
かった方々は、今後、公認という形になっていくのかどうか伺いたい。

【代表】
 具体的にどういう形になるかということは、これから協議して決めてい
きます。当然、地元の県連の意見も聞かなければなりません。現時点
ではそれ以上言わないほうがいいと思います。

【読売新聞・中田記者】
 民進党の挙党態勢の構築について伺いたい。代表は「もう二度とバ
ラバラになることはないという強い覚悟を持って結集した」と、今回の民
進党への結集で、「これが最後」だと発言しているが、実際に地方組織
レベルでは、過去の選挙の経緯などから旧民主党と旧維新の党の間で
まだしこりが残っているところもあるし、国会議員レベルで見ても元民主
党の方々に対する反発も予想されないこともないかと思う。路線対立み
たいなものが出てこないために、どういったことが必要になるとお考えか。

【代表】
 それぞれ経緯のある話ですから、若干そういった、特に地方レベルで
いろいろな問題があることはわかりますが、いろいろなものを乗り越えて
いかないと、何のために我々は政治をやっているのか。それはやはり自
民党に代わる、政権を担える政党をつくるために我々は政治をやってい
るわけなので、その大きな目標に向かって、お互い小異を捨てて大同に
ついたわけですから、そのことを徹底していかなければいけないと思い
ます。

【「FACTA」・宮嶋記者】
 挙党態勢という意味で、(結党大会での)松野頼久さんの心情吐露は私
は心に響くものがあって、随分男を上げたと思うが、この松野さんのここ
に至るまでの一連の仕事について代表はどうお考えになっているか。松野
さんが代表代行を固辞したので江田憲司さんが来たという理解でいいのか。
これは3代表代行になるわけだが、この機能分担を含めて、江田さんへ
の期待と、3代行の役割分担を挙党態勢の意味でもどうお考えになって
いるか伺いたい。

【代表】
 従来、代表代行は担務がきちんとしたものがあるわけではなくて、代表
を補佐するという意味で全体を見ていただくということが中心です。ただ、
それにプラスして、例えば長妻昭さんに「共生社会」の取りまとめをお願
いするとか、そういうことはありましたが、基本的には代表代行というの
は全体を見るということになります。
 先ほど第1回の執行役員会を開催しました。執行役員会のメンバーは
代表、3人の代表代行、幹事長、そして参議院会長、郡司彰さんです。
その中でも江田さんには代表代行、かつ従来で言う維新の党を代表す
る形で入っていただいていますので、しっかりと活躍してもらいたいと思
っています。

【「FACTA」・宮嶋記者】
 3人になるわけだが、言葉の使い方として、江田さんは代表代行の中
の筆頭という位置づけになるのか。それから江田さんにはどういうふう
に仕事をしていただきたいのか、そこがポイントだと思う。発信力もある
方なので、江田さんへの期待も含めて話を伺いたい。

【代表】
 特に代表代行3人、序列をつけているわけではありません。ただ、従
来の維新の党を代表して入っていただいているということは私も当然踏
まえて、いろいろなことをお願いしていきたいと思っています。もともとよ
く知った人ですので、あまりかた苦しくならずに、一緒にこの新しい党を
引っ張っていきたいと考えています。
 松野さんは、この間1年間いろいろな会合を重ねる中でお互いの信頼
関係を築き、そして今日にこぎつけた最大の功労者だと思います。本来
であれば新しい党の中でしっかりと役割を果たしていただきたいと思っ
ていましたが、本人が固辞されました。それは本人のお考えですからや
むを得ませんが、いつか近い将来、また党を引っ張る役割を果たしても
らいたいと考えています。

【毎日新聞・田所記者】
 今日の新党に参加した議員は、民主、維新、改革結集の4人以外で
は水野さんお一人ということでよいのかということと、今後プラスの予定
があるか伺いたい。

【代表】
 現時点ではおっしゃったとおりです。今回いろいろな方に打診したりお
声をかけたりしましたが、今日の結果が全てだとご理解ください。

【毎日新聞・田所記者】
 先日、ラジオ日本で、いつからの構想からだったかという話で、1年前
に運命づけられていたという趣旨の話があった。「運命」というところで
どういう思いで話をされたか、改めて伺いたい。

【代表】
 野党第一党の代表として、野党が分裂している状況は望ましくない。
したがって、理念・政策が概ね一致するということであれば、一つにな
るべきだと私はずっと考えてまいりました。それが今日結実して、非常
にうれしく思っています。

