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2011.06.13|記者会見

民主党幹事長としての記者会見(6月13日)

岡田克也幹事長/記者会見要旨
2011年6月13日(月)18時03分~18時30分
編集・発行/民主党幹事長室

★会見の模様を以下のURLで配信しています。
http://asx.pod.tv/dpj/free/2011/20110613okada.asx
http://www.ustream.tv/channel/dpj-channel
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■冒頭発言
○谷垣自民党総裁夫人のご逝去について
○内閣不信任案採決で棄権した議員の処分について
○当選期数の少ない議員への追加交付金について
○特例公債法案について

■質疑
○内閣不信任案採決で棄権した議員の処分について
〇追加交付金について
○特例公債法案について
○亀井国民新党代表との党首会談について
○両院議員総会の開催について
○消費税増税について
○両院議員総会への総理の出席について
○内閣不信任案採決で棄権した議員の処分について
○両院議員総会について
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■冒頭発言

○谷垣自民党総裁夫人のご逝去について

【幹事長】自民党の谷垣総裁のご夫人・佳子様がお亡くなりになったということで、
心からお悔やみを申し上げます。
身内でご葬儀をされるということでありますので、その言葉を受け止めさせていただ
き、今後また直接ご本人に対してもお悔やみを申し上げる機会があればと考えており
ます。

○内閣不信任案採決で棄権した議員の処分について

【幹事長】今日の役員会で決まったことを2つ申し上げます。
 1つは、例の処分につきまして、見直し案を役員会でご議論いただいてご了解をい
ただきましたので、明日、臨時常任幹事会を開いて、そこでご議論いただこうと思っ
ています。
 役員会での結論は、15名の投票を棄権した議員に対しまして、基本的には当選1
回生については厳重注意、それ以上については党員資格停止3ヵ月というものであり
ます。ただし、1回生の中で3名につきましては、既に予算採決に欠席して厳重注意
がなされておりますので、その3名につきましては3ヵ月の党員資格停止を行うとい
うことであります。それから欠席した中で、古賀敬章議員、三宅雪子議員につきまし
ては診断書が提出されておりますので、処分の対象にはしないということでありま
す。
 したがって、小沢一郎議員、田中眞紀子議員、内山晃議員、岡島一正議員、太田和
美議員の5名、それから先ほど言いました1回生の中の笠原多見子議員、川島智太郎
議員、三輪信昭議員の3名、合計8名につきまして3ヵ月の「党員資格の停止」。当
選1回の石原洋三郎議員、金子健一議員、木内孝胤議員、黒田雄議員、瑞慶覧長敏議
員の5名については、「常任幹事会名による厳重注意」ということであります。
 なお、「党員資格停止期間中の権利制限等の指針」(2008年12月24日、両
院議員総会承認)に基づきますと、党員資格停止処分を受けた場合には、党の役職は
解任されるということでありますが、会派の役職等については会派の定めと会派執行
部の判断に委ねるとされております。すなわち、会派執行部・幹事長の判断に委ねる
ということであります。したがって、そういった会派の役職につきましては、今国会
中は、異動は行わないこととしたいと思います。したがって、委員会の理事とか、あ
るいは委員長とか、そういった役職については、今国会中は異動しないということで
あります。
 以上が処分に関するものであります。

○当選期数の少ない議員への追加交付金について

【幹事長】もう1点は、これは先般申し上げたかと思いますが、当選期数の少ない議
員に対する追加の交付金についてであります。
 衆議院1期生・2期生、それから参議院1期生、参議院1期生というのは07年当
選組と10年当選組がありますが、そういった方々に対して、選挙も近づいている、
折り返し点に近づいているということで、追加の交付金を支給するということで、衆
議院1期生が106名、2期生が33名、参議院が07年の選挙区・比例で40名、
10年の選挙区・比例で13名ということであります。なお、衆議院のブロック単独
比例議員に対する交付は行わないということであります。
 なお、これは役員会で決定できることでありますので、この交付については、先ほ
ど言いました処分の前に決定されたということで、処分対象議員であっても、この支
給の要件に該当すれば、お金の支給はなされるということであります。

