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2002.12.31|その他

定例記者会見録 2002年12月

12月3日

○代表辞任—-残念であると同時に責任を感じている

○なぜこうなったのか議論すべきであり、代表が代われば済む話ではない

○道路公団問題始め小泉総理はリーダーシップが不在、我々がしっかりすべき

○政権交代を実現して日本を変えるという結党の原点をしっかり思い出すべき

○自由党との連携は強めるが、具体的には党内検討機関で議論

○代表辞任の理由—-党の根本問題を手続きなしに決めたことへの反発

○自分自身が後継代表に立候補するかどうか、今回答するのは適当でない

代表の辞任にあたって

【幹事長代理】今日は、民主党にとって歴史的な日でしたので、そのこ とを中心にお話ししたいと思います。

今日、代表が臨時国会の会期末をもって辞任すると、まず役員会で述 べられ、そのあと常任幹事会でおっしゃいました。

常任幹事会でそれを承認しましたので、手続き的にはそれで終えたわ けですが、これから両院議員総会で全議員を相手に、もう一度代表のお 気持ち、今日に至った経緯と決断の理由をお話しになると思います。

私も幹事長代理、執行部の一人でありますし、同時に代表選挙で鳩山さんを応援した一人ですから、十分支えられなかったことを大変申し訳 なく思っています。

先ほど、鳩山さんを代表選挙で支えた仲間が集まり、代表にも来ていただいて、会合をもっていましたが、皆さん口々に残念だとおっしゃっ てましたが、私自身も残念であると同時に、責任を感じています。

思えば、わずか70日間という短い時間で、何が悪かったのか、なぜこうなったのかということを率直に反省しなければいけないと思ってい ます。

今日、両院議員総会で代表のお話がありますが、そのときにも恐らくいろんな議論が出ると思います。私としては、今日の総会での議論をスタートに、これから党内で、この党の何が問題で、どういう理由でこれだけ支持率が低迷しているのか。

これは単に代表が代わればそれで済む問題ではないと思いますので、 そのことについて、しっかり党内論議を尽くして、新しい体制をつくっ ていかなければいけないと思っています。

一言で言えば、党の外に向かって発散しているエネルギーを、早く皆 が一つの方向に向かって集中していく。そして、それは我々の結党の原 点である、我々が政権党になって、この国の政治を変えるという原点を しっかり踏まえて、一人ひとりの議員が頑張っていける、そういう体制 をつくっていかなければいけないと思います。

恐らく、今日の両院議員総会だけではなくて、何度か議論を重ねなが ら、そういう方向が出せれば、と考えています。

ただ、そうは言っても、お尻が切れていますので、今週がそういう議 論の非常に重要な時期ではないかと思っています。

小泉総理の迷走とリーダーシップの欠如

【幹事長代理】あと、もう一つだけ。最近、小泉総理が全く迷走してい ます。昨日の予算委員会も久し振りに近くで拝見して、本当に元気がな くなったなという感じがしました。

この前も、この会見の場で申し上げたと思いますが、対北朝鮮政策で も、官邸のなかで全くギクシャクしていて、福田官房長官と安倍副長官 との間で基本的な方向が違う。それに対して、総理がしっかりリーダー シップを発揮できないということが続いて混迷しています。これでは恐 らく、まともな交渉なんてとてもできないと思います。

経済の問題でも、竹中さんに任せていたかと思えば、自民党から異論 ・反論が出ると、バッジを付けていない竹中さんを支えることもせず に、なすがままにさせている。そして最後は、適当に足して2で割るよ うな妥協するという姿が大変目立ちます。

最近、非常に面白かったのは道路公団の話で、7人の侍が斬り合って いるとか、対立しているとか、そんな評論家みたいな総理のお話もあり ますが、、基本的に道路公団の問題については、今井委員長は「与党で も呑めるような案でなければ意味がない」という考え方ですね。

他の委員は、「いや、そうではなくて、やはりきちんと構造改革を目 指すものでなければいけない」と。そういう考え方のところで対立して いるわけで、基本的な考え方の対立なんですね。

しかし、それはまさしく委員の方が判断することではなくて、政治家 である総理なり大臣が判断しなければいけないことなんですね。

総理が、「いや、どんな厳しい案でも自民党を説得するから」と一言 言えば、今井委員長も喜んで改革の方向で案をまとめると思うんです ね。

その一言がないから、本来なら総理や大臣が悩まなければいけないよ うな、「これで与党が飲んでくれるだろうか」というようなことを委員 長が気にしてまとまらない。私は全く総理のリーダーシップが不在だと いうことを思うわけです。

そういうことが続いていますので、小泉政権もかなり下降局面に入っ てきています。だからこそ、我々がしっかりしなければいけないわけ で、党再生の議論をしながら、今までかなり低い支持率にあえいでいま すが、我々が政権を取れるような、そういう形に早く持っていけるよう に、一人ひとりが頑張っていかなければいけないと思っています。

