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2011.07.14|記者会見

民主党幹事長としての記者会見(7月14日)

岡田克也幹事長/記者会見要旨
2011年7月14日(木)16時09分~16時36分
編集・発行/民主党幹事長室

★会見の模様を以下のURLで配信しています。
http://asx.pod.tv/dpj/free/2011/20110714okada.asx
http://www.ustream.tv/channel/dpj-channel
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■冒頭発言
○今後の国会審議について
○昨日の総理記者会見について

■質疑
○昨日の総理記者会見について
○沖縄振興一括交付金について
○幹事長の服装について
○西岡参議院議長の発言について
○郵政改革法案について
○内閣支持率について
○新人議員選挙セミナーについて
○なでしこジャパンについて
○菅総理の辞意について
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■冒頭発言

○今後の国会審議について

【幹事長】今日、国会で再生可能エネルギー法案の審議に入ることになりました。明
日は2次補正が出されるということで、残る国会、いろいろと重要なテーマがそれぞ
れの委員会で議論が始まっております。特例公債法案についても財務金融委員会での
議論が行われておりまして、こういった大きな課題を1つずつきちんと、衆議院にお
ける採決、そして参議院における成立を目指して、しっかりとやっていきたいと考え
ております。各議員の皆さんも、それぞれの持ち場の中で一生懸命頑張っていただい
ていること、大変ありがたいことだと思っております。

○昨日の総理記者会見について

【幹事長】総理が昨日、原発に関する考え方について記者会見を開かれて、いろいろ
お述べになりました。それは「脱原発」という言い方はしておられませんが、原発依
存度を段階的になくしていくということで言われたわけであります。いろいろな評価
はあり得るかと思います。もちろん、原発に対する考え方あるいはエネルギー政策
は、国の基本的な政策、根幹の政策でありますので、これから専門家も交えてしっか
りとした骨太の議論を行いながら結論を見出すべきことで、総理が結論的なものを、
決定的に言われたわけではないのですが、かなり先取りして言われたことについて、
いろいろな議論もあるかと思います。
 ただ、あの会見は、私、直接見てはおりませんが、会見録などを見ておりますと、
やはり総理の強い思いというか、つまり3月11日以降の数日間、あるいは数週間
は、まさしく今まで日本の総理大臣が経験したことのない大変な事態であったと。場
合によっては、それは大きな被曝につながりかねない、もちろん、今回のこともそう
なのですが、それに数倍するチェルノブイリ並みの広範囲な厳しい状況ということも
あり得たわけで、レベルは同じとはいえ、放射線の放出量は、福島第一の場合には
チェルノブイリとはかなり差があるわけです。そういった中で総理大臣として、まさ
しく国益、国民の利益をかける形で厳しい判断を強いられた。その総理大臣として、
これだけは言っておきたいということで、総理の思いを述べられたものだと、私は理
解しております。
 その総理の思いも1つの材料にして、これからしっかりと原発のあり方について議
論が行われていくことを期待したいと思っております。

■質疑

○昨日の総理記者会見について

【週刊金曜日・伊田記者】段階的に原発への依存度をなくしていくことについて、
しっかり議論をされるということだが、政府とは別に、党としてそういう検討をする
審議会を設けるつもりか。

【幹事長】審議会というよりは、政治家同士の議論でしょうね。いろいろな専門家の
意見も聞きながら。それから政府のほうも当然、これは人選なども含めてしっかりと
した議論の場をつくらなければならないと思います。ただ、それが現総理のもとで行
われるのか、それとも新しい体制で行われるのか、これは政府の決めることだと考え
ております。

【朝日新聞・野上記者】総理は原発依存を減らしていく考え方を示されたが、それに
向けての具体的なプロセスや時間軸は示されなかった。自ら退くことを表明されてい
る総理が具体的な手順に踏み込まなかったことは、新政権を縛らないという意味で評
価できることなのか、あるいはそうした考え方を示す以上、そのプロセスも含めて示
したほうがよかったとお考えか。