【NHK・花岡記者】
 人事の話だが、代表代行以外の部分では、今日発表された中では
山尾志桜里政調会長、安住淳国対委員長ということになると思う。こ
の2人を起用した狙い、目的について。特に山尾政調会長は当選2期
ということで異例の抜擢だと思うが、この点について伺いたい。

【代表】
 山尾さんは、途中1回、落選を挟んでいますが、私はかねてから注
目して、隣県だということもあって選挙の応援などにも何回も入ってお
ります。2回目の当選を果たされた後も、例えば法務委員会の筆頭理
事として非常に難しい法案の取りまとめに力量を発揮され、そしてこの
予算委員会でも保育の問題で非常に切れ味のいい質疑もされました。
私としては、ぜひ育てたい人材。実力ももちろん十分にありますが、
プラスして育てたい人材だと思って起用した。
 安住国対委員長は今まで代理として汗をかいてこられた人で、国対
委員長も既にやっておられますし、実力十分ということでお願いをした。

【日刊スポーツ・中山記者】
 山尾政調会長に関して「育てたい人材」と代表はおっしゃったが、
もうちょっと具体的に教えていただきたい。どういう意味で、どういうふ
うに育てたい人材か。

【代表】
 間違いなく、将来のリーダー候補の一人でしょう。そういう意味です。

【日刊スポーツ・中山記者】
 将来のリーダーとして育てたいと。

【代表】
 はい。
日刊スポーツで言うと……「民主くん」の話ではなかったのですか?

【日本ジャーナリスト会議・吉野記者】
 山尾政調会長が新たな目玉だと思うが、例えば江田さんを執行部
の一役に持ってくる案もあったと思うが、枝野幹事長が留任というのは
何か意図があるのか。他に代わる人材がいないということか。

【代表】
 質問の意図がよくわかりませんが、人事(権)は代表にあります。全
ての要素を判断して、私は枝野さんが最適任だと考えています。

【「FACTA」・宮嶋記者】
 岡田さんが山尾さんを選ぶとは実は私は最後まで思っていなかった。
これは岡田さんは変わったのかなとも思う。それだけ期待が大きいの
だと思うが、今のポケットチーフもブルーで、この群青は山尾さんの勝
負服というか、よく使っている色だ。ポスターも青だ。やはり山尾さんに
象徴される“女子力”というか、北海道5区も含めて、そこの意図の部
分を。民進党のカラーリングは、これでブルーに決まったとか、そうい
うことも含めて、もう少し山尾さんのことを伺いたい。

【代表】
 この青と、山尾さんはたまたまの一致です。我々、考えていく中で、
やはりこの青を民進党のイメージカラーにしようということは、今の方
向性は大体そうなっています。ただ、正式に決めたわけではない。私
もずっと青、好きです。他党との関係から言っても青が一番いいので
はないかということで、今回のポスター、それから今日の大会は青で
統一した。

【日本ジャーナリスト会議・吉野記者】
 今後、細野豪志さんを初めとした他の主要メンバーの副代表など
への役職をどういう日程で決めていくのか伺いたい。

【代表】
 人事の中身は私、申し上げるつもりはございません。ただ、日程
的にはやはり今日・明日くらいで、ある程度固めていかなければい
けない。国会もやっていますので。

○連合との関係について

【「ニコニコ動画」・七尾記者】
 連合との関係について伺いたい。連合の昨年10月の運動方針で
は、民主党との関係について、「民主党の支援を強化する」とうたって
きたが、先日話し合われた連合の民進党に対する支援方針では、
「個別政策を見定めながら連携していく」となり、従来の協力態勢を
大幅にトーンダウンさせたという見方がある。これはこれとして、民進
党としての連合との関係を今後どうされていくか、改めて伺いたい。

【代表】
 連合も組織ですから、相手が変われば、もう一回きちんと議論しな
ければいけない。そういうところがあるのは当然だと思います。ただ、
綱領も変わっておりませんし、そもそも連合も今まで全ての民主党
議員を同じ密度で応援していたわけではなくて、そこは産別ごとに
見ると濃淡があったわけです。ですから、これからも民進党の議員
に対して、連合としてそれぞれ判断をして、あるいは産別として判断
をして、選挙に対する応援というものを考えていくということだと思い
ます。