○特例公債法案について

【幹事長】私からもう1点。昨日も総理との議論の中にも出ましたが、とにかく特例
公債法案を何とか成立させたいというのが総理の強い思いであります。本来、特例公
債法案は予算と表裏一体のものでありますので、予算が成立するときには、特例公債
法案についても成立させるのが普通だと思いますが、それが衆参ねじれの中で、なか
なか実現できていないということであります。
 特例公債の発行は、いろいろなむだな予算があるからだというご指摘もあります
が、しかし、その半分は国債費、過去の借金の利払い及び償還であって、それはやは
り自民党、あるいは自民党・公明党に大きな責任があるわけであります。誰が与党で
あっても、この特例公債法を最終的に成立させないことはあり得ないことでありまし
て、これを1つのテコにしていろいろな国会運営をしていくやり方は、私は禁じ手で
あると思っております。
 今日も知事の皆さんと政府が意見交換をしておられますが、特例公債法が通らない
ことになりますと、やがて、例えば被災地の支援についてもお金が回らなくなること
になりますし、あるいは地方に対しても交付税の執行にも支障が生じる。あるいは医
療や福祉の補助金などについても、これが滞ることになるわけでありまして、私は、
ぜひここは良識を発揮して、特例公債法について今の菅総理のもとで、この国会で成
立していただきたい、そのことをあらためて強く申し上げておきたいと思います。

■質疑

○内閣不信任案採決で棄権した議員の処分について

【毎日新聞・野口記者】当初の案よりも処分がかなり軽減された理由と、小沢一郎さ
んについて党員資格停止3ヵ月という横並びだが、裁判が終わるまで党員資格停止が
あるので、実質処分は変わらないということか。

【幹事長】処分が変わらないかどうかはわかりません。裁判が明日終わるかもしれま
せん。したがって、今回3ヵ月ということで、実際にはその3ヵ月と裁判が終わった
ときの長いほうが有効であると。こういうことになるんだと思います。
 それから、前回の常任幹事会におけるいろいろな議論、あるいはそれぞれ個別にヒ
アリングした結果なども踏まえて今回の対応になったものであります。15人全員か
らヒアリングもしております。

〇追加交付金について

【フリーランス・安積記者】衆議院の選挙区選出、それから比例との重複とか、参議
院においては比例と選挙区選出というふうに、選出が違うが、そういったところで金
額の差異はつける予定か。

【幹事長】衆議院の1期生については、単独比例の方は別だということは先ほど申し
上げましたので、それを除きますと200万、2期生については100万、それから
参議院の1期生、これは裏・表(07年当選組と10年当選組)がありますが、いずれ
も200万ということであります。

○特例公債法案について

【日経新聞・恩地記者】幹事長は「何としても菅総理のもとで、この国会で成立させ
たい」と言われたが、成立にめどが立っていない状況で、例えば「この国会で成立す
る」ことを与野党で合意して、審議・採決そのものは次の臨時国会でやるという考え
方はあるか。

【幹事長】いろいろな議論をしても、要するにこれは相手のある話ですから、そうい
う仮定の議論をするつもりはありません。ただ、誰がどう考えても大義がない、採決
しないということは理由が通らないと、私は強く思っています。

【読売新聞・石川記者】仙谷官房副長官が先日のテレビ番組で、首相の退陣と引きか
えにこの法案成立を野党に約束してもらうのが重要だとおっしゃった。この認識につ
いてはどうお考えか。

【幹事長】そういう発想には、私は立っておりません。

【毎日新聞・野口記者】4月末の3党合意で、特例公債法案の成立に向けて検討を進
める前提として、子ども手当などの見直しの他に、1次補正で活用した年金臨時財源
について、2次補正の編成の際に見直しも含めて検討する、という文言が含まれてい
る。年金臨時財源の見直しについては、特例公債の成立に向けてどのように進めてい
くお考えか。

【幹事長】特例公債について、この法案を成立させる、法案にすることがきちんと決
まれば、その段階で我々、いろいろなご提案もしたいと考えております。まずは、こ
れは3党合意の中身でもありますので、子ども手当についてどう見直すかも含めて、
これはセットで、パッケージで論じられるべきものだと思います。そもそも、特例公
債法の成立をこの国会でやるつもりがないと言われてしまいますと、これは議論する
必要性もなくなってしまいますので、ぜひここは国民の立場に立って、党利党略を離
れて、しっかりと議論したいと考えています。