【幹事長】今のご質問については、先ほどお答えしたつもりです。

【日経新聞・恩地記者】「総理の強い思いだ」という言い方をされたが、これは政府
としての方針、あるいは民主党としてもそういう方針であるという認識でよろしい
か。

【幹事長】もちろん、民主党ではありません。総理大臣としての発言です。総理大臣
としての思いを述べられたわけで、そういう意味では政府の、総理の発言は尊重しな
ければならないことは当然だと思います。ただ、本格的な議論は、私はこれからだと
考えております。

【フリーランス・島田記者】今、脱原発よりも脱デフレ、脱震災のほうが重要ではな
いか。原発議論を民主党内でやることで、復興、脱不況・デフレ等に対するパワーや
能力が削がれるのではないか。

【幹事長】これは、どれを議論したらどれの議論が薄くなるという問題ではないと思
います。

【時事通信・近藤記者】総理は原発をなくす時期については言及されなかった。その
道のりを示さないならポピュリズムにすぎないという批判もある。幹事長はどのよう
にお考えか。

【幹事長】道のりを示すためには、きちんとした議論がなされなければなりません。
そういうものがない中で総理の思いを述べられたと、先ほど説明したとおりです。や
はりそれを現実に経験した、日本国総理大臣として経験した、そのことを日本国総理
大臣の言葉として残したい、そういうことだと思います。

【フリーランス・宮崎記者】まず、今日は岡田幹事長58回目のバースデーというこ
とで、おめでとうございます。

【幹事長】私にそう言ってくれたのは3人目です(笑)。

【フリーランス・宮崎記者】今日、幹事長のライフワークと言ってもいい自然エネル
ギーの法案が衆議院本会議で審議入りし、めぐり合わせとも考えられる。通産省に
入っていきなり第2次オイルショックも経験され、エネルギーと日本の国に関して思
いを馳せることが多かったのではないかと思うが、今日どうお感じになるか。
 ちなみに、プロフィール写真と同じネクタイを今日されているが、単にプロフィー
ル撮影のためにそれをされているのではないかと思うが、今、どう思われるか。

【幹事長】これはプロフィール写真のネクタイとは違います(笑)。ただ、自然エネ
ルギーということで緑のネクタイをしてまいりました。
 誕生日の話と最後の質問がうまくつながらないのですが(笑)、誕生日はさておい
て、エネルギーの問題は国策の基本の1つであります。したがって、しっかりと見通
しを持って議論が行わなければならないと思います。
 私は原子力発電について、必ずしも積極推進派ではなかったのですが、温暖化問題
を考えると原子力のウェートを高めなければならないと考え方を変えたのですが、そ
れまでは「過渡的エネルギー」という位置づけをずっとしてまいりましたし、党とし
ても、私が代表のときはそういう政策でありました。「過渡的エネルギー」というの
は、1つはリスクの大きさと、もう1つは最終処分が決まっていないことでありまし
た。それを議論していく中で、より積極的な位置づけに変え、あるいは原子力発電所
をいろいろな国に輸出することを国がもっと積極的に後押しする、こういうふうに党
としても変わってきたわけであります。
 私は、今回の事故を見ると、基本的にはやはり、もう少し慎重に考えなければいけ
ないと思います。ただ、それをどうやって埋めるのかと。その結果として温暖化ガス
の排出量がどんどん増えていく事態は避けなければならない。新エネルギーにどれだ
け期待ができるのか。そういうことについて冷静にきちんと議論して、もう1つ、省
エネルギーというのもありますが、原子力発電から次第にそのウェートを減らしてい
く具体的な絵を描かなければいけないと思います。最終的にそれをゼロにするのか、
あるいは一定程度は維持していくのかは、まさしくこれから真剣に、国民的な議論も
含めて行わなければならない問題であると考えております。

