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2013.12.30|TALK-ABOUT [ブログ]

韓国訪問―日韓が協力してアジアを引っ張ることの重要性を再認識


先般、韓国に行ってきました。同僚の香川県の小川淳也さんと和歌山県の岸本周平さんの若手議員2人とともに訪問しました。

与野党の政治家や学者、ソウルで仕事をしている日本のビジネスマンと意見交換をしてきました。

私は従来から、