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岡田克也代表定例記者会見・ポスター発表要旨(6月9日)

岡田克也代表記者会見
2016年6月9日(木)14時00分~14時37分
編集・発行/民進党役員室(項目ごとに編集しました)

★会見の模様を以下のURLで配信しています。

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■冒頭発言
○参議院選挙に向けての基本的考え方「参議院選挙に挑む決意」を発表
(配布資料添付「参議院選挙に挑む決意」)
○「社会保障の充実」に係る財源の考え方について
○舛添都知事の政治資金使途問題について
■質疑
○参議院選挙公約「国民との約束」について
○「参議院選挙に挑む決意」について
○「社会保障の充実」に係る財源の考え方について
○「参議院選挙に挑む決意」について
○参議院選挙について
○TPPについて
○民進党提出法案の審議拒否に関する公明党の見解について
○生活の党・谷議員の同党からの参議院選不出馬について
○甘利元大臣の「政治とカネ」問題について
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【新ポスター発表記者会見・岡田克也代表】
■冒頭発言
○新ポスター「国民(あなた)と進む。」「人からはじまる経済再生。」
「まず、2/3をとらせないこと。」を発表
(配布資料添付・民進党新ポスターについて)
■質疑
○新ポスターについて
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■冒頭発言

○参議院選挙に向けての基本的考え方「参議院選挙に挑む決意」を発表
(配布資料添付「参議院選挙に挑む決意」)

【代表】
 私からは冒頭4点。
 第1点は、既にお配りしてある私の「参議院選挙に挑む決意」です。この基本的考え方を参議院選挙を通じてお訴えしていこうと考えております。(参議院選挙政策である)「国民との約束」。その最初にも同趣旨のものを書こうと考えております。「国民との約束」そのもののはまだ多少先になりますが、全体を貫く考え方を早めにお示しします。
 お読みいただければ中身はおわかりいただけることだと思います。大きく言って「国民の暮らしを守る」、もう一つは「平和を守る」、最近街頭演説などでも強調しています。

○「社会保障の充実」に係る財源の考え方について

【代表】
 2番目に、自民党の政権公約が明らかになりました。その中でも財源の問題について。
 民進党は、あるいは私は、と言われることもありますが、(社会保障と税の一体改革により実施予定の)社会保障の充実について、これをやると言っているが、「赤字国債は無責任ではないか」と(自民党は)繰り返し言われます。
 まず申し上げておきたいのは、赤字国債は最後の手段であって、党首討論の時にもまず行革、そのための計画をきちんと作って予定どおり進めるべきだ、行革をしっかりやるべきだと、申し上げています。それでも足らざれば、最終的には赤字国債もやむを得ない、と申し上げてます。
 ただ、その時の財源の規模ですが、2年間で3兆円弱の話です。これをどう賄うかという話をしているのであって、社会保障の充実を、もし消費税をずっと10%にしないという前提に立てば(暫定措置を)永遠にやっていくことになりますが、私達は2年間先送りと言っているわけですから、その間の財源をどうするのかと。そういう話であるということがよく伝わらないまま、あるいは意図的に、「ずっと赤字を垂れ流す」と、そういうふうに自民党が発信していることは極めておかしなことだと思います。
 逆に社会保障の充実、既に3党で合意したものについて、じゃあ自民党はどこまでやるのかということについて全く明確ではありません。これはぜひ、選挙の途中でも結構ですから、国民にしっかりと明らかにしてもらいたい。そしてその時の財源手当てをどうするのかということも明確にする必要があると思っています。人を批判するなら、まず自分がどうするかをはっきりと明らかにするべきだと思います。

