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2010.12.16|記者会見

民主党幹事長としての記者会見(12月16日)

岡田克也幹事長/記者会見要旨
2010年12月16日(木)16時00分~16時43分
編集・発行/民主党幹事長室

★会見の模様を以下のURLで配信しています。
http://asx.pod.tv/dpj/free/2010/20101216okada.asx

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■冒頭発言
○2011年度税制改正大綱の閣議決定
○名古屋市長選挙への対応
○訪中について
■質疑
○訪中について
○愛知県知事選、名古屋市長選への対応
○小沢元代表の政倫審出席について
○茨城県議選についての意見交換
○「一票の格差」判決について
○検事総長の辞意
○労働組合との意見交換
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■冒頭発言

○2011年度税制改正大綱の閣議決定

【幹事長】私から何点か申し上げたいと思います。まず、2011年度税制改
正大綱について閣議決定される、あるいは、もうされたかもしれませんが、と
いうことで、経済情勢など厳しい現実がある中で、『国民の生活が第一。』と
いう基本に立って、今後予算編成も含めて一つ一つ精力的に政策を進めている
ことの表れであります。法人税率の引き下げ、地球温暖化対策税の導入など、
民主党のマニフェストに沿った中身となっております。与党としても、政府の
努力を多としたいと考えております。

引き続いて明日は、防衛大綱が閣議決定の予定であり、来週には来年度予算
案がまとまる見通しであります。重要な時期でありますが、しっかりと政府の
中、あるいは党の中での議論を行って、決めるべきものはしっかりと着実に決
めているところであります。いろいろ、こういう時期に「政治とカネ」の問題
に焦点が集まっているのではないか、という議論もあります。もちろん、重要
な問題について議論することはやぶさかではありませんが、税・予算について
着々と、政府・党一体になって行ってきている、物事を決めてきていることは
申し上げておきたいと思います。

○名古屋市長選挙への対応

【幹事長】先ほど愛知県連の牧義夫県連代表、それから鈴木克昌さんがお見え
になりまして、市長選挙についてご説明がありました。具体的名前を挙げての
お話でありましたが、私としてはまだそれは、お話は承っておくというか、お
聞きをした段階で、県連としてご本人の意向も踏まえてきちんと決定していた
だくことが、党として取り扱う前提でありますので、まずそちらのほうをしっ
かり行っていただきたいと申し上げたところであります。

○訪中について

【幹事長】3番目に、山口那津男公明党代表が訪中されまして、習近平国家副
主席はじめ要人とお会いになりました。この難しい時期に訪中されて、そして
成果を出されたことに敬意を表したいと思います。私の訪中も、年内はもうな
いということですが、なるべく早く日程を調整して訪中したいと考えておりま
す。

■質疑

○訪中について

【記者】野党である公明党の代表が習近平さんと会うということは、民主党が
仮に訪中した場合、習近平さん以上、胡錦濤国家主席とかそのクラスの会談を
要請するということでよろしいのか。

【幹事長】どなたに会うかというのはお互い相談しながら決めていくことであ
って、一方的にこちらが言う話ではありません。ただ、私としては、いろいろ
な要人の日程なども考え合わせて、年内は難しいという判断をしたものであり
ます。それ以上は、相手もあることでありますし、それから山口公明党代表も
行かれたわけですので、それ以上私はコメントするつもりはありません。

ただ、今日の某紙には、私が行かなかったことに特定の中国側の意図があっ
たのではないかという記事もありましたが、それは全くの憶測にすぎない。ち
ょっと驚いた記事でありました。

【記者】岡田幹事長は先日、中国の大使と会食しているが、その場でも訪中に
ついての詰めの話などはされたのか。

【幹事長】いろいろな話の中で、そういう話も出ております。日程を調整して、
訪中が成功に終わるようにご努力いただけるということでありました。

【記者】その会食の中で、訪中についてお話をされたということだが。

【幹事長】訪中について「も」。

【記者】訪中について以外に、今、日中について微妙な状況が続いている中で、
レアアースなど様々な問題があると思うが、どういった協議をされたのか、あ
るいは認識を共有されたのか。

