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核兵器のない世界を目指す議員連盟(民進党非核議連) 緊急アピール

現在国連で大きな議論となっている、核兵器禁止条約に関する決議案について、本日、岡田かつやが会長を務める「核兵器のない世界を目指す議員連盟」(民進党非核議連)が緊急アピールをとりまとめ、公表しました。

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2016年10月27日

核兵器のない世界を目指す議員連盟(民進党非核議連)
緊急アピール

 現在、国連総会第一委員会において、オーストリア、メキシコなどにより、いわゆる「核兵器禁止条約決議案」が共同提出されている。この決議案は、核兵器を禁止する法的措置の交渉のための国連会議を来年開催することを決するものである。採決にあたり、我が国がどのような投票行動をとるのかが注目されている。

 我が国は広島、長崎を経験した唯一の戦争被爆国であり、核兵器の非人道性を世界に広く伝えていく使命がある。一方で、我が国はアメリカの核抑止力を前提とする安全保障政策を有している。そのため、これまで我が国は、将来的な核兵器廃絶を目指すとしてきた。

 今回の決議案の内容は、法的措置を交渉するための国連会議を開催するというものである。直ちに核兵器を禁止するというものではなく、我が国の立場と矛盾するものではない。また、度重なる北朝鮮による核実験、弾道ミサイル発射に対して、国際社会は断じて認めないという強い意思を表明するためにも、この決議案は有用である。

 以上により、今回の核兵器禁止条約決議案に対して、我が国は、できる限り賛成するべきであり、ましてや反対という選択肢はありえないと考える。
 核兵器をめぐる国際社会の現実を踏まえつつ、アメリカとのコミュニケーションを通じて、我が国の立場を丁寧に説明し、その上で、核保有国と非核保有国との間の協力を得るために建設的な貢献を引き続き果たしていくことを、安倍政権に対して重ねて求める。




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