【読売新聞・石川記者】「総理の思いを述べられた」とおっしゃったが、それによっ
て原発を抱える自治体などでは当惑する声が出ている。鳩山前総理のときも普天間問
題などで「総理の思い」を具体策がないままにおっしゃって、翻弄された経験もある
かと思う。民主党の総理2代続けて、「思い」が先走って具体策が見えてこないとい
う発表の仕方について、どうお考えか。

【幹事長】今回のことは繰り返しになりますが、日本の歴史に残るような大きな災
害、福島第一原発の問題、その大きなリスク、危機に直面した日本国総理大臣として
の思いというものを、総理大臣の言葉として残したいという菅さんの判断だと思いま
す。それは私、理解できないわけではありません。総理を辞めてからいろいろ言うこ
とも可能だと思いますし、あるいは総理を辞めるときに言うということも1つだった
と思いますが、この機会を利用しておっしゃったと。国民に直接、総理大臣の言葉と
して言いたいということで、私はそのことについては、気持ちはよくわかると考えて
います。

【朝日新聞・野上記者】今日、枝野長官が「政府の統一見解というよりも、国民的な
議論を進めていこうというのが今の政府の立場だ」とおっしゃった。幹事長の冒頭発
言も同じご趣旨だと思うが、総理の発言は政府見解ではないという認識を政権の幹部
が示されることについて、政権の体をなしていないという声もあるが、幹事長はどう
お考えか。

【幹事長】先ほどから繰り返していますように、まれなる経験をした日本国総理大臣
として、その思いを述べられるということは、私はおかしなことではないと思いま
す。

○沖縄振興一括交付金について

【毎日新聞・野口記者】今年度分の一括交付金(自主戦略交付金)は省庁側の抵抗が
強くて、大きくは変えられていないと思う。先日の記者会見で、国交大臣と農水大臣
にお願いしに行くと言われていたが、お2人と意見交換されて、実現に向けての感触
はいかがだったか。

【幹事長】「大きくは変えられない」と言われることの根拠が、私にはよくわかりま
せん。

【毎日新聞・野口記者】今年度分は、基本的に継続事業についてしか一括交付金化で
きなかったことで、なかなか進んでいないのではないかという批判があったが、2人
の大臣と意見交換されて、今回の沖縄の一括交付金化をテコにして、今後進めていく
見通しがついたのか。

【幹事長】今回は沖縄の一括交付金化について総理・官房長官にお願いしたことにつ
いて、大口の予算を計上しておられる両大臣にお願いしたわけで、他の一般的な一括
交付金化について何かお願いしたものではありません。

○幹事長の服装について

【フリーランス・安積記者】幹事長、58回目のお誕生日、おめでとうございます。
「4人目」としてお祝い申し上げます(笑)。
 今年は節電ということでいろいろなところが暑いが、幹事長は会見のときにネクタ
イを外されたのは1度だけ。クールビズにはほど遠い恰好をされているのは、暑さを
お感じにならないのか。

【幹事長】どこかの週刊誌だったか何だか忘れましたが、私が会見でいつも涼しそう
な顔をしているので、きっと自分の部屋は涼しいのだろう、という記事が出ておりま
したが、もちろんそういうことはありません。私はもともとクーラーが好きではない
ので、暑いのはあまりこたえないほうなんです。ですから、体が冷えないように服を
着ているとご理解ください。本当に暑ければネクタイも取りますから。

○西岡参議院議長の発言について

【北海道新聞・舟崎記者】西岡議長が、先ほどの会見で自分の考えということでコメ
ントを発表した。菅総理に対して即刻2回目の不信任決議案と、参議院で問責決議案
を出すべきだという紙を配った。こうした西岡議長の一連の動きを幹事長はどのよう
に見ておられるか。

【幹事長】西岡議長には、時折お訪ねしていろいろ貴重なご意見をいただいておりま
す。しかも参議院の議長ですから、政党の幹事長があまり批判的なことは言わないほ
うがいいと思っております。
 ただ、やはり議長というのは公平公正な運用を求められるわけで、特定の政党の代
表である総理大臣についていろいろ具体的におっしゃることは、私は違和感は感じて
おります。
 そのくらいに留めておきたいと思います。