【時事通信・中西記者】法案成立のめどが会期内で立たなかった場合、会期延長もや
むなしというお考えか。

【幹事長】そういう“たられば”の議論は、私はするつもりはありません。
 重要なことは、特例公債法を成立させない、これをテコにしていろいろな妥協を求
めるというのは1つの手かもしれませんが、私は、特例公債法はそういったことをす
るにはあまりに大きな法案であると。
 そのことの認識を、ぜひ、国民の皆さんにわかるように、(報道関係の)皆さんも
伝えていただきたいと思います。

【NHK・広内記者】官房副長官・党代表代行を務める仙谷氏が、総理退陣と引きか
えに、特例公債法を通すべきだと言っている党内の現状について、どのようにお考え
か。

【幹事長】仙谷さんがどういう発言をされたのかは、私、直接聞いておりませんの
で、メディアを通じてということでありますので、正確に把握してはおりません。で
すから、そのことについてはコメントいたしません。
 ただ、今日、亀井さんにも言われたのですが、閣内あるいは党の役員がいろいろな
発言をしている、そういったことは望ましくないし、幹事長として、しっかり党内の
ことは対応してもらいたい、と。
 私もかねがね申し上げておりますように、総理がいつお辞めになるだとか、あるい
はそれを前提にして、その後はどうなるとか、そういう議論は絶対にすべきでないと
私は考えております。
 もちろん、私がいくらそう申し上げても、私がこう発言したとか、そういう報道も
一部にあるわけで、どこまでが本当にその発言を踏まえたものなのかという議論はあ
ると思いますが、いろいろ言葉の端々をとらえて報道する傾向がないわけではありま
せんから、よほど注意しなければならないと思っています。

○亀井国民新党代表との党首会談について

【ブルームバーグ・廣川記者】亀井さんによると、党首会談で2次補正について、総
理が7月中旬までに考え方をまとめたいという趣旨の発言をされたということだ。7
月中旬までに骨格を固めるということなのか、それとも予算案の提出なのか。そうだ
とすれば、少なくとも7月中旬まで総理が続投するという認識でよろしいか。

【幹事長】まず、その発言は、私は記憶しておりません。そういう発言がなされたと
いう認識はありません。したがって、コメントは控えさせていただきたいと思いま
す。
 ただ、総理が言われているのは、1次補正で積み残してしまった問題が幾つかある
と。そういう問題について対応が必要ではないかと、そういうふうに言っておられ
る。俗に言う「1.5次補正」というのですか、そういうことは頭の中にはあるんだ
と思っております。
 今まで、野党からご指摘をいただいた被災者生活再建支援法に基づく100万円を
超える部分でありますとか、その他いくつかの、原子力損害賠償法に基づく政府の補
償契約分1200億円を超える部分について、これを手当てすることとか、あるいは
今言われている二重ローンの問題とか、あるいは地方から声が上がっているのは、地
方交付税、特交の形でさらに積み増してくれとか、いろいろな声が上がっております
ので、そういう緊急に必要とされるものについて、次の本格的な復興予算までの間に
そういうものが必要かもしれないと。そういうことだと思います。
 いつとかそういうことは、私は総理が何かおっしゃったとは記憶しておりません。

【朝日新聞・南記者】1.5次補正とか二重ローンとか、いろいろなものを解決してい
く法案を通すには、一定の期間が必要になってくるが、そのために今国会を一定程度
延長するお考えはあるか。

【幹事長】そういったものを、はたしてやるのかどうかをまず決める、あるいは野党
の意見を聞くことが必要だと思うんですね。やるということになれば、それに合わせ
て国会を延長することも必要になってくるだろうと思いますが、これはこれからの議
論です。
 それから若干、今、国会に出されているものでも、22日には、はまらないものも
あるかもしれません。そういうものも含めて全体をどうするかということについて、
野党の意見もぜひ聞いてみたいと思っています。

【共同通信・中久木記者】1.5次補正、復旧に充てる補正予算については、今日、枝
野長官も会見で言及されたが、あくまで次の補正は菅総理のもとでやるというお考え
か。

【幹事長】そういうことは何も決めておりません。

【産経新聞・千葉記者】先ほどの亀井さんの発言について、幹事長はそういった認識
はないということだが、これは亀井さんが間違ったことをおっしゃっていることにな
る。仙谷さんの発言といい、いろいろな発言が周辺から出て、一体、何が本当かわか
らないという状況について、幹事長はどのようにお考えか。

