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燃料電池車─安倍総理が旗を振れども、世界の潮流は電気自動車

安倍総理が、11日の再生可能エネルギー・水素等関係閣僚会議で、「日本は世界に先駆けて水素社会を実現させていきます」と述べ、政府一体となって取り組むための基本戦略を年内に策定することになりました。

水素エネルギーが将来の可能性を秘めたエネルギーであることは、間違いありません。ただ、私には、世界の大きな流れとは違うのではないかという気がしてなりません。

当面、水素エネルギーを使うことが想定されているのは、自動車です。「燃料電池車」と言われるもので、車に燃料電池を搭載して、水素を使って発電する。その電力でモーターを動かすというものです。しかし世界の潮流は、電気自動車です。

わざわざ一旦水素を作り、それを車に水素という形で車に導入し、水の電気分解の逆の反応で、電力を得るというのは、電池に電力を蓄えて、モーターを動かす電気自動車と比べ、いかにも効率が悪そうです。

少なくとも世界の潮流は、ヨーロッパにしても、アメリカのテスラにしても、電気自動車にシフトしている。ほぼ大きな流れはできたと思います。その中で、日本だけが政府のお声がかりのもと、燃料電池車に力を注いでいるのはリスクが高いなと、私は思っています。
もちろん、十分な根拠がないまま、安倍総理の思い込み、思い入れが、日本の自動車産業にとって、将来、大きな重荷になるのではないかということを心配しています。

将来的に、自動車以外の大規模燃料電池発電や、自然エネルギーで発電した電力を水素の形で貯蔵して、もう一度電気に戻すといったことは、技術開発によって可能性がないわけではない。したがって、水素エネルギーそのものを私は否定するつもりはありません。

しかし、国が十分な根拠なく旗を振りすぎて、本来行われるべき電気自動車や大規模電池の技術開発で、ヨーロッパやアメリカに遅れを取ってしまうのではないかと、大変気になっているところです。



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