そして、そのことが、辞意を表明された鳩山代表に対する我々自身の 責任を果たすことになると思っています。

後継代表

【記者】代表の後継問題は、幹事長代理も名前が挙がっていますが、そ の辺はどうお考えですか。

【幹事長代理】今申し上げたように、党内でこの党をどういう方向に 持っていくのか、何が問題なのかという議論をきちんとすることが、まず前提だと思います。それがなければ、誰が代表になっても、事態は変わらないと思っています。

【記者】後継代表の選出ですが、党内のコンセンサスを得ることが手続き的に必要になってくると思うんですが、手順としてどういう進め方が 適当だと思われますか。

【幹事長代理】これは党内で議論することなんで、明日役員会を招集してまして、そこで議論をしなければいけないと思っています。

従って、私がこの場で個人的意見を述べることは控えますが、党規約上は「代表が欠けた場合は両院議員総会で決めることができる」という 規定があります。「できる」ということですから、そうしなくても一か ら全部、代表選挙規定に基づいて9月と同じことをするのも可能です。

ただ、タイミングその他を考えると、両院議員総会で決めるのが常識 的だと思いますが、そこは役員会で議論してみたいと思います。

後継代表への意欲

【記者】代表の後継問題は、党をどういう方向で持っていくのかという 議論が前提だとおっしゃいましたが、その議論の結果、「やはり幹事長 代理が相応しい」という推す声があれば、お考えになる気はあります か。

【幹事長代理】実は、代表は今日、辞任を表明されたばかりで、これか らここで両院議員総会も開いて、一人ひとりの議員にご説明されるとい うタイミングです。

ですから、今のご質問に対しては、どちらの方向にしても、お答えす るのは適当でないと思います。

【記者】9月の代表選で幹事長代理が推されたときに、「民主党代表は 総理候補で、自分はまだ未熟だから出ない」ということをおっしゃいま したが、そのお気持ちはまだ変わりありませんか。

【幹事長代理】気持ちというか、それは事実問題ですから、同じですよ ね。

民主党が国民にとって魅力がない理由

【記者】民主党はこれまで政権を取れなかったわけですが、なぜ民主党は国民にとって魅力がないんでしょうか。

【幹事長代理】そのことをこれから議論しなければいけないと思ってい ます。特に、9月以降支持率が非常に低くなりました。なぜそうなのか ということをきちんと議論し、それを皆が共通認識として持たないとい けないと思います。

私の勝手な感想ですが、我々が民主党を創ったときの原点、それは今 の自民党が日本政治を担う政党としては、耐用年数が終わっていると。 それに代わるものが必要だと。我々が政権を取って、そして非常に厳し い状況にあるこの国の政治を変えていくんだと。

そういう原点を皆がしっかり思い出さなければいけない。野党のまま で満足したり、あるいは自らの考えを優先して党で決めたことに平気で 異論を唱えたり、そういうことを改めていかないと政権は取れないと思 います。

鳩山支持派の会合

【記者】先ほど、「有志の会」(代表選挙で鳩山代表を支援したグルー プ)の会合が開かれましたが、そのなかで、「代表の後継は、代表選に 出ていない人から選ぶべきだ」という意見が出ましたが、それについて はどのように?

【幹事長代理】「有志の会」はあくまで有志の会で、党の機関ではあり ませんので、そこで出た意見に一々コメントすることは控えたいと思い ます。そういうご意見も当然あるでしょう。

【記者】そのなかで、出席者が「フレッシュな人を選ぶべきだ」とおっ しゃいまして、幹事長代理を推すような声だと思うんですが、そういっ た声が挙がってくることについてはどのように?

【幹事長代理】ですから、今申し上げたとおりです。それに、私はフ レッシュマンではありませんから。それは私のことじゃないと思います けどね。

新体制の発足時期

【記者】代表と新しい執行部はいつ決まるんでしょうか。

【幹事長代理】それも明日の役員会のテーマです。そして、これは恐ら く常任幹事会でもお諮りしなければいけませんので、私が勝手に意見を 述べることはできません。

ただ、代表ご自身が国会会期末を持って辞任すると言われた以上、そ の後、間が空いてしまうということは、極力避けたほうがいいことは間 違いないと思います。

翌14日には全国の都道府県連の幹事長、選挙責任者の会議が予定さ れています。翌週の月曜日には、まだバッジを付けていない新人公認候 補者の研修会も予定されています。

そういうことを考えると、そういった場には新しい執行部が臨むこと が望ましいことは当然なんで、遅くとも鳩山代表が辞任されたときに、 少なくとも後継代表だけでも決まっているほうがいいのは当然ですし、 できれば13日の両院議員総会でもう少し執行部の人事について承認で きるタイミングであれば望ましいと思いますが、その辺は現実との兼ね 合いですから、役員会でこれから議論していくことになると思います。

【記者】今日の役員会や常幹で、その辺の話は?

