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岡田克也代表定例記者会見

岡田克也代表記者会見
2016年7月6日(水)9時44分~10時03分
編集・発行/民進党役員室(項目ごとに編集しました)

★会見の模様を以下のURLで配信しています。

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■冒頭発言
○憲法9条改正の可能性に関する自民党・高村副総裁発言について
○参院選論点:社会保障の充実策について
○参院選論点:財政出動・補正予算について
○参院選論点:憲法について
○参院選論点:年金積立金の運用損について
■質疑
○憲法9条改正の可能性に関する自民党・高村副総裁発言について
○参院選論点:憲法について
○東京都知事選挙について
○代表選挙について
○東京電力「第三者検証委員会」報告書について
○参院選:獲得議席目標について
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■冒頭発言

○憲法9条改正の可能性に関する自民党・高村副総裁発言について

【代表】
 定例会見も選挙期間中は最後になるかと思います。
 私からは、昨日高村自民党副総裁が、9条の改正(に手をかける)と
私が言っていることは「デマの類い」であるということを言われました。
発言の撤回を求めたいと思います。
 「いや、9条について、この選挙の後、改正を手がけるようなことがな
い」ということを党副総裁として責任を持って断言されるならば、そう言
われたらいいと思います。もちろん9条改正が実現するかどうかは国
民投票によっていますから、それは誰にもわからないわけですが、し
かし、実現かどうかという意味で私が申し上げているのではなくて、安
倍総理はこれを手がけるということを申し上げているわけで、「いや、
それは絶対ありません」というならば、そうはっきりと言ってもらいたい。
言えないならば発言を撤回しろ、と申し上げたいと思います。
 もともと、副総裁がどこまで権限を持って言えるのかという問題はあ
ると思います。安倍総裁が言えば“右へ倣え”するというのが残念なが
ら自民党の現状ですので、そもそも高村さんの言っていることをどこま
で気にするのかということはありますが、一応、副総裁という肩書を持
った方の発言ですので、申し上げておきたいと思います。

○参院選論点:社会保障の充実策について

【代表】
 質問状を出したり、説明を求めておりますが、全く答えは返ってまいり
ません。
 少なくとも、一つはやはり「社会保障の充実」と既に約束されたもの。
この中で、例えば低年金者に対する給付金制度、(来年)4月1日から
動かすことになっております。それから介護保険の保険料の軽減措置、
こういったことを先送りするのか、あるいはやるのかということをしっか
りと明言する責任が、来年の4月1日のことですから、あると思います。
 私は、いろいろな準備状況から見ても、やらないのだろうなと思って
おります。春にあったような3万円バラマキみたいな、そういうことなら
できると思いますが、きちんと所得状況を把握して、そして最高年額6
万円の給付金を支払うというのは、準備に時間もかかります。今から
では間に合わない可能性が高いと思いますが、いずれにしても、そう
いうことはきちんと正直に説明すべきではないかと思います。

○参院選論点:財政出動・補正予算について

【代表】
 もう一つは補正です。規模が5兆とか10兆とか、あるいは20兆と言
う人もいるようですが、どのような規模で、何をやるのか。その中に公
共事業予算はどの程度含まれるのか、「1億総活躍」の予算はどうな
のか。そして、何より財源です。今までは「成長の果実」でやりますと
言ってきたのですが、つまり税収が予想以上に上がったような場合、
昨年はそれで補正予算を組んだわけですが、そういったことが望め
なくなっている中で、財源をどうするのか。
 私が、社会保障の充実に関しての限った話、しかも2年ないし2年
半に限った話について、最終的には、行革などをやっても足らなけれ
ば、赤字国債でもやらざるを得ないと言ったところ、「おかしい」とか、
(自民党)政調会長からは「不道徳だ」とか、そういう批判をされたわ
けですが、じゃあこの5兆とか10兆とか20兆とかいう補正予算の財
源をどうするのか。そのことをきちんと説明しないことは、私は「不道
徳」という言葉は使いませんが、「不正直だ」ということを申し上げて
おきたいと思います。
 選挙が終わったら直ちに取りかかることになるのでしょうから、その
財源も含めたきちっとした説明を求めたいと思っております。

○参院選論点:憲法について

【代表】
 もう一つは、やはり憲法9条についてどう考えているのかということ
は、説明されるべきだ。先ほどの高村さんの発言のような「デマの類
いである」という、とんでもない批判を繰り返すのはいいのですが、本
当のところ政権政党としてどうするのかということを、国民に説明する
必要があると思います。「いや、やりません」と、9条については、少な
くともこの参議院の任期、あるいは3年間、手がけることはありません
というならば、はっきり言ってもらいたいと思います。