○選挙期間中の官邸の危機管理体制の不備について

【代表】
 3番目、最近、気になることがございます。それは官房長官が、先週・6月3日、(記者会見で)選挙応援のために「私もできる限り外に出たい」と言われたことです。
 これは以前、国会でも取り上げたことがありますが、前回の総選挙の折にも官房長官はほぼ連日外に出た。その間の危機管理がはたして十分だったのか。今までは総理か官房長官いずれかは官邸あるいはその周りにいるということが、(最近では)2人とも地方に同時に出ていることが当たり前になってしまっている。これで本当に大丈夫なのか、ということを申し上げた。
 昨夜から本日にかけて、ロシア・中国の艦船が相次いで尖閣諸島の接続水域に入りました。中国海軍の船が入ったというのは初めてだろうと思います。これは極めて異常な事態、公船ではなくて軍の船が入ったということは、危機管理上も非常に重要なことが今起きていると私は思います。もし(選挙)期間中に2人が、つまり総理も官房長官も官邸にいない中でこういうことが起きた時に、はたしてそれで十分な対応ができるのかと、私は非常に疑問に思います。
 したがって、ぜひそこは、我が国の国民の命と暮らしを守る、そういう立場で官邸の危機管理がちゃんと十分に機能するように、よく考えていただきたい。
 前回の総選挙が極めて異例であったということは繰り返し申し上げておきたいと思います。そして、その過ちをこれ以上繰り返すべきではないということであります。

○舛添都知事の政治資金使途問題について

【代表】
 最後に舛添都知事の問題ですが、都議会でのやりとりも始まりました。基本的に、やはり前回から申し上げているように、総務委員会で一問一答でしっかりと都民に対する説明を行うべきだと繰り返して申し上げておきたいと思います。
 ただ、これは都民・都議会だけの問題では必ずしもありません。対象になっているのは参議院議員時代の行動であり、そして政党交付金を含む国の税金がどう使われたかの問題でもあります。したがって、都議会・都民だけではなくて、国民としても、あるいは国会としても重大な関心を持たざるを得ない、そういう案件であります。
 前から申し上げておりますように、一問一答の中でしっかり説明をしてもらいたいと思いますが、現時点では舛添都知事は都民あるいは国民の納得のいくような説明はできていない。今回の一問一答、まあ、行うことにはなると思いますが、それがラストチャンスだということは間違いないと思います。ここで説明がきちんとできないということであれば、それは都知事の座に留まることはできないと、考えています。
 しっかりと国民・都民の納得が得られるような説明を求めたいと考えております。それができなければ、自ら決断し身を引くべきだと考えているところであります。

■質疑

○参議院選挙公約「国民との約束」について

【TBS・牧野記者】
 「マニフェスト」という言葉を使わないようにしたという話だが、その理由を伺いたい。

【代表】
 「マニフェスト」という言葉は各党が使っているわけでは必ずしもない。今回、新しい党にもなりました。しかも参議院選挙です。そういうことも考えて、わかりやすく「国民との約束」という言い方にしたということです。

【時事通信・小松記者】
 参議院選挙だから「政権公約」はなじまないという趣旨で伺ったが、そうすると衆議院選挙では改めて「マニフェスト」という言葉を使う可能性はあるということか。

【代表】
 それは、その時の執行部の判断だと思います。現時点でその先のことまでを決めているわけではありません。

○「参議院選挙に挑む決意」について

【「FACTA」・宮嶋記者】
 「暮らし」と「憲法」という柱でということだが、経済ということで言えば、「アベノミクスを最大限にふかす」という公約を向こうはしたわけで、これ以上ふかしてどうするんだということだと思うが、率直に3年間ふかし続けてこうなって、これ以上ふかしたら暮らしはどうなると、そこについて民進党はどうご覧になっているのか、代表はどうご覧になっているのか。そして「3本の矢」の対案としてはどういうふうにお考えになるのか伺いたい。