【幹事長】そういった両者間で信頼関係に基づいて話したことを、詳しくお話
しするつもりはありません。ただ、私は外務大臣を務めておりましたが、外務
大臣の折にはかなりいろいろなことをきちんと主張させていただいて、しっか
り議論してきたわけですが、党ということになると、私は政府とは少し違うア
プローチがあっていいのだろうと、そう思っております。もう少し具体的な
個々の問題をどうすると、それは外交当局あるいは外務大臣が行うことであっ
て、同じような外交を党幹部がする必要はないし、それは二元外交にもなりか
ねない、そう思っています。

○愛知県知事選、名古屋市長選への対応

【記者】愛知県知事選、名古屋市長選がおそらくあると思われるが、牧県連代
表との話し合いの中で、かつて党籍のあった河村市長が改めて市長選等に出馬
した場合に、その推薦等の扱いについての話し合いは今回あったのか。

【幹事長】そういう話はありません。それから推薦ということは、これはあり
得ないわけであります。

【記者】牧さんからは当然、石田芳弘さんというお名前が出たと思うが、党本
部として石田さん、現職の衆議院議員の擁立についてはどうお考えか。衆議院
の3分の2、再可決が今後の国会運営の中で取りざたされる中で、1人でも欠
けることは今後の国会運営にも影響があるかと思うが、いかがか。

【幹事長】そういう議論は、今日はしておりません。まず、愛知県連の中で
様々な要素を考慮して、この人で行きたい、そして、もちろんその方が自らも
出馬の意思を明確に持っているということで上がってきませんと、党本部とし
ては対応のしようがありません。県連の頭越しに党本部が決めることはないと
いうことであります。

【記者】県連のほうから、石田さん本人の意思確認はいつまでに行いたいとい
う明示はあったか。

【幹事長】いや、特にそういう話は出ておりません。

【記者】石田芳弘候補が出た場合、河村たかし市長に勝てる候補だと、今のと
ころ考えているか。

【幹事長】こういう会見の場で今の質問がふさわしいかどうかですよね。そう
いう仮定の議論。まず、候補者が決まっていない、もし決まっていたとしても、
そういう言い方は、私はやはりいかがなものかと思います。どなたであれ、党
本部として最終的に推薦を決定するときに、最初から負けると思って出す人は
いないわけであります。

○小沢元代表の政倫審出席について

【記者】月曜(12月13日)の面会要請から3日経つが、面会が実現してい
ないこの状況をどう考えるのか。また、今日は午後から総理と輿石東参議院議
員会長と三者会談があったが、どういった話し合いだったのか。

【幹事長】まず、話し合いの中身を言うことはありません。それから、なるべ
く早く面会したいと思っております。いつまでもこれは、時間がかかっていい
話ではない。幹事長として面会をお願いしておりますし、そこで、役員会から
も一任を受けて、お話をする中身も大体伝わっていることだと思いますので、
しっかりとそれに対してお会いしてお話しいただくことは、いわば当然ではな
いかと考えています。

【記者】現時点で小沢氏サイドから、いつ会うとか何らかの回答はあったのか。

【幹事長】その中身を言うのは避けたほうがいいと思います。お互い信頼関係
に基づいてやり取りをしているわけですから。

【記者】明日会うかどうかについて、明日の午後、岡田さんのサイドに報告す
るという話が報道でも出ているが、岡田さんはそういう連絡を受けているのか
どうか。

【幹事長】先ほど答えたのと同じです。直前の質問にお答えしました。

【記者】会談はいつぐらいまでに実現したいか。実現しない場合に次の対応を
するということで、どのぐらいをその期限と考えているか。

【幹事長】今お待ちしている中で、そういった「会談が実現しなければ、こう
だ」ということを言うのは、私はあまり適切でないと思います。

【記者】月曜の役員会での「幹事長一任」の解釈をめぐって、いまだ党内で、
幹事長が小沢氏と会うところまでしか一任は取りつけていないと主張する方も
いる。そういった執行部の状況についてどう考えるか。

【幹事長】「お会いすることを一任される」というのは、ちょっと常識では考
えられないことですね。今までも何回もお会いしていますし、会うか会わない
かを幹事長に一任する、あるいは会うことを一任するというのは、ちょっと何
を言っているのかよくわからないことだと思います。「一任する」ということ
は、まさしく一任されたということです。

