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2015.08.26|TALK-ABOUT [ブログ]

石川、富山訪問─黒部市に本社機能を移転したYKKも視察


週末(8月23日、24日)に石川、富山を訪問しました。直接的には、金沢で開催された自治労の全国大会に出席するためでしたが、両県の県連関係者の皆さんや、連合の皆さんと意見交換をさせていただきました。

我が党の衆院選公認内定候補、石川1区の田中美絵子さんと3区の近藤和也さん、そして、各県連の役員の皆さん、非常に頑張っていただいているなと改めて感じました。

また、私の希望もあって、富山県黒部市のYKK黒部事業所を視察しました。YKKは世界的な展開をしているまさしく国際企業で、しかも早い段階でファスナーの世界展開を始めました。

40年前に私が通産省に入省して、初任者研修を受けたときに、YKKの創業者である、今はもう亡くなられた吉田忠雄会長(当時)にお話を聞いて、大変強い印象を受けた記憶があります。


当時はまだ車や家電も含めて、国際的な展開を本気でやっている会社は少なかった。そういう中で、YKKという、ファスナーでは圧倒的なシェアを占めているものの、それほど大きくない企業が世界展開していることに驚いたわけです。

そのYKKが、第2の発祥の地といわれる黒部市に東京から人を移して、本社機能の一部を移転させるということを取り組んでおられます。そのお話なども聞かせていただきました。

隣の石川県では、コマツが、やはり小松市に本社機能の一部を移すということを宣言されて、実行に移されています。

こういった、地方にもう一度本社機能を移す、もともとは地方に本社があって、どこかの段階で東京に出てこられたのですが、一部であっても地方に本社機能を戻す、あるいは移すということは、全体がバランスのとれた日本を発展させるために、非常にいいことだと思います。

アメリカに行けば、大企業で地方に本社・本部機能があるのは、ごく普通のことです。地方に移れば、もちろん足りないインフラなどもあります。学校とか住居とか、そういうものを整備しつつ、地方で生活をすれば、地方の良さや豊かさが分かると思います。

少し行けば自然がたくさんあり、あるいはゴルフ場や、いろいろなスポーツ施設が充実している。買い物も便利。そして、人のつながりがある。

そういう地方の良さを再認識されるということもあるのではないでしょうか。ぜひ多くの企業に、そういった本社・本部機能の地方移転を真剣に考えていただきたいものです。

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