【代表】
 「アベノミクスの対案」とよく言われますが、アベノミクスの「3本の矢」というのは「金融」と「財政」と「構造改革」。これは別に安倍総理の専売特許ではなくて、当たり前のことを言っているにすぎない。ですから、それに対して、どこかそれと違うものと言われても、それに答えるということではないと私は思います。
 一つ一つ申し上げると、やはり「金融」。これは一時的には効果は確かにありました。非常にリスクの高い政策ですが、1年、2年ということで限定してやるならば、それなりの意味があった。つまり、金利が下がり、円が安くなった。円を安くすることに目的が事実上あったと思いますが、そのことはなかなか言えずに来たとは思います。株も上がった。
 しかし、今やそういう現実は全く変わってしまっている。むしろ円高傾向。つまり、金利だけで為替の水準は決まらないわけですから、現状で金利をこれ以上下げたからといって、さらに円安が進むわけではないし、あるいは仮に進んだとしてもそれを各国が認めるわけでもないし、株高につながるわけでもない。そういう意味で1本目の矢はもう限界に来ている。むしろ弊害のほうが大きくなっていると思います。
 2本目の「財政出動」は、おそらくこれからそこに重点が移っていくのだろうと。アベノミクスと言いながら、財政出動。その財政出動の中で、我々が言っているような「人に対する投資」とか、格差是正のための財政投資というもの、予算をそこに使うということであればわかりますが、公共事業予算をドンと積み増すということであれば、それは古い自民党に戻っただけである。また大きな借金の山をつくるだけだ、経済構造の改革にも資さないと考えております。
 3本目(「構造改革」)については、中身については、雇用の問題とかそういうところに重点を置くべきではない、そこは間違っていると我々は考えていますが、民間投資を喚起するための規制改革ですとか、あるいは成長戦略とか、そういうものの必要性は我々は認めています。むしろ安倍総理の問題は、そういうものをしっかり進めることができなかった、その結果として潜在成長率も安倍政権になってからむしろ下がっている。そういう問題だと思っています。
 我々は、この3本の矢、一言で言うと「成長」ですね。成長を高めることは大事だ、そこは否定しない。成長を高めることは大事だけれども、同時に「分配」だと。我々は「成長と分配の両立」と。この前も経団連で安倍総理は「成長最優先」とまた言っています。「成長最優先」の安倍総理に対して、私は「成長と分配の両立」であると明確に申し上げています。
 「分配」の中身については、ここ(「参議院選挙に挑む決意」)にも書きました。人への投資、公正な分配、格差の是正、そういったことをしっかりやる中で、消費が安定し、増え、そしてそれが成長にもつながると考えています。

【「FACTA」・宮嶋記者】
 わかりやすく伺いたいことは、「アベノミクスのエンジンを最大限にふかすと、国民の暮らしは底上げされるのか、それとも格差が広がってよくないほうに行くのか。アベノミクスをふかすと、どういうふうになると代表はお考えになるのか。そこが一番、国民は知りたいと思うが。

【代表】
 アベノミクス、これからの重点は公共投資だと思っています。先ほども申し上げましたが、それをやっても国民の生活は豊かにならず、借金の山が築かれるだけだと思います。
 アベノミクス全般ということで比喩的に言いますと、「エンジンをふかす」と言っていますが、壊れたエンジンをふかせば空中分解しますと申し上げておきます。

○「社会保障の充実」に係る財源の考え方について

【フリーランス・宮崎記者】
 赤字国債に関して、よしあしは別として、おそらく今年は、この後例えば8兆円ぐらい増額で補正をしても、たぶん赤字国債を追加で発行しないで予算を組めると思う。これは民主主義・民主政治におけるテーマという形で塩崎厚生労働大臣も言っているようだが、これは論争のテーマになるのか。非常に技術的でわかりにくい世界だと思うが、いかがか。

【代表】
 おっしゃる意味は、(当初予算で)国債費が過剰に計上されていて、この前の補正で一部使ったのですが、見込みの金利を下げればそこからお金が出てくると。こういう趣旨で言われたのかと思います。
 気をつけなければいけないのは、その時の国債費も赤字国債で賄われているということです。だから赤字国債の使途が変わっただけ、ということですね。だから塩崎大臣の言っていることは全く見当違いだということです。

【フリーランス・宮崎記者】
 選挙の論争のテーマとしてはいかがか。

【代表】
 「赤字国債」「赤字国債」と言われれば、我々は当然説明しなければいけないとは思っています。
 まあ、1000兆円も借金つくった人に言われたくないという、そういう思いは非常にありますね。消費税も3年以上先送りすると、自分の任期を超えて先送りするわけです。我々より、少なくとも半年以上先に送るということになります。その間、発行する赤字国債の額は非常に膨大なものになる。そういう人達に言われたくないと思います。