○民進党の対外政策について

【香港フェニックステレビ・李記者】
 今の政府・与党と中国との関係改善はおそらく日本にとって一番大
きな課題の一つだと考えている。代表は外相もされていたが、民進党
の中で今後中国との関係をどのように改善をして、対中政策をどのよ
うにしていくか、党の中で整合性をとったようなことは今あるか伺いた
い。

【代表】
 今までの民主党は、中国共産党対外連絡部と緊密な関係を築いて
きました。新しい党になっても、その関係はぜひ維持したいと考えてい
ます。私自身も訪中歴はたぶん25回を超えると思いますが、近隣の
重要な国でありますので、党としてもしっかりとした関係をこれからも築
いていきたいと考えています。

【SBS・チェ記者】
 日韓関係、韓日関係の改善について、民進党の基本的な方針を一
言伺いたい。

【代表】
 韓国は、私、民主党の代表として訪韓して大統領ともお目にかかって
まいりました。基本的に日韓関係、非常に重要だという認識は、新しい
党となっても全く変わりませんので、これからも緊密に連携していきたい
と考えています。

【新唐人テレビ・顧記者】
 今年1月、台湾の総統選挙で政権交代を実現した政党も「民進党」と
いう名前だ。今回名前が一緒だが、何か意味合いはあるか。また、先
ほど中国との関係については伺ったが、台湾との関係の面ではどうお
考えか伺いたい。

【代表】
 台湾の与党は、「民進党」は略称であって、「民主進歩党」が正式な名
前だと承知をしています。我々は「民進党」が正式な名前です。我々の
「民進党」と、台湾の「民主進歩党」の略称は同じなのですが、名前とし
ては違います。特にそのことに意味はありません。
 台湾との関係も、わが党としてはさまざまな連携をしてまいりました。
今までの歴史もあります。そういうものも大切にしていきたいと考えて
います。

○憲法に対する民進党の考え方について

【読売新聞・藤本記者】
 憲法改正について。憲法を「構想する」ということだが、その構想の
場である衆参憲法審査会が今後設置された場合、議論に応じる考え
はあるのかどうか伺いたい。

【代表】
 我々は議論に応じないとは言っていないのですね。ただ、一国の総
理大臣の憲法観を明確にしてもらいたいと。「GHQの素人がたった8
日間で作り上げた代物」と言ってみたり、立憲主義について間違った
解釈をしておられるのではないかと疑わせるような発言をしておられ
ます。そういうものをきちんと正してもらう。そうでないと、間違った方
向に憲法が行ってしまうということを懸念している。

○社会保障と税の一体改革について

【読売新聞・藤本記者】
 民主党時代には自公と3党合意というものを結んだが、民進党に
なってこれは破棄されたと考えるのか、引き継ぐとお考えか、どちらか。

【代表】
 我々は従来から、3党合意は重要だと考えています。ただ、自民党
のほうが、あるいは安倍総理ご自身が、3党合意を全く無視してきて
いるということも事実だと思います。消費税の引き上げを先送りする
ということを決めた時にも、事前の相談もなく、連絡もなく、総選挙の
材料に使ってしまっている。そういうことが続いておりますと、我々とし
ても、この3党合意は事実上、自民党が破棄したのではないかと思わ
ざるを得ない。それは非常に残念なことだと思います。
 我々はその3党合意、社会保障・税一体改革の考え方というのは
重要だと。そこは引き続き思っています。

○若者世代向けの政策について

【フリーランス・横田記者】
 山尾志桜里さん抜擢の理由の一つは、保育園問題を参院選・次期
総選挙で大きな争点にしたいという意思表示なのかということが一点
と、奥田愛基君の来賓スピーチと合わせると、民進党は女性を含め
て若者世代向けの政策を打ち出して支持を拡大すると、日本版サン
ダース旋風を起こすんだという狙いもあるような気がするが、その辺
について伺いたい。

【代表】
 “日本版サンダース旋風”という、その中身がよくわかりませんので、
コメントしづらいのですが、私もことし1月の代表質問で「若者、若者、
若者」と申し上げたが、我々は被選挙権の引き下げも含めて、あるい
は給付型の奨学金を作ることとか、そういったことについてもう既に提
案しているし、しっかりと実現に向けて努力したいと考えています。

【フリーランス・横田記者】
 保育園問題は。

【代表】
 山尾さんには、先ほど申し上げたようなことで私としては政務調査
会長をお願いしました。保育園の問題も一つではありますが、それは
理由の一つ。そこで彼女が見せた力量というものも評価の一つだと
思います。