【記者】今日、官邸での総理や輿石氏との会談の中では、そういった「一任」
の内容についてもきちんと確認されたのか。

【幹事長】今日、輿石参議院会長もお入りになって三者でお話をいたしました。
何を話したかについては、私はコメントいたしません。

【記者】役員会ではこの小沢さんの問題についてはもうお話はしないというこ
とだと思う。来週火曜日には常任幹事会が予定されていると思うが、この問題
については常任幹事会で協議される考えはあるのか。

【幹事長】ご存じのように、国会に関することは役員会が決定機関であります。
したがって、常任幹事会がそこで協議し決定するものではないことは、よくご
存じのとおりであります。もちろんご質問が出れば、それにお答えすることは
あるかと思います。

【記者】ということは、報告するということか。

【幹事長】ご質問があればお答えすることはあるかと思います。

【記者】「一任」ということを幹事長は取りつけたわけだが、小沢さんから回
答があった次のステップまで含まれた一任だと思うが、その「次のステップ」
は、小沢さんから回答のあったその日のうちに行うお考えか。

【幹事長】それはどういう答えかもわからない中で、そういう仮定の質問には
お答えできません。いずれにしても、いろいろな周辺の細かい質問が出るわけ
ですが、やはりこれは何のために議論しているのかということですね。それは
やはり国民から「説明が足りない。しっかり説明してもらいたい」と、そうい
う声が強い中で、政治家として疑惑に対しては国会の場に出てきちんと説明す
るのが基本であると考えております。そのことをお願いしている。自らの判断
でやっていただきたいと、こういうことであります。

【記者】一部報道で「政倫審の会長に執行部から、準備をするようにと指示し
た」と報じられているが、事実関係については。

【幹事長】報道にいちいちコメントする必要はないと思います。そういう事実
は、私は承知しておりません。

【記者】両院議員総会の開催を求める方がかなりいるようだが、この両院議員
総会が開かれることによって党内が分裂するのではないかと危惧する声もかな
りある。その点については、改めてどのようにお考えか。

【幹事長】両院議員総会は、基本的に3分の1の(党所属国会議員の)求めが
あればそれを開くことになっておりますので、その規定に基づいて粛々と開催
するということだと思います。もしそういうことになれば、粛々と開催すると
いうことに尽きると思います。

【記者】両院議員総会の場で、小沢氏のこの問題について、岡田幹事長に対す
るかなり意見が出る可能性があると思う。議決をするなとか、そういう意見が
たくさん出たときに、岡田幹事長はどのようにお答えするのか。

【幹事長】先ほど言いましたように、国会に関することは役員会が議決機関で
あります。そこから私は一任を受けております。

【記者】それは、党内の理解が得られなくても、役員会の一任を得ているから、
岡田幹事長が進めるということでいいか。

【幹事長】役員会の一任を受けて私が進めていることであります。もちろん、
説明を求められれば説明はいたします。

【記者】1997年、新進党の最後の両院議員総会が開かれた直前に、岡田幹
事長は当時3回生だったと思うが、1回生と2回生の議員1人1人にアポをと
って、(紙を)1枚1枚お持ちになって、それで両院議員総会を開く必要を説
かれたと聞いている。そのときの幹事長の思いと、今の求める方々の思いと、
かなり温度差があるように思うが、それはどう受け止めているか。

【幹事長】できれば、私の『政権交代~この国を変える』という本をもう少し
熟読していただきたいと思いますが、おっしゃった話は、新進党が解党する、
そのための両院議員総会で、実は解党することが話し合われることすら事前に
は正式には伝えられていなかったわけですけれども、その両院議員総会が開か
れることになって、私はそれは、党首選挙を確か1週間前にやったばかりだっ
たし、そもそも総選挙も行われてそう時間は経っていなかったわけですから、
そういう段階に突然、国会議員だけで解党することは私はいかがなものかと。
そもそも、公の存在である政党を国会議員だけで解党できるのかと、そういう
思いもありまして、そういった趣旨をビラにして、両院議員総会が開催される
折に、入場してくる1人1人の議員に紙を手渡して訴えたのが正確なところで
す。