○舛添都知事の政治資金使途問題について

【NHK・花岡記者】
 舛添さんの問題に関連して二つ伺いたい。まず一つは、今日、知事が自らの給与を減額するという考えを示した。この点についての受け止め。
 もう一つ、この問題については自民党・公明党、都議会の与党側が、オリンピック前の直前の都知事選になると混乱を来すという理由で、都知事の進退の問題については追及が甘いのではないかという指摘もあるが、この点についてはどのようにお考えか。

【代表】
 後者は、私自身直接確認できておりませんので、代表である私が言わないほうがいいと思います。ただ、彼らは与党、つまり舛添知事をつくり出した責任が自民党・公明党にはありますから、その責任はしっかりと果たしてもらいたい。舛添さんが自然に知事になったわけではなくて、自民党・公明党がしっかり後押しをして舛添知事が誕生したという事実は変わらない。それに対しての責任も当然果たさなければならないということです。
 前段の(給与減額の)話は、何か誤解しているのではないかと私は思います。そういうことを国民や都民は求めているわけではない。給料を半分にしたから済むという、そういう次元の問題でないと思います。

【TBS・牧野記者】
 舛添さんをつくり出した責任は与党にあるから、その責任を果たしてほしいということだが、早く辞めて都知事選挙をやるべきだというお考えか。

【代表】
 それは、先ほど申し上げたとおり、最終的な一問一答の中で都民・国民の納得の得られるような説明を知事がされるかどうかを注目しているということです。その結果次第です。

【TBS・牧野記者】
 仮に選挙になった場合、民進党としては戦う準備はもうできているか。

【代表】
 まだ今、具体的にこの人を出すとか、そういうことができているわけではありません。決まれば、きちんと対応したいと思います。

○「参議院選挙に挑む決意」について

【産経新聞・松本記者】
 配付いただいたペーパーの、「3分の2」のところで伺いたい。改憲勢力の3分の2の確保を阻止するという意味だと思うが、改憲勢力と位置づける定義というのは、これは9条に手をつけようとしている勢力、という理解でよろしいか。

【代表】
 これはなかなか難しいですね。どの政党が9条に手をつけようとしているのかというのは、議論が分かれるところだと思います。現時点では、おおさか維新などは9条の話はしていません、確かに。そこまで厳密に考えて何か言っているわけではありません。しかし、憲法に手をかけるということになると、結局は9条に行くのだろうと私は思います。

【産経新聞・松本記者】
 ということは、自公・与党に3分の2を取らせないと読みかえてもよろしいか。それとも、他の野党も含めて改憲勢力と位置づけるところで3分の2を取らせないと。どちらになるか。

【代表】
 それを厳密に今考えているわけではありません。目標としては、なるべく、どちらも含めて3分の2を取らせないようにしなければいけないというふうには考えています。

【毎日新聞・松本記者】
 それ以外の野党も含めて取らせないということは、憲法改正阻止で一致している野党4党で3分の1を確保できる、54議席くらいを、この「2/3をとらせない」は表しているということか。

【代表】
 今の質問と完全にかぶる質問なので、特にお答えしません。

○参議院選挙について

【東京新聞・清水記者】
 安倍首相は、昨日は山梨、今日は山形、明日は代表の地元である三重・奈良と、選挙戦序盤、1人区を重点的に回っている。これは逆に言うと、野党4党の候補者一本化への危機感というか対抗意識を持って重点的に回っているとも言えると思うが、そこで首相は主に野党の共闘批判、「民共」批判等を繰り広げている。受けて立つ野党第一党の党首として、この序盤の
動きをどう見るか。

【代表】
 特にコメントはない。総理は総理のお考えでやっておられるわけですから。
 ただ、総理ですから、揚げ足取りのような批判を繰り返し、「野党は対案がなくて批判ばかりしている」と言っていますが、よく鏡を見たほうがいい。批判ばかり、不毛な批判を繰り広げているのは誰なのか、それだけ申し上げておきたい。

