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TPP─北海道で視察、農家の疑問に政府は真剣に答えよ

週末を利用して、北海道に行ってきました。TPPの審議に先立って、3つの場所を駆け足で訪問しました。

まず、最初に訪れたのが、江別市の「米村牧場」です。ご家族で経営されていますが、採れた牛乳の一部を、自家製のチーズ作りに活用して、チーズも製造販売されています。

特徴的なことは、補助金などに依存せずに、牛舎なども簡素ですが自前で造り、飼料もかなり自給しています。牛の分娩も自然分娩を主体にしていて、あまり手を加えないということです。

午後にお邪魔したニセコの「高橋牧場」は、かなり対極にあって、補助金を活用して、生産性が高く、効率的に牛を育てておられます。まだ建設途上でしたが、最新式の牛舎も建築中でした。最新の搾乳ロボットも導入予定です。同時に、手広くアイスクリーム、ヨーグルトやロールケーキなども直売されていて、多くの観光客が訪れて、大変にぎわっていました。

国に依存せずに自立的にやっていこうという米村牧場と、そして、国の仕組みをとことん活用してやっている高橋牧場と、やり方は、ある意味では対極であると思いました。

米村牧場の米村さんは、規模の拡大だけでなくて、食の安全を強調しておられました。高橋牧場の高橋さんは、これでうまくやっていけるか確信はない、しかし立ち止まっていては衰退するばかりなので、どんどん意欲的に新しいことに取り組んでいくと言われていました。

それぞれが、1つの考え方に基づいて牧場を経営されていて、非常に興味深いものがありました。

岩見沢でコメ作りの武田さんのところも訪問しました。大規模に、大きなトラクターを何台も抱えてやっておられますが、国内でコメが余っているなかで、TPPで輸入を増やして大丈夫かというご発言がありました。

将来は減反をやめて、飼料米を増産する、輸入米は備蓄米に回すということで、本当にコメの価格が維持されるのか心配だとの声が挙がりました。

今回の意見交換を通して、TPPに対する農家の不安は大きいと改めて感じました。国会における審議を通して、政府の十分な説明を求めていく必要があります。

ミルク工房
牧場
岩見沢米農家



コメント
  1. 日野攝子 より:

    こんにちは。個人的に東京のある場面で一度お会いする機会があり、その時の誠実なご対応にふれ政治家として信頼しております。現場の方々も私が感じたように、真剣に耳を傾けてくれている姿勢に繋がりの実感を得たと想像します。

    岡田先生、お立場は色々あると思いますが、国民が自由に望む生活を選べるように、平に情報を得れる報道への道を開いて下さい。生きてればどう頑張っても思いもよらぬ辛い事が起こる事はあります。そうなった時に、誤摩化しによる選択ミスが幾重もあっては絶望します。

    現政権の、日本人の人の良さを利用し搾り取るやり方でなく、その良さ育てる方法を考え、大きく力を注いで下さる事を願います。応援してます。よろしくお願いします。


    日野攝子

  2. 比賀江 克之 (小机山人) より:

    岡田さんの生真面目な正論には応援したいという気持ちです。与党から野党に転落して今後の展望もそんなに明るくないのが心配です。なぜ自民・公明に勝てないのか党内で真剣に議論されていることと思いますが、その内容を隠さず正直に公表することが信頼回復につながる気がします。頑張ってください。

    北海道出張の農業問題に対する報告は参考になりました。今後の国会論戦に期待したいと思います。

    京都4区の北神議員を応援しています。大学の後輩、自分の生まれ育った地元(右京区御室)などが応援理由です。

    比賀江 (京都市出身、総合商社定年退職後大学教員)

  3. BUSINESS LIBERALISMこと 松崎宣明 より:

    私は、個人的に、TPPは、ISD条項等を含む、現在の内容のままでは、ブロック経済化を招く危険があると感じています。TPP参加国がアメリカを中心とする経済圏に糾合されるのに対し、AIIB(アジア・インフラ投資銀行)参加国が中国を中心とする経済圏に糾合される可能性があります。

    世界の貿易システムに関しては、すでに1995年にWTO(世界貿易機関)が設立され、自由貿易を原則とし、もし貿易上の紛争が起これば、紛争解決機関において解決される体制が確立しています。この現行のWTO体制ではなぜ不十分なのか、TPPがなぜ必要なのか、政府から十分な説明がありません。

    日本は、中国、アメリカを始め、世界中の全ての国々との自由な貿易で成り立つ国です。性急なTPP批准は、特定利益を利し、国民全体の福利を害すると思います。

  4. kisekinohito21 より:

    民進党として政府にどのような”提言”をするのかが
    聞きたいものです。
    TPPは旧民主党も推進していたはずですが・・・・。

  5. BUSINESS LIBERALISMこと 松崎宣明 より:

    ちなみに、アメリカ大統領選挙のヒラリー・クリントン候補も、ISD条項(ISDS条項)に批判的であり、現在の内容のままでのTPPには反対の立場のようです。クリントン候補は、大統領当選後、ISD条項を削除するなど、TPPの内容を大幅に改訂する可能性があると思われます。

    TPPは、ISD条項等を含む、現在の内容のままでは、ブロック経済化を招く危険があると思います。ブロック経済化が進むと、世界経済の成長が阻害され、全ての国々にとって不利益になると思います。


    参照資料:
    “How President Hillary Could Reverse Course on TPP”, The National Interest, August 25th 2016
    http://nationalinterest.org/feature/how-president-hillary-could-reverse-course-tpp-17476

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