【幹事長】亀井さんの発言について、私は記憶に残っていないということを申し上げ
たので、間違っていたかどうかはわかりません。私は、そういう発言、時期まで何か
総理がおっしゃったというのは、記憶に残っておりません。
 いろいろな人が、政治家ですからいろいろな発言をいたしますが、基本的には、そ
れは少なくとも、総理の退陣される時期、これは総理がお決めになると。周りがとや
かく言うべきではないというのが私の考え方です。

【朝日新聞・南記者】幹事長は、1.5次補正は菅総理のもとでやるか、という質問に
対して、「何も決めていない」とおっしゃったが、菅総理は週末の被災地視察の際
に、1次補正で積み残した分に関する補正での対応にかなり意欲を示されていた。こ
うした総理の思いを幹事長として支えていくお考えはあるか。

【幹事長】もちろんそれはあります。ただ、先ほどからのいろいろなご質問に答えて
いきますと、何か総理が退任される時期との関係でとらえられかねませんので、そう
いうことには一切お答えできません、と申し上げております。その理由は、先ほど申
し上げたとおりです。

○両院議員総会の開催について

【時事通信・中西記者】両院議員総会については、今日の役員会で幹事長一任になっ
たと聞いたが、開催の日取りを伺いたい。

【幹事長】先週、「来週開く」と申し上げました。そのことは重く受け止めておりま
す。ただ、開くテーマは統一地方選挙の総括でありますので、そういう前提の中で、
いつ開くのが適切かを考えていきたいと思います。そういう意味で私は一任をいただ
いております。

【朝日新聞・南記者】両院議員総会を開くと、退任時期をめぐって総理と直接やりと
りする場面で混乱する可能性がある。その点、幹事長はどのようにお考えか。

【幹事長】国民の皆さんが民主党に期待していただいている中で、そういう混乱が起
きることは望ましくありません。したがって、良識を持って、統一地方選挙の総括と
いうことで、議論はそこに集中する状況が必要だと思います。

○消費税増税について

【共同通信・中久木記者】週末のテレビで枝野官房長官が、復興財源に絡んで、消費
税について少し後ろ向きの発言をされた。これは政府の意向ととらえられかねない
が、幹事長のお考えをお聞きしたい。

【幹事長】そこで聞かれて、「私はこうです」と言わないほうがいいと思うのです
ね。これから政府・与党で議論していくことでありますので、あまり個人の意見は言
わないほうがいいと。
 ただ、従来、私、聞かれまして、消費税、所得税、法人税、いろいろな税が考えら
れると。しかし、その前提は、まず、既存のやりくりでどこまでできるかと。やれな
い部分について、国債を発行する。その国債の裏打ちとして、今言ったような各種の
税が考えられると、こう私は従来から申し上げております。なにか私の発言が、すぐ
増税するみたいに報道されたところもありますが、私の発言は先ほど申し上げたとお
りです。

○両院議員総会への総理の出席について

【中日新聞・関口記者】次の両院議員総会に総理は出席されるのか。

【幹事長】日程も含めてまだ何も決まっておりません。そういうことはこれから決め
ていくことだと思います。

○内閣不信任案採決で棄権した議員の処分について

【朝日新聞・南記者】採決前には「厳正に対処する」という方針を固められていたと
思うが、今回の処分案を見るとかなり甘い内容だ。なぜこのような甘い処分になった
のか。また、一番重い内閣不信任案の採決に対してこのような処分で、党内を掌握し
ていくことができるのか。

【幹事長】賛成すれば、これは除名であります。そういうふうに2人の議員、残念な
がら除名せざるを得ませんでした。
 欠席というのは、いろいろな理由も考えられますし、今回、ヒアリングもいたしま
した。かなり混乱状態の中で欠席という選択肢を選んだ人も多いわけであります。そ
ういうことを、個別のヒアリングの結果も踏まえながら決定させていただきました。
これでも「きつい」という意見もあります。おっしゃるような「甘い」という議論も
あります。ちょうどいいくらいだと私は思います。

○両院議員総会について

【産経新聞・千葉記者】今週開催に必ずしもこだわらないのか。議論を統一選の総括
に集中する状況が必要だとのことだが、どのような形でそういう状況をつくっていく
のか。

【幹事長】両院議員総会を開くときには、テーマを決めて開くのは当然のことです。
要求があったのは統一地方選挙についての総括ということですから、その議論をする
ということです。




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