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野党共闘─野党第一党としての矜持を持って、他の野党との関係構築を

民進党の代表選挙が、前原さん、枝野さん、2人の候補者でスタートしました。

現時点で、議論を見ていて大きな違いと思われるのは、野党共闘のあり方、そして、消費税の扱いではないかと思います。

まず野党共闘について、前原さんは「理念・政策が合わないところと協力するのはおかしい。基本的には全選挙区で候補者を立てる」と発言し、枝野さんは「理念・政策、主体性を守り、ぎりぎりの着地点を探して最大限努力する」と言われています。

野党共闘は、私が代表、枝野さんが幹事長の時の参議院選挙で、すべての1人区で候補者を一本化し、結果的に11選挙区で、与党候補者に勝利するという実績を残しました。もし、候補者の一本化が実現できていなければ、残念ながら、ほとんどの選挙区で勝つことにはならなかったと思います。そして、志位さんと私との信頼関係などもあって、一本化が実現したことも事実です。この共産党との関係を一度リセットしてしまうと、再構築には多大の時間と労力を費やすことになるでしょう。

衆議院選挙においても、もちろん、すべての選挙区で候補者を一本化する必要はありませんが、我が党の公認候補者がぎりぎりのところで自民党と争っている選挙区で、一本化を進めるということは、私は執行部の責任だと思います。1人でも多く仲間を増やす。努力すれば、そのことが可能であるにもかかわらず、候補者の乱立を許してしまうということは、執行部が怠慢だと言われても仕方ありません。

前原さんは、基本的に全選挙区で候補者を立てると言っていますが、結果として、与党と接戦を演じている選挙区で、一本化すれば当選可能な候補者を見す見す落としてしまうことになりかねません。おそらくその数は、30以上に上ると思われます。

もちろん、共産党とは理念・政策が違うので、政権をともにすることはあり得ません。例えば、日米安保を否定する共産党と連立政権を組めば、たちまち政権が行き詰ってしまうわけですから、あくまでも政権をともにすることはないという前提のもとで、戦術的に必要な協力、連携を行うということです。

これは、小池さんの国政政党とも同じことであり、理念・政策が合わなくても、戦術的に協力することはあり得ると思います。しかし、理念・政策が合わないのに、全面的に協力しあうということはできない。現時点では、どのような考え方を持って、国政政党としてやっていくか分からない現状において、先走ったことを言うのは慎むべきだと思います。

野党第一党として、圧倒的に大きい民進党です。各地域にそれぞれ組織も持ち、実績もあります。そのことを十分に自覚して、右往左往することなく、野党第一党としてのリーダーシップを発揮して、他の野党との関係を形作っていくことが重要だと思います。

枝野さんが、消費税の増税について、現状では上げられないと言っています。前原さんは、消費税を上げて、恒久財源をしっかり担保していくと言われています。かなり言っていることに違いがあるようですが、何が何でも予定通りに消費税を上げるとまでは前原さんも言っていませんし、枝野さんも現状では上げられないと言っているので、そう大きな差はないと思います。

私が代表の時にも、消費税について、どう発信するか悩みましたが、うかつに「予定通り消費税を上げる」と言ってしまうと、それを逆手に取って、「民進党は消費税を上げようとしているが、自民党は先送りする」と、そのことをテコにして、衆議院解散を行いかねない、そういう安倍総理だということを考えると、今の時点で、必ず予定通り上げると言ってしまうことのリスクは考えておかなければならないと思います。

いずれにしても、これから議論を重ねていくなかで、両者の異なる点がより明確になっていくと思います。しっかりいい議論を展開し、さすが民進党、立派な候補者だということが、広く国民の皆さんに認識されることを願っています。

そして、投票が終われば、どちらが勝利したとしても、しっかり協力していく、挙党体制を作り上げるということが重要だということは言うまでもありません。



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