【日本ジャーナリスト会議・吉野記者】
 今回、党の来賓としてSEALDsの奥田君、24歳だが、今回初めて
18・19、初投票する層への訴えかけに何か取り組みで考えているか。

【代表】
 18・19歳の皆さん、18歳選挙権プロジェクトチーム、まさしく山尾
さんも含めて、わが党でチームをつくって対応しているところです。そ
の動きをさらに加速化させたいと考えています。

○TPPの審議について

【日本農業新聞・西野記者】
 後半国会ではTPPが争点になると思うが、これまで維新との関係も
あって態度がはっきりしないという声もあった。これから民進党として、
どのようにTPPの審議に臨むかということと、参院選で争点にしていく
か伺いたい。

【代表】
 現行のTPPの案が極めて問題があるということは我々、一貫してい
ます。そして自民党が「TPP絶対反対」と言いながら態度を翻したこと
も、極めて問題。説明責任をしっかり果たしてもらいたいと考えていま
す。現時点で、まず国会、これから特別委員会の議論が始まりますの
で、個々の問題をしっかりと明らかにしていく。その上で協定案につい
てどうするかという結論が出てくるのだと考えております。極めて問題
があるということは、我々一貫している。

【日本経済新聞・宮坂記者】
 今の話と関連する部分もあるが、改めて、党のまとまりという部分に
ついて伺いたい。政権を目指す上で政策のすり合わせを、今までも進
めてきた部分もあると思うが、基本政策をとっても、TPPや憲法、消費
税の来年4月の引き上げなど、党内の意見で温度差があるのも事実
だと思う。幅があるのはいいが、その中で一つの結論を出していくとい
うことについて、どういうふうにリーダーシップをとっていくのか。それか
ら党内の意見をどういうふうにまとめていくのか。その辺のことを伺い
たい。

【代表】
 今おっしゃったことについて、今、党の中で何か問題が生じていると
は思っておりません。一つ一つの問題について丁寧に党の中で議論し、
最終的には私が判断していきたいと考えています。

○「民主くん」の処遇について

【日刊スポーツ・中山記者】
 先ほど代表もちょっとおっしゃったが、マスコットの「民主くん」だが、
今日は党大会には来ていないが、今後どういう処遇になるのか、決
まっていることを伺いたい。

【代表】
 特に決まったことはございません。今日は、来ないように言いつけ
てありますので、来なかったと思います。おそらく党のマークが変わ
りますので、そうすると残念ながら、彼が公認の位置づけだというこ
とにはならないと思います。ただ、非公認の生活が長かったので、
別に非公認になってもめげることなく、しっかり活動してくれるのでは
ないかと思います。改名についても本人が考えているということなの
で、私としてはその本人の決断を待っているところです。「進くん」と
いう名前に変えるということですね。こちらは強制しておりません。

○新党のマーク・キャッチフレーズについて

【共同通信・関記者】
 党名の浸透について伺いたい。「民主くん」の話も出たが、ロゴマ
ークの決定も近くあるということだが、現時点ではまだ行われてい
ない。綱領や結党宣言には、「自由」「共生」「未来への責任」という
キーフレーズが入っているが、民主党政権交代時には「コンクリー
トから人へ」といったキャッチフレーズもあった。新しい党を浸透さ
せる上での基本的な考えと、そういったキャッチフレーズなどを今
後考えていくことはあるか伺いたい。

【代表】
 まず党名をしっかりと理解していただくための努力が必要だと思
います。
 シンボルマークというか党のマークについては、慎重な手続を経
るということになると、1ヵ月ぐらいはかからざるを得ないということ
だと思っております。いずれにしろ党名チーム、これは江田憲二さ
ん・赤松広隆さん中心にやってきていただいたのですが、そこでこ
れから引き続きシンボルマークの決定に向けて努力してもらいた
いと考えています。
 いろいろなキャッチフレーズは、これは政策についてのキャッチ
フレーズですから、マニフェストの作成と並んで決めていくことにな
ると思います。新しい党がスタートしましたので、もうコンテンツとし
てはあるのですが、これをどうマニフェストにまとめていくかという
作業は、これから長妻代表代行を中心に進めてもらいたいと考え
ているところです。私の思い入れも随分ありますので、しっかりとコ
ミュニケーションをとりながら、いいマニフェストを作っていきたいと
考えています。




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