【共同通信・光山記者】
 明日で参院選の投票日まで1ヵ月になる。国会が閉会してから約10日、40日間の戦いが始まっているわけだが、ここまでの戦いぶりと手応え、今後1ヵ月をどう戦っていくかについて、改めて伺いたい。

【代表】
 次第に選挙ムードは高まっていると思います。ただ、行く先々でちょっと温度差もありますから、早く全開モードにしなければいけないとは思います。執行役員会のメンバー初め関係者の皆さん本当によく回っていただいていて、訴えていただいていて、そこは非常に感謝しています。あとは候補者の皆さんが、とにかくこれから1ヵ月間、徹底的に訴え、戦い抜いていただきたい
と思います。
 安倍総理、(地方を)回られることは別にいいのですが、私が非常に引っかかっているのは、国会が閉じてから消費税の10%への引き上げ延期を述べられたことです。もう方針はおそらく固まっていたのだろうと思います、あの理由でれば。突然決まるということではないはずです。それをずっと、国会の中では「リーマン・ショックのようなことがない限りは、予定どおり」と言い続け、国会が閉じた瞬間に、いや、実は延ばすんですと。結局、国会で議論するチャンスが全く失われたまま、(記者会見をした)その時に記者の皆さんとの限られたやりとりだけで、後は説明する場もない。そういう状況です。それで「信を問う」とか、そうおっしゃるのであれば、堂々と国会の場でおっしゃって、そして議論したらどうだったのか。非常に姑息なやり方に私は腹を立てております。

【読売新聞・中田記者】
 代表が党代表として国政選挙に臨むのは、前回代表だった時の2004年の参院選と2005年の衆院選以来だと思う。その時と比べて、現在の状況の違いとか、あるいは代表自身の気持ちや意気込みついて、違う部分があれば伺いたい。

【代表】
 ダブルではなくなったので、やはりここは、しっかり流れを変える選挙だと。別に政権を争う選挙ではないわけですね。流れを変える選挙、そういう意味では2004年の参議院選挙とよく似た位置づけで、ここでしっかり流れを変えて、次にチャレンジすると。こういうことではないかと思います。

【TBS・牧野記者】
 4野党の党首で共通政策ということで合意されたが、その意義と、参議院選の戦いに向けてどのような影響があるかについて伺いたい。

【代表】
 最大公約数をまとめたということです。4党で推薦している候補者もたくさんおられます。そこの基本的スタンスを揃えたということです。

○TPPについて

【日経新聞・林記者】
 今日、安倍総理が山形に入ったが、TPPに関して党としては明確な反対を掲げておらず、あくまでTPP合意に反対という中で、参院選候補者の舟山康江さんや鎌谷一也さんはTPPそのものに反対しており、齟齬が生じているのではないかということだが、代表の見解を伺いたい。

【代表】
 我々の推薦している候補者です。そこに若干の違いがあるということは何か問題があるとは考えていません。真逆であれば別ですが。

【時事通信・小松記者】
 改めて民進党のTPPに対する基本的な立場を教えていただきたいのと、臨時国会で改めてTPPの承認案・関連法案が審議されると思うが、賛否を含めて対応を教えていただきたい。

【代表】
 まず、しっかりとした情報が開示されないと、我々としては判断できない部分が残る。今のままでは賛成できない、反対であるということは申し上げている。そういった情報をしっかり示してもらいたい。情報もない中で決定的なことを言うことは、いかがなものかと思います。情報が示されないままであるならば、私達は反対であるということは申し上げておきたい。

○民進党提出法案の審議拒否に関する公明党の見解について

【フリーランス・宮崎記者】
 「国会で民進党は、議運の理事会や委員会の理事会で、審議を求めなかった」という批判があった。民進党は対案を出すが審議入りをしてくれと言っていないと。これは国会の最後に公明党の内閣不信任案に関する意見表明の場であり、とても重要、かつ、さきの国会で公明党最後の演説だった。ああいった批判の仕方は、私は聞いていて噴き出してしまったが、代表の考えはいかが。

【代表】
 あり得ない。国会に提出しているわけですから、当然それを尊重して、審議するかどうか。当然、我が党はそういう主張をしています。私は全く理解できないことです。