【幹事長代理】今日は代表が辞任されるというお話に尽きていますの で、今後の話は全くしてません。

自由党との関係

【記者】自由党の小沢党首との関係は今後どのようにしていくんでしょ うか。

【幹事長代理】今日の常幹で、代表の辞任表明とともに、幹事長から提 案がされまして、一つは「野党結集準備委員会(仮称)」を置いて、党 内で検討すると。

それから、それとは別に、民主党と自由党の連携を強めるという2点 が確認されましたが、具体的にどういう連携なのかという中身について はこれからです。

ただ、代表がそういう方向を出されたわけですから、それを尊重して いかなければいけないと思っています。

しかし今日も常幹でいろいろ議論が出ましたが、統一会派とか新党と かそういう問題は、党内できちんと議論を集約しなければいけない話で すから、今のところそういう話まではないということです。

小泉政権の今後

【記者】年末が近付いていますが、来年の重要テーマは何だと思われま すか。そして、小泉政権はどうなると思われますか。

【幹事長代理】それは、こちらがむしろ教えていただきたいくらいです が、ただ、私は小泉政権は完全にピークを越えたという感じがします。

昨日も予算委員会で見ていて、全くかつての輝きがないという感じが、目で見ていてもそう思いましたし、答弁を聞いていても説得力がな いというか、非常に空回りしている印象を受けました。

外交政策、当面小泉内閣の支持率を上げた最大の問題は北朝鮮問題で すが、先ほど言いましたように非常に混乱していますし、膠着状態に なっているわけですね。

こういうことが、世論的にむしろこれからは北朝鮮問題は小泉政権の 支持率を下げる方向に働くと思いますし、ましてや経済の問題は大変厳 しいうえにそれに対してほとんど無策の状態ですから、そういう意味で も私は小泉政権は峠を越えたと思います。

そういうなかで、我々の存在が問われている、こういうことです。

後継代表候補に名前が挙がっている

【記者】マスコミには岡田さんや菅さんのお名前が後継候補として挙 がっていますが、そういうことについてどのようにお感じになってますか。

【幹事長代理】そういう話はちょっと気が早いわけで、今日は少なくと も代表が辞任を表明されたお気持ちをしっかりお伺いして受け止めたい と、そういう気分です。

代表辞任の理由

【記者】そもそも、鳩山代表が辞めなくてはいけなくなった本質的な理 由は何だと思われますか。

【幹事長代理】それは恐らく人によって見方が違うんだと思いますが、 私はここ1週間ぐらいのことだと思っています。

もちろん、支持率は非常に低迷して危機的状況。そういうなかで党内 からいろんな意味でも批判が出ていたことも事実ですが、私は代表が選 挙で選ばれているわけなんで、いろんなご批判があったとしても、それ を堪え忍んでいくなかで反転攻勢に出るチャンスはあると思っていまし た。

そういう意味では、何とか臨時国会が終了するまでしっかり代表を支 えていけば、また浮上する機会が必ずあると考えて行動してきました。

しかし、ここ1週間くらいの自由党との関係は、やはり、代表ご自身 もお認めになったように、党内手続きを踏まずに、そういう行動に出られましたので、党をどうするかという非常に根本的な問題について、党 内手続きが踏まれていなかったということが、多くの人の反発を呼んで しまったと。

そのことが、辞任に至る大きなきっかけになってしまったと思いま す。

国民に対する説明

【記者】9月23日に鳩山代表が再選されて、これからは「頼りになる 党だ」ということで、いろんなチラシや広告もありましたが、そういう ものを見て「応援しようかな」と思った国民もいたと思います。そういう国民に対して、何か党として説明するということはありますか。

【幹事長代理】率直に言って、今は結党以来の危機だと思うんですね。 このままでは党が成り立たなくなるかもしれないというぐらいの危機だ と私は思っています。

そういうなかでしっかり議論を重ねて、党再生に向けての道筋を描く ということが、そういう支持していただいた、あるいは支持していただ いている皆さんへの答えになると思います。

党再生に向けて

【記者】党再生に向けて検討機関を設置するんでしょうか?

【幹事長代理】そういう議論もありますが、私はそんなに時間がないと 思うんですね。次の体制のスタートまでに議論をしてしまわないといけ ないと。

逆に言うと、そういう議論なしに次の体制がスタートしても結局同じ ことだと思っていますので、全議員総会とか、少なくともそういう全議 員が集まる場をこれから何回か設けるなかで議論していくしかないと 思っています。何か機関をつくって、というより全員参加で議論してい く必要があると思っています。

ただこれは、私が思ってるだけですから、今日の議論を踏まえて、ど ういうやり方が適当かどうかは、これから考えていく問題です。




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