○参院選論点:年金積立金の運用損について

【代表】
 あとはGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)、4-6月期も5
兆円程度の損が出たという話もあります。政府としては、まだ昨年度
の(損額)5兆円という数字を認めておりません。
 既に厚労大臣には数字は報告されているけれども発表しないという、
極めて異例な事態になっております。選挙に不利だから発表しない、
有利なことはどんどん言う、というのは政権政党としての立場を濫用
している、そして国民を余りにも甘く見ている、軽視している。
 そういうことも含めて、有権者の皆さんは適切に判断されるのでは
ないかと考えております。

■質疑

○憲法9条改正の可能性に関する自民党・高村副総裁発言について

【読売新聞・中田記者】
 昨日のテレビ番組の中で高村副総裁は、安倍総理が「憲法9条の
改正に関しては国民の理解が得られていない」と再三言っている、だ
から今度の選挙による国会構成になったとしても9条改正の可能性
はゼロなんだ、という理屈で説明されていた。代表が「憲法9条に手
をかける可能性は十分にあり得る」とおっしゃっていることについて、
改めて説明をお願いしたい。

【代表】
 高村さんは議論をごまかして言っておられる。
 国民の理解を得られていない、国民投票でこのままでは通らない、
だから9条改正が実現することはあり得ない、という一つの見通し。
そのことと、9条の改正を目指して手をかけるということと、全く別の
話です。
 私も、「(今度の選挙の結果によっては)国民投票を経て、9条改正
が実現する」と言ったことはありません。「(今度の選挙の結果)3分
の2を取れば、(総理は)それを手がける。9条改正を政権政党とし
て目指していく」と申し上げている。最後は、それは国民投票ですよ。
 その「目指す」ということもしないかのような印象を与えて、私の発
言を「デマの類いだ」と言っているというのは、全くのごまかしの論理。
そのことは誰もがわかることだと思います。

○参院選論点:憲法について

【北海道新聞・津田記者】
 冒頭発言で岡田代表は、「9条改正については、やらないとはっき
り言うべきだ」とおっしゃった。

【代表】
 やらないというならね。いうなら、ですよ。

【北海道新聞・津田記者】
 その部分さえはっきりすれば、他の部分の憲法改正の議論につい
ては、岡田代表は「できる」と思われるか。

【代表】
 今の自民党の憲法改正草案をベースにしている限りは、緊急事態
条項も含めて、さまざまな問題があります。私は、(安倍政権が)一番
やりたいと思っているのは9条改正を手がけることだと思っていますの
で、そのことを国民の皆さんには訴えておりますが、「他がいい」という
ことを言うつもりはありません。
 私が従来から申し上げているのは、総理の立憲主義の考え方が間
違っていると。そこをきちんと、まず説明すべきだと。従来の与野党間
の憲法改正についての話し合い、例えば中山調査会。お互い、きちん
と信頼関係に基づいて、そして立憲主義の理解などは共通の認識を
持った上で議論していた。そこに安倍さんという全く違う異分子が登
場して、違うことを言っている。そこをもう一度きちんとリセットしろとい
うことを言っている。

【毎日新聞・松本記者】
 自民党が憲法改正草案の新しいものを出してきた場合には、議論
の方向性は変わってくるということか。

【代表】
 可能性が今ないものを、私が答える必要はないと思います。

○東京都知事選挙について

【ニッポン放送・後藤記者】
 都知事選に絡んで質問したい。今、自民党は小池さんと増田さんと。
増田さん自体はまだ表明はしていないが、調整をしているという話が
出ている。一方で民進党は、松原仁東京都連会長がおっしゃるように、
まださまざまな調整が進んでいると思うが、岡田代表のほうから、この
都知事選の動きに関して、自民党の動きも含めて現状の受け止めを
教えていただきたい。

【代表】
 私は、従来から申し上げていますように、相乗りはしない。そして都
政を刷新できる人物を出す。そういう方針を示しております。

【産経新聞・松本記者】
 「相乗りはしない。そして都政を刷新できる人物」というところで伺い
たいが、ということは、仮に都政を刷新できる人物であっても、相乗り
という形態であれば推すことはできないと、そういう理解でよろしいか。

【代表】
 私の方針は、示しているとおりです。

【時事通信・小松記者】
 当時の野党5党の申し合わせ、今年の2月だったと思うが、「国会に
おける対応や国政選挙等あらゆる場面でできる限りの協力を行う」と
いう文言になっているが、この中に都道府県知事(選挙)も含まれると
いうことになるのか。

