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舛添氏の疑惑は「第三者」よりご自身が一番よく分かっているはず(夕刊フジコラム 2016/5/26)

 伊勢志摩サミット(主要国首脳会議)が26、27日、私の地元・三重県で開催される。日本が議長国を務める6回目の会議であり、ぜひ成功してもらいたい。

 まず注目されるのは、「機動的な財政出動」の必要性で各国首脳が一致できるかどうかだ。安倍晋三首相は意欲を示すが、仙台で行われたG7財務相・中央銀行総裁会議では、財政出動での議論は踏み込み不足だったと聞いている。

 世界経済の不透明感や下方リスクが増しているのは事実だが、基調としては、米国や欧州の経済は緩やかな回復、成長を続けており、各国が協調して財政出動する状況にはない。ドイツのメルケル首相や、英国のキャメロン首相は、短期的な景気刺激策ではなく、2、3年先を見据えた構造改革を強調している。

 日本の経済状況を考えると、何か手を打つ必要はあると思うが、それが大幅な公共事業増のような財政出動だといわれると、私にも違和感がある。仮に財政出動をするとしても、その中身は、社会保障の充実や子ども・子育てといった「人への投資」であるべきだ。

 中国が軍事的覇権を強めている南シナ海の問題も重要だ。自国とは遠く離れた欧州の首脳らに、正しい認識をしてもらう、いい機会だと思う。

 会議とは別に、各国首脳には、素晴らしい英虞湾(あごわん)の景色とともに、アワビや伊勢エビといった海の幸、松阪牛など三重県の自然と食を存分に堪能してもらいたい。

 さて、オバマ米大統領はサミット閉幕後、被爆地・広島を現職の米大統領として初めて訪問する。ルース駐日米大使(当時)が2009年に初めて広島を訪ねてから、7年がかりで実現した。とてもうれしい。

オバマ氏には「核兵器なき世界」に向けて、しっかりしたメッセージを出してほしい。そして、ぜひ被爆者の方々とも会って話を聞いてほしい。オバマ氏と被爆者が手を取り合えば、世界に向けて力強いメッセージが発信できると信じている。

 今国会初となる党首討論が18日行われた。安倍首相は来年4月の消費税増税について、「リーマン・ショック、大震災のような事態が生じない限り、予定通り引き上げる」と、従来の答弁を繰り返した。来週6月1日までの国会開会中に決断するのだろう。

 一昨年11月の衆院解散の記者会見で、安倍首相は「再び延期することはないと断言する」「平成29(17)年4月の引き上げは確実に実施する」「必ずやその経済状況をつくり出していく」と語った。もし、再延期するなら重大な公約違反であり、首相辞任しかない。

 東京都の舛添要一知事の「政治とカネ」の疑惑が取り沙汰されている。舛添氏は2週連続で記者会見を開いたが、あの説明に納得した都民・国民は皆無に近いのではないか。「第三者による調査」を繰り返していたが、「第三者とは誰か」「いつまでに調べるのか」「どう報告するのか」など、基本的な点すら不明確だった。

 そもそも、舛添氏の政治資金については、第三者よりも、ご自身が一番よく分かっているはずだ。都民・国民の信頼を取り戻すことは簡単ではないが、自分自身の言葉で、真実についてしっかり説明するしかない。 (民進党代表)




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