○生活の党・谷議員の同党からの参議院選不出馬について

【日刊スポーツ・中山記者】
 谷亮子さんが今回生活の党から出ないということで、その理由の一つに野党の統一名簿が実現しなかったことを挙げられた。谷さんは前に民主党から出られた経緯もあるが、今回、生活から出ないことに関して、見解を伺いたい。

【代表】
 谷さんがどういう判断をされたのか、私は全く承知しておりません。したがって、何かコメントを現段階ではできない状態です。

【共同通信・光山記者】
 (谷亮子さんが記者に対して)その中で、統一名簿はできなかったが、今回は生活の党から出ないということで、他党から呼びかけがあれば検討したいということもおっしゃっているが、民進党からそういった呼びかけをする考えはあるか伺いたい。

【代表】
 我々は、「民進党に来てマニフェストを受け入れるという前提で他党の方が出られることは、門戸をあけています」ということは、前から申し上げている。他党の皆さんにも申し上げています。しかし、それは基本的には他党がお考えになることで、我々が主導的にやるような話ではないと。そういうスタンスは今も変わりません。

○「参議院選挙に挑む決意」について

【「FACTA」・宮嶋記者】
 代表の決意の中でユニークだと思うのは、「安倍政権と国民の良識との戦い」とおっしゃっている。前段には、日本人は非常に良識があると。良識のない安倍政権が逆に人気というか、支持率が高いのはなぜなんだという問題意識もあると思うが、結局、今回の選挙は国民の良識に訴える、あるいは国民の良識が今どうなっちゃっている、催眠術にかかっているというか、それは野党の力もあるが、そこのところをどうご覧になっているか。良識を問う戦いということでお考えか。

【代表】
 私は、今までの政治家としての経験から、国民の良識というものを信じています。普通の人々が非常に見識が高いと。自分だけのことを考えているわけではないし、地域のことや国のこと、あるいは未来のこと、次の世代のこともしっかりと考えておられる方が非常に多いということは確信しております。そういった良識が呼び覚まされるかどうか。つまり、そういう問題意識を持っている人はいますが、この選挙が極めて重要で、国民生活にとっても憲法の平和主義にとっても大きな分岐点であるという認識を、どのぐらいの方が持っていただけるか、気づいていただけるか、その勝負だと思います。
 そこに気がついていただいた時には投票率は大きく上がるし、結果は今メディアの各社が予想しておられるような結果にはならないと確信しております。

【産経新聞・松本記者】
 先ほどお伺いした「2/3をとらせない」に関連して。非改憲勢力で3分の1以上ということだと思うが、その中で民進党としての獲得議席目標は掲げないとお考えか。

【代表】
 目標を私は言うつもりはありません。1議席でも多く、目標は全候補者の当選。

【「FACTA」・宮嶋記者】
 今のことの論理的帰結で言うと、32小選挙区を野党で統一したのは、野党がバラバラでないと安倍政権と一対一対応になるわけで、まさに「良識」を問うために今回実際にやられたのだと思う。この前はたしか2勝29敗だったかと思うが、やはり多くの者が予想しているよりは絶対によくなるというは、32選挙区、ここがメルクマールになると、そういう認識はあるか。どこで戦うかというと、やはりこの32が、その水準について、どれぐらいというのは本当は伺いたい。

【代表】
 1人区だけではない。我々あえて複数区で2人出している選挙区もたくさんありま。そういったところも非常に大事だと思います。そこは我が党として出しているわけですが、北海道、愛知、千葉、神奈川、東京、そういったところはリスクを覚悟で2人出している。そういうところも非常に重要だと思います。

○甘利元大臣の「政治とカネ」問題について

【NHK・花岡記者】
 甘利問題だが、以前、代表は証人喚問を求めるという話をされていたが、その後、与党からの返答があったのかどうか。国会が開かれず、
参議院の選挙モードに突入する中で、この問題を追及する場がなかなかないと思うが、党として引き続きこの問題にどう取り組まれていくのか伺いたい。