【代表】
 あの文書自身は「国政選挙」と言っていますので、直接都知事選や
その他の知事選が含まれるものではないと思います。ただ、やはりこ
こまで、この参議院選挙も4党の枠組みでやってきておりますので、
それはなるべく尊重していきたい。
 ただ、従来私が申し上げておりますように、あまり枠組みばかり重
視していると、それにとらわれ過ぎるので、やはり「人」というのが先
に来るだろうと。

【TBS・松本記者】
 都連の選対では、長島昭久さんを野党4党の枠組みの候補として
一致したという決定が出たが、この件について代表は何らかの相談
や報告は受けているか。

【代表】
 全く承知しておりません。

○代表選挙について

【毎日新聞・松本記者】
 選挙前、最後なので、また改めて伺うが、岡田代表は三重選挙区
の勝敗によって代表選に出ない可能性があると言及された。「全体と
して改憲勢力3分の2を許さない」ということを常々おっしゃっているが、
改憲勢力3分の2を許した場合、代表選に出られないということなのか、
確認させていただきたい。

【代表】
 三重県の状況は、これは私が代表というよりは友情、そして県民の
良識を信じるという中で出てきた発言で、それが全体とは切り離され
て出てきたもの、私としては発言したものです。ですから、一部メディ
アの中で、昨日も小泉進次郎さんが津でも発言されたようですが、三
重県で民進党が勝てば他は大負けしてもいいのかとか、そんなくだら
ないことを私は言っているわけではありません。
 私自身の出処進退は、私が全て決める。代表選挙も(9月に)あり
ますから、どうするかということは私が判断することだと考えております。
それ以上のことは、私は今言うつもりはありません。

【時事通信・小松記者】
 代表は、民進党の結党大会の前日だったと思うが、たしか「この選
挙で結果を出さなければ代表選挙には出ない」ということもおっしゃっ
ていたと思うが、それは今も変わらないと。

【代表】
 同じです。当然そうです。

○東京電力「第三者検証委員会」報告書について

【時事通信・小松記者】
 東京電力が昨日、民進党が抗議していた「第三者(検証)委員会」の
報告書について、民進党側に回答したと発表しているが、その辺の事
実関係、認識、把握されていたら教えていただきたいのと、見解を伺
いたい。

【代表】
 把握しておりません。聞いていません、私。

【時事通信・小松記者】
 東電側は、「当時の報告は全て当社の責任で、官邸をはじめ第三者
に転嫁する意思はない」という見解を示した上で、再調査については
応じない、「考えていない」と拒否したということだが、改めてご見解を
伺いたい。

【代表】
 党としての見解は枝野幹事長のところで取りまとめをしておりますの
で、私が特にここで言う必要はないと思いますが、ただ、「調査」をして
おきながら、その「調査」の結果は東電が負うからやり直す必要がない
というのは、全くおかしな論理であることは間違いない。現実に、事実
でないことを言ったといって我々は抗議をしているわけですから。責任
をとるって、そのことについて、どういう責任をとるんですかね。今おっ
しゃったことが事実だとすれば、全く理解不能な回答だと思います。
○参院選:獲得議席目標について

【産経新聞・松本記者】
 代表は、民主党時代になるが、今年年頭の会見で、参議院選挙の
獲得議席目標について、「心中期するラインはある」とお答えになった
かと思う。現在でも代表の心中には、何議席は獲得しなければならな
いという党としての獲得目標の数値はあるのか。

【代表】
 その後、党が新しくなったりして、少し変わっていますが、私なりに一
定のラインというのは持っております。
 なにか都知事選挙に電波ジャックされている感じですが、今、国政、
本当に日本の分岐点。非常に重要な国政選挙・参議院選挙が間もな
く投票日を迎えますので、メディアの皆さんにはぜひそのことについて、
国民の皆さんにしっかり伝わるようにご努力をいただければありがた
いと思います。誰が出る・出ないで、都知事選に話題が集中してしま
って、参議院の投票率が下がるというようなことがないように、ぜひお
願いしたい。これも一つの自民党の作戦ですから、その作戦にやす
やすと乗って協力するようなことがないようにしていただきたいと思
います。
 私の実感からすると、かなり、この参議院選挙に対する関心は、都
市部はわかりませんが、地方では高い。候補者の皆さんと話していて
も、街宣車なんか回していると、随分反応があるという話も聞いており
ます。反応が高いから勝てるかどうかは、また別なのですが。2005
年の郵政選挙なども非常に反応がよくて、人の集まりもよかったのだ
けれども、相手方はそれ以上に反応がよかった、全体の投票率が上
がったということですね。
 そこはわかりませんが、私は、言われているような低投票率にはな
らないのではないかと思っております。最後は国民の良識が示される。
幾らごまかして、そして都合のいい数字ばかり並べ立てても、国民は
しっかりと見通す。そういうふうに思っているところです。




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