【記者】先日の役員会で、一任について2つの項目を確認されたということだ
が、その2つ目の項目の中で、政倫審への自主的な出席がかなわない場合は、
政倫審出席を決められるとある。これに当てはめると、政倫審出席を決めるこ
とは党の決定という理解でよいのか。であれば、それで議決に背くと処分対象
になると思うが、これは確認なのか、それとも党の決定になるのか。

【幹事長】仮定の議論は、あまりする必要はないと思いますが、政倫審につい
て、もしご本人が自主的に出ないとおっしゃるときに出てきていただくとすれ
ば、それは党としてそういったことについてきちんと意思決定することが前提
になりますね。しかし、そのことにも、決定を行うということですから、そこ
で尽きる話ではないかと思いますが。何を聞かれたのか、最後ちょっとよくわ
からなくなりましたので。

【記者】国会が閉会して地元に帰った議員から、この問題に関して「小沢さん
がいいとか悪いとかよりも、民主党の中で仲たがいといったことをしているの
が一番問題だ」という意見がかなり地元から上がってきている、という声が聞
こえたが、これについてはどう思われるか。

【幹事長】執行部としては仲たがいしているつもりは全くないのですね。先ほ
ど言いましたように、国民から説明不足ということで、もう少しちゃんと説明
してもらいたいということがあれば、それは疑惑を持たれた政治家は国会の場
で説明する必要がある。そういう視点で、自ら出てきて説明していただきたい
と。もし自らということがかなわなければ、ということで議論を役員会の場で
行ったわけで、別に内紛とかゴタゴタしているつもりは全くありません。その
証拠に、予算や税制は粛々と進んでいるということです。

【記者】国会での政倫審、衆議院の政倫審以外に、自民党のように党内に政倫
審を設置する考えはないのか。

【幹事長】自民党の政倫審がどういう仕組みなのか、ちょっと私は承知してお
りません。そういう弁明をする、説明をする場という意味であれば、確かに今
の民主党にはそういう場はないと言うべきかもしれませんが。いずれにしろそ
れは今後の話であって、今回の問題に対する対応ということではないと思いま
す。

【記者】小沢一郎さんを支持するグループの「一新会」が連日会合を開いて、
いろいろ岡田さんのことについて話し合っているということだが。

【幹事長】僕のこと? 僕のことについて?(笑)。

【記者】そうですね。かなり反発も出ているようだが、それについてどうお考
えか。「岡田幹事長の考えていることがよくわからない」という声もいろいろ
あるようだが。

【幹事長】今、説明したとおりです。政治家たる者、国民から疑惑を持たれれ
ば国会の場で説明する、その当然のことを今、行っているということです。そ
れ以上でもそれ以下でもありません。極めてわかりやすく、シンプルだと私は
思います。

【記者】政倫審についてだが、幹事長は今も「国民から疑惑を持たれた場合」
とおっしゃっているが、与党が与党議員を申し立てするのは前例がないと思う
が、申立書の作成についてはどういう形で、どういう内容をお考えか。

【幹事長】ですから、そういう先の議論はいたしません。ご本人が出てきてい
ただければいいわけですから、そのことをわれわれは第一に考えているという
ことです。

【記者】先ほどの質問にあった「党の決定」についてだが、もし本人が自主的
に出ないときは、出てきていただく党としての意思決定をすることが前提にな
る、と今幹事長はおっしゃったが、その意思決定は、前回の一任の中で、岡田
幹事長がご本人の判断でご本人のみでできるものなのか。それとも、もう一度
役員会を開いたうえで協議して決定するものなのか。

【幹事長】役員会からは一任を受けております。ただ、いつかも申し上げまし
たように、私は、一任を受けているとはいえ、それは主要な党の幹部の皆さん
の意見は聞いて、確認をしたうえで行わなければならないことであると思いま
す。もちろん、役員会の構成メンバーでもある菅代表の意見も踏まえて行わな
ければなりません。