【代表】
 これは舛添問題と非常に似ているのですね。同じ日に記者会見があった。これはたまたまだとはとても思えないが、舛添問題はこれで国民
の関心を呼んでいるけれども、甘利問題は必ずしもそうではない。しかし、これは終わった話ではありません。
 せりふとしても似ているのですね、「違法ではないが、不適切だ」という言葉が、甘利さんのほうからも、自分のことではなくて秘書のことについて、そういう言葉が出てきていますね。
 しかし安倍内閣の主要閣僚であった、その閣僚(在任)の間の出来事なのです、これは。職務権限とかそういうのは関係ないかもしれませんが、少なくとも主要閣僚であった時に、その事務所と、UR、これも内閣の国交省所管の独立行政法人、その間で行われた話ですから、内閣に責任がないはずがないのです。それをほうかぶりして逃げようとしているのが今の安倍内閣の姿で、そこはしっかりと我々としては甘利さんが説明責任を予定どおり果たされるように求めていきたいと思います。
 たしか谷垣さんでしたか、そういう責任をちゃんと説明するようにということは言われていると思うのですね。言うだけではなくて、その実現のために汗をかいてくださいと、申し上げておきたいと思います。

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【新ポスター発表記者会見】
■岡田克也代表・冒頭発言(配布資料添付・民進党新ポスターについて)

○新ポスター「国民(あなた)と進む。」「人からはじまる経済再生。」
「まず、2/3をとらせないこと。」を発表

【岡田克也代表】
  選挙期間前の「国民(あなた)と進む。」。これは民進党結党の時に申し上げた「国民とともに進む」ということを表したものでございます。
 次の二つが期間中です。
 「人からはじまる経済再生。」これは我々の経済政策、先ほど(定例会見で)申し上げたような「成長と分配の両立」、それを一言で言うと、やはり人に注目した経済再生が必要だと。安倍さんのように、とにかくGDP600兆円を目指してひたすら経済をでかくすればいいと、人が置き去りになっている、そういう経済政策ではだめだということを端的に示したもの
です。
 「まず、2/3をとらせないこと。」改憲、特に9条の“改正”ということを安倍総理は当然考えています。そういう状況をつくり出さないことが最低限。そこからさらに1議席、1議席積み上げていく、そういう決意を表したものです。

■質疑

○新ポスターについて

【Buzz Feed Japan・石戸記者】
 支持率でいうと、直近の世論調査では自民党が40%弱、民進党は8%ぐらいになっていると思う。この不人気の理由をどのように分析しているかということと、このポスターで不人気を挽回した上で戦えると代表は感じているかどうか伺いたい。

【代表】
 ポスターだけで決まる話ではもちろんありません。ただ、やはり危機感を国民の皆さんに持っていただきたい。先ほど言いましたように、「(安倍政権と)国民の良識との戦い」です。多くの方がしっかりと認識していただければ、当然、民進党に対して支持をしていただける。そこは確信しています。

【Buzz Feed Japan・石戸記者】
 今はまだ危機感が国民のほうにちょっと足りないと。

【代表】
 そういう失礼なことは私は言っておりません。しっかりと私達が訴えていくことが大事だと思います。

【毎日新聞・松本記者】
 「まず、2/3をとらせないこと。」というポスターだが、先ほど(定例会見で)「目標は言わない」ということだった。このポスターに書き込んだということは事実上の勝敗ラインとして示したという認識でよろしいか。

【代表】
 私、何回も言っていると思うのですが、「これは勝敗ラインじゃないよ」ということは、もうご存じのとおりです。

【フリーランス・安積記者】
 ポスターで「2/3」と書かれているのは、一般の国民からすると、3分の2取るのかなというイメージがまず出てくる。例えば「最小不幸社会」とか、ネガティブな表現が民主党時代から目立っていて、何となく逆のほうに行っている感じがして、国民の期待をうまく吸い上げていないイメージがあるが、その件について伺いたい。

【代表】
 これは、「ほっとくと、3分の2を取って憲法を変えられるよ」ということをわかりやすく伝えるものです。安倍さんは憲法改正を争点から隠そうとしている、それを許さないという決意の表れだと、そういうふうに受け取っていただければと思います。




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