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岡田克也「無所属の会」代表記者会見(2月20日)

岡田克也「無所属の会」代表記者会見
2018年2月20日(火)16時32分~16時51分
編集・発行/民進党役員室

★会見の模様を以下のURLで配信しています。

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■冒頭発言
○「働き方改革」 裁量労働制をめぐる虚偽データ問題につい

○友党との統一会派を目指す取り組みについて

■質疑
○友党との連携について
○米空軍戦闘機のエンジン火災・燃料タンク投棄について
○憲法論議 9条改正・教育無償化について
○「働き方改革」 国会審議について
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■冒頭発言

○「働き方改革」 裁量労働制をめぐる虚偽データ問題につい


【「無所属の会」代表】
 私からは、まず予算委員会。きょうも集中審議が行われまし
た。「働き方改革」をめぐるデータの問題、裁量労働制に関する
データの問題です。
 このこと自身、ポイントになるデータがこれだけいいかげん
なものだったのかということに私は非常に驚くわけですが、に
もかかわらず法案を、ぜひ必要だから今国会で成立してもらい
たい、その方針は変わらないと官房長官は昨日の記者会見で言
われたわけですが、これは極めて驚きであります。
 私は今までの党内の会議で2度ほど申し上げたのですが、そ
もそも、労使が対等でない中で労働法制というものがあって、
その法律で労働者を守っている。今回の長時間労働の規制など
も、それをさらに強化しようと、こういう話だと思うわけです
が、裁量労働制というのは、いわばそこに穴をあけるもの。労
基法の規制について一部緩めるというか、青天井にする、そう
いうものであります。したがって、それがはたして適切に運用
されているのかどうかしっかりと確認することが大前提になる
はずだと思います。
 特に労働組合の存在しない、そういった働く場では、もちろ
ん裁量労働制については労使委員会をつくってそこで協議する
ということになっておりますが、運用の実態として、はたして
適切な労使委員会というものがあって、そしてそこで労使対等
の立場で議論されて行われているのかということについてほと
んど確認するすべがないような中でさらにそれを拡大するとい
うのは、普通の法制では考えられないことではないか。
 ここまで雑なやり方で拡大していくと、場合によっては働く
人にとって最低限の基準である労基法のさまざまな規制が適用
されない。そんないいかげんなことは許されないと思います。
 したがって、もう一度、現在の裁量労働制の実態についてき
ちっと把握をして、認識を共有し、その上でさらにそれを拡大
することが適切かどうかということについて議論すべきで、そ
の土台のところが、今回の数少ないデータがこれだけいいかげ
んだったということで、ほかにきちんとそれを調べるだけのも
のがないわけでありますから、そういう意味で、もう一回そこ
はやり直すべきだと考えております。
 もちろん長時間労働の規制とか新しく入った規制の部分は議
論して、手直しがあるとしても、おおむね方向性としては我が
党がかねて主張してきたことと近いわけですから、やはり法案
は別に分けて、そして規制強化の部分はきちんと議論して合意
形成すればいいと思います。
 裁量労働制などの部分については、これはもう一回そういう
基礎をきちんと確認した上で、法案を次の国会以降で出し直す
というのが本来ではないかと考えております。

○友党との統一会派を目指す取り組みについて

【「無所属の会」代表】
 これから執行役員会がありますが、きょうの「無所属の会」
の総会でも出た議論なのですが、党として他の2党、大塚さん
の言う「友党」との関係をどう築いていくのかということにつ
いて、もう一度確認したいと私は考えております。
 これはさきの両院議員総会で確認された文書、1枚紙がある
わけですが、希望については、ある程度紙をつくるところまで
行ったので、その上でさらに統一会派の結成について努力する。
立憲民主党についても努力を続けていくということが確認され
ました。つまり、統一会派をつくっていくことについて粘り強
くやっていくということが確認されているわけです。
 残念ながら希望のほうは、その議員総会の当日に、当面は統
一会派は難しいということで、交渉はこれまでだという意思表
明がありましたので、残っているのは立憲であります。私もそ
うですが、それぞれの立場で立憲との統一会派について努力を
続けているはずで、それが党の今の基本方針であって、そのこ
とはもう一度執行役員会でも念のため確認したいと思っており
ます。
 統一会派はもうできないと決めつける必要はないのであって、
しっかり努力する。そのことが常任幹事会なり両院議員総会で
確認されたことだと考えております。将来的にさらにそれを大
きな3党の固まりにしていくということは当然考えられるわけ
ですが、まずは統一会派からスタートするということについて、
これが党の決められた方針であると理解していますし、まだ水
面下ですが、さまざまな努力を私も含めて行っているというと
ころだと思います。