【記者】では、役員会をもう一度開いて、代表も呼んだうえで行うものだとお
考えか。

【幹事長】ですから、それは仮定の議論なんですね。あまり仮定の議論につい
て詳細を語ることは避けたほうがいいと思います。

【記者】今日の総理と輿石さんとの会談の中身はおっしゃらないということだ
が、ある程度の方向性は出たのか。

【幹事長】そういうことも含めて三者で緊密に意見交換を行ったと、ご理解く
ださい。そういえば、(質問者の)共同通信の記事を誰かが持ってきておられ
ましたけれども。余分なことでしたね、はい。

【記者】今の「党の主要な方」「構成メンバー」とおっしゃったが、これは輿
石参議院議員会長も含まれると考えていいのか。

【幹事長】それは当然ですね。

【記者】「主要な幹部」というのは、役員会を開いた役員会のメンバーまでは
いかないけれども、輿石会長、総理も含めて主要な何人かとは意思確認をして
決めなくてはいけないという理解でいいか。

【幹事長】先ほど申し上げたとおりです。

【記者】昨日、小沢元代表が講演の中で、政倫審出席について否定的な見解を
表明されたが、それについて改めて、どう受け止めているのか。

【幹事長】私は、何か小沢元代表が見解を表明されたことは承知しておりませ
ん。

【記者】先ほど幹事長、議論はしないとおっしゃったが、小沢さんの自発的な
政倫審出席が望めない場合、申立書を用意することになると思う。そこには
「行為規範等の規定に著しく違反する行為」を記すことになっていると思うが、
小沢さんの場合、これは何が該当すると。

【幹事長】ですから、自主的に出てきていただくことが基本ですから、それが
かなわないことを前提に細かいことを言うつもりは、私はありません。

【記者】結局この問題は、小沢さんが自主的もしくは議決によって政倫審に出
るか、出なければ、党の決定に反したということで処分を受けるか、という二
者択一の結論になるように思うが、それ以外の結論はあるのか。

【幹事長】ですから、政倫審に出なければ、という仮定で議論するつもりは今
ありません。以前にも申し上げたと思います。

【記者】そもそも論で大変恐縮だが、この小沢さんをめぐる、マスコミでいう
ところの疑惑というのは、検察が無理な捜査を重ねて、現に西松事件は訴因変
更で事実上なくなっている。それを、検察リークを受けた記者クラブメディア
が派手に書きまくって、今「疑惑だ、疑惑だ」と騒いでいるわけだが、それで
政倫審に呼ぶというのは、いささか政党としての良識を欠いているとは思わな
いか。

【幹事長】そういう経緯があったということではないと思います。政治家たる
もの、疑惑を指摘されればそれを自ら説明する責任がある。つまり、それは法
的責任の話ではなくて、政治的責任の話。ですから、今、西松のことに言及さ
れましたが、西松事件が起訴になっていないということはそのとおりですけれ
ども、そのことと政治的な説明責任とはまた違う次元の話と思います。別に西
松のことが、私は、今回問題だと言っているわけではありませんが、裁判で争
われていること、あるいは争われなかったことと、政治的な説明が必要だ、必
要でないということは、これは別の話であると思っています。

【記者】小沢さんとの面会の話だが、今日は木曜日で明日は金曜日だが、仮に
小沢さんの側から土日に会いたいという申し出があった場合には、土日でも会
うことはあるのか。

【幹事長】いろいろな仮定に基づいて細かい質問をされても、私としては答え
かねます。

【記者】政倫審について、与党のメンバーの中には議決に反対しているメン
バーも少なからずいるが、議決に一枚岩で臨めるのかどうか。場合によっては
メンバーの差し替えも可能性としてあるのか。

【幹事長】ですから、議決になるかどうかわからない、むしろ議決にならない
ほうがいい、自らの意思で出てきていただきたいと言っているときに、そうい
う仮定の議論をするつもりはないことは、今日もう何回も申し上げております
ので、そこはよく踏まえて質問していただきたいと思います。私は無制限にお
答えすることにしておりますが、やはりそこは少し考えていただかないと、そ
れぞれ時間もあるわけですから。もう少しいい質問を期待したいと思いますが。

【記者】岡田幹事長は仮定の議論には答えないということで今日ずっとおっし
ゃっているが、総理とか輿石さんと話をされているとき、他にも、例えば枝野
幸男幹事長代理や鉢呂吉雄国対委員長とお話しされているときには当然シミュ
レーションはされていると思う。そういうシミュレーションは既に行っている
ということでよろしいのか。

【幹事長】仮定の質問にはお答えできません。

【記者】小沢一郎さんは確か携帯電話をお持ちで、秘書も持っていると思う。
直接幹事長のほうから電話で連絡を取ろうとした経緯は過去にあるか。仮定で
はなくて。

【幹事長】今回の件では、ありません。

○茨城県議選についての意見交換

【記者】先ほど茨城の郡司彰参議院議員や藤田幸久参議院議員が来たと思うが、
県議選の結果やその原因についてどのような意見交換をしたのか。

【幹事長】しっかりと敗因分析をする必要があるということでは共通の認識に
立ちました。いろいろな理由があると思います。現在の中央の党の支持率が低
迷していることも当然響いたと思いますし、茨城固有の問題、あるいは候補者
の固有の問題もあったかと思います。しっかりと反省・分析を行って、春の統
一地方選挙に向けてそれを活かしていかなくてはいけないということで、まず
県連でそういった総括をしていただきたい。その上で党本部も入って、そうい
った認識を共有しようと、こういうことを確認したところです。

○「一票の格差」判決について

【記者】先ほど「一票の格差」で違憲判決が出たが、その件に関して幹事長の
ご意見を伺いたい。

【幹事長】今日出たのは「違憲状態」ですよね、「違憲」というよりも。ただ、
こういう「違憲」という判決、「違憲状態」という判決が立て続いて出ている
ことは、やはり国会議員としては極めて恥ずかしいし、かつ民主主義の最も基
本である投票する権利にかかわる問題であるだけに、これは真摯に受け止めな
ければいけないと思います。

したがって、これは参議院だけでなく衆議院もそうなのですが、「一票の格
差」が合理的な範囲に留まるようにきちんとした対応をしなければいけないと。
参議院の場合には、やはり各県に最低1議席で割り振ることの限界がかなり来
ているということでありますので、選挙制度の変更も含めてしっかりとした議
論が必要であると思います。

党内でも参議院を中心にご議論いただいていますが、先般も、参議院側のメ
ンバーと執行部とが集まって、今までの議論の状況についても共有化して、今
後、われわれ与党ですから、参議院では少数ですが、そういった選挙制度につ
いての提案をしっかり行っていこうと。そう確認したところです。西岡武夫参
議院議長にも非常に意欲的に取り組んでいただいておりますので、次回の参議
院議員選挙が今の状態で行われるということは、これはあり得ないことだと思
っております。

衆議院のほうも国勢調査が出たところで、これは基本的な枠組みは変えない
ということがわが党の考え方だと思いますが、しかし、一票の格差を合理的な
範囲に留めるために相当、何増何減という形でやらなければいけないと。そう
いう議論もしっかり行う必要があると思っております。

○検事総長の辞意

【記者】今日、検事総長の大林宏氏が年内の辞任の意向を固めたということだ。
大阪地検特捜部の証拠改ざん事件の責任をとっての辞任だと思われるが、幹事
長の受け止めを伺いたい。

【幹事長】まだ正式な発表ではないと理解しています。ですから、こういう段
階で人事のことを触れるのはいかがなものかと思います。ただ、あれだけの大
阪における不祥事といいますか、検察の信頼を大きく揺るがすような、そうい
う事件が起きましたので、それに対してどこかの段階で検察としても責任を明
確にすることは、これは必要なことだと思っております。

○労働組合との意見交換

【記者】毎週岡田幹事長は定例の勉強会、朝食会を行っていると思うが、今週
月曜日の朝だと思うが、その勉強会の相手がJR総連だったと思う。JR総連
は、政府の答弁書でも革マルが浸透している団体ともされている。そういう団
体と朝食会を開くことについて、個人的にはいかがなものかと思ったが、それ
について幹事長はいかがか。

【幹事長】私は幹事長就任以来、各産別労働組合との朝食をとりながらの意見
交換を順次やってきておりまして、この前の月曜日が最終だったということで
す。どういった産別と意見交換するかということは事務局のほうで決めてもら
っておりまして、比例の参議院候補を擁立して当選させた、そういう産別とい
う基準で考えております。




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