○郵政改革法案について

【NHK・広内記者】先ほど、日本郵政の斎藤次郎社長などが来られて、法案の早期
審議入りを求められたと思うが、一方で、下地国民新党幹事長は枝野官房長官に「今
日中に返事を欲しい。明日には審議に入ってもらいたい」と要望された。あらためて
幹事長のお考えをお聞かせください。

【幹事長】先ほど斎藤社長、それからJP労組の臼杵中央執行委員長、全国特定郵便
局長会の柘植会長と、3人お見えになりました。いろいろ意見交換はいたしました
が、明日、(法案の吊るしを)おろせとか、審議を始めろとか、そういう議論は出て
おりません。私からも国会の状況についてはよく説明はしておきました。

○内閣支持率について

【時事通信・近藤記者】時事通信の世論調査で、内閣支持率は12.5%、不支持率
は7割を超えた。各社1割台という結果が出ているが、その要因と今後の政局への影
響を伺いたい。

【幹事長】要因はそれぞれ調査されたところが分析しておられると思いますので、私
が何か述べることではないと思います。
 いずれにせよ、国会は非常に重要な局面ですので、党内的にもいろいろな動きをさ
れる方がいらっしゃいます。今大事なことは、重要な法案がまさしく国会で議論され
ておりますので、それを成立させるために全力を尽くすことであると。それが我々与
党としての責任であると思います。
 菅総理は一定の条件が整えば退陣するという趣旨のことは言われておりますので、
昨日もそのことは繰り返されました。代議士会と、そして記者会見と、この2つのこ
とをつなぎ合わせれば、もう結論ははっきりしておりますので、それを「早く、早
く」とか「いつか、いつか」と言うことではなくて、ご本人がお辞めになるとお述べ
になるまでは、しっかりと与党議員としての責任を果たしていく。そのことが求めら
れていると私は思っております。

○新人議員選挙セミナーについて

【毎日新聞・野口記者】先ほど石井選対委員長が1回生議員向けの選挙セミナーを開
いていたが、なぜこの時期にそういったものを再開するのか。“原発解散”があるの
ではないかという憶測を呼ぶことはないか。

【幹事長】そういう発想はあまり聞いたことがありません。今まで中断していたもの
を再開するということです。選挙がすぐあるなら、そんなセミナーしていても間に合
わないじゃないですか(笑)。

○なでしこジャパンについて

【日刊スポーツ・中山記者】なでしこジャパンが初めてサッカー女子ワールドカップ
決勝に進出した。チームとしての組織力とか団結力、監督や主力選手の指導力など、
今の民主党にわりと欠けている部分を持ったチームだと思うが、感想を一言いただき
たい。

【幹事長】なでしこジャパンが決勝戦に進んだことは非常に喜ばしいことだと思いま
す。私も昨日、(テレビ中継を)見ようかなと思ったのですが、さすがに時間が時間
ですので、断念して寝てしまいました。
 体力的にもかなりハンディキャップを抱えながら、すばらしい成績をおさめている
ことは国民の一人として大変うれしく思っております。やはりスポーツの世界でも女
性のほうが日本は活躍しているなと、あらためて感じております。
 それを民主党の現状に当てはめるのはなかなか無理のある話で、それについては
私、コメントすることは特にありません。

○菅総理の辞意について

【フリーランス・島田記者】幹事長は会見でたびたび「菅総理後」のニュアンスで
おっしゃることがある。菅総理は辞めるつもりは全然なくて、満期まで職務を全うす
るつもりではないかという感触を個人的に持っているが、幹事長はどのような感じを
お持ちか。

【幹事長】どういう感触をお持ちでもそれは自由だと思いますが、先ほど言いました
ように、総理はきちんと自らの考え方を既に代議士会及び記者会見において述べられ
ています。




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