■質疑

○友党との連携について

【産経新聞・廣池記者】
 今のお話の中で、友党との関係をどう築いていくのかについ
てもう一度確認したいということだが、これは具体的に大塚代
表や執行部とどこでどう確認するお考えか。

【「無所属の会」代表】
 執行役員会で。考え方にずれがあってはいけないと思います
ので。

【共同通信・小野塚記者】
 関連だが、きょうの役員会で確認されるということだが、そ
れを確認しようと思った理由というのは、最近執行部から新党
についてなどの発言が相次いでいるからとか、どういった理由
で確認しようと思われたのか。

【「無所属の会」代表】
 前も言ったと思いますが、「希望との新党という、そういう話
は言ったことがない」というのが先週の常任幹事会での幹事長
のご発言だったわけですが、そういう報道がなされたりしてお
ります。しかし、それは党の何らかの機関決定を経たものでは
ありません。
 もちろん3党で固まりをつくるとか、それから「新しい党へ」
ということは党大会で確認されていますが、「新しい党へ」とい
うことの具体的中身は、民進党そのものが政策や綱領の面で新
しくなるのだということか、あるいは、ほかの党と一緒になる
ということなのか、そういうことは何も決まっておりません。
 そういう意味で、決まってないことがいろいろひとり歩きし
ているように伝えられることは、私はきちっと歩調を合わせた
ほうがいいと。そういう思いできょう確認したいと思っていま
す。

【TBS・小林記者】
 確認だが、残っているのは立憲だというような話があったが、
「無所属の会」としては希望とは一旦交渉は打ち切りで、まず
は残っている立憲と優先して交渉を進めるべきというお考えか。

【「無所属の会」代表】
 「無所属の会」というより、希望のほうから統一会派につい
て、我々は協議をすると両院議員総会で確認しましたが、その
日のうちに、あの時点では、できませんというお話があって、
その後希望が何か正式に統一会派について「こういう条件のも
とで検討し直したい」とか、そういうことは何もありませんの
で、別に「無所属の会」ということではなくて党全体として、
今さまざまなルートを通じて立憲と統一会派について水面下で
コミュニケーションをとっているというのが現状ではないかと
思っています。
 そういう理解以外の理解というのはあり得ないということは、
皆さんもよくおわかりだと思いますが。

【毎日新聞・影山記者】
 3党連携に関連して。きのう希望の党の泉国対委員長が、民
進と希望の所属するそれなりの議員が一緒になる新党というこ
とについて言及された。統一会派を飛び越していきなり新党と
いうことに希望の幹部が言及されていることについてはどのよ
うにお感じになるか。

【「無所属の会」代表】
 党としての正式な物言いではないと思います。統一会派すら、
あれだけ我が党の中でさまざまな議論があって、そしてそれを
希望はとても受け入れられないということになった。「統一会派
ができないから、それでは新党だ」というのは、それはちょっ
とあり得ない話で、少なくとも執行役員会や常任幹事会で何か
そのことが議論されたということはありませんし、先ほど言い
ましたように幹事長は明確に、「希望と民進の新党ということに
ついては、自分は言っていない」と否定されているわけです。
 そういう意味では、言われている希望の何人かの方々の片思
いなのかもしれませんが、我が党としてはそういう検討を機関
として行っていることはない、ということだと思います。

【TBS・小林記者】
 増子幹事長は一方で、3党での幹事長会談を呼びかけたいと
会見でおっしゃっている。あくまでも3党での枠組みでという
増子幹事長の発言だが、どのように考えていらっしゃるか。

【「無所属の会」代表】
 それは、できるのであれば必要なことだと思います。

○米空軍戦闘機のエンジン火災・燃料タンク投棄について

【NHK・稲田記者】
 きょう、三沢基地を出た米軍機から燃料タンクが湖に落ちて、
近くの漁師さん、数百メートル離れたところで、かなり高い水
柱が上がったと。沖縄だけでなく本土でもこういうことが起こ
っているが、それをどう受けとめているか、また日本政府はど
ういう対応をすべきとお考えになるか伺いたい。

【「無所属の会」代表】
 非常に続いていますので、ちょっと今までにない続き方、頻
度だと思います。そこが非常に問題があるし、どういう理由な
のかよくわかりませんが、しっかりと士気を高めて、人の命に
もかかわることなので、そういうことが繰り返されないように
米軍にもお願いしたいと考えています。

○憲法論議 9条改正・教育無償化について

【産経新聞・廣池記者】
 憲法改正について伺いたい。民進党の憲法調査会が立ち上が
り、これから議論を深めていくと思うが、改めて、自衛隊明記
を含む憲法9条改正についての考えと、憲法改正による教育無
償化の考え方について伺いたい。

【「無所属の会」代表】
 これから中川正春調査会長のもとで議論をスタートさせます
ので、あまり先行していろいろなことを言わないほうがいいと
思います。
 ただ、本会議、代表質問で私が申し上げたのは、憲法の平和
主義というものに対しての認識を総理に聞いたわけです。かつ
て党首討論で聞いたところ、「侵略戦争をしないことである」と、
こういうふうに言われたわけで、そこの認識が普通の認識とは
異なっていると思います。
 やはり日本国憲法の平和主義というのは、普通の国ではない、
武力行使についてはより抑制的な国であろうとする。その前提
になっているのは、かつての侵略戦争を行ったという反省。だ
から、「専守防衛」と言ってきた。単に侵略戦争をしないだけと
いうならば、これは普通の国と変わらないわけです。侵略戦争
をしていいと言う国はないはずなので。
 侵略戦争をしない国というのが日本国憲法の平和主義だとい
う、そういう認識でおられることは非常に驚きですが、そのこ
とを代表質問の時にも確認したのですが、否定されませんでし
た。
 やはりそこからきちんと認識を統一していかないと、9条の
文言上どうなったとしても、また政府の解釈を変えてやってく
ることになりかねないと思います。憲法の平和主義というもの
でタガがはまっていれば、その範囲の中でしか9条も変えられ
ないはずです。そういうことも含めて、しっかり議論する必要
があると思います。
 教育無償化は、一つの考え方であるとは思います。ただ、ど
こまでが教育の無償化か。憲法に書いてあると無条件にそれを
やらなければいけないということにもなりかねません。
 方向性はいいのですが、しかし、どこまでやるかということ
は常に議論があるところで、特に財政が非常に厳しい中にあっ
て、憲法にまで書いて最優先で、他のものをどんどん切ってま
でやることなのか、そこは一定のバランスのもとで考えていく
べきことなのか。そういう政策判断を当然行わなければいけな
い問題だと思っています。

○「働き方改革」 国会審議について

【共同通信・小野塚記者】
 裁量労働制のデータの関係と、野党の国会対応について。厚
労省のミスという形で問題が出てきたにもかかわらず、予算審
議が着々と進んでおり、野党が政府に対してけじめをつけさせ
られていない現状だと思う。この野党の国会対応について、ど
のようにお考えか。

【「無所属の会」代表】
 きょう一日、テレビが入っているところで議論しましたので、
皆さんがそれをどう報じられるか。あるいは、テレビを見てい
た国民がどう感じられるかということが非常に大事だと思いま
す。そういうことを背景に、これからの国会の戦術を練ってい
くということだと思います。
 3党、立憲と希望と我が党の協力というのは、この問題でし
っかりできていると私は思っていますので、何とか力を合わせ
て、このデータの問題、あるいは先ほど言いました、その前提
となるそもそもの裁量労働制についての実態、そういうことに
ついてきちんと国民の皆さんに訴えて、引き続き予算委員会で
議論する必要があるということをご理解いただいていくことが
大事だと思います。
 メディアの皆さんの報じ方も非常に大事なので、ぜひお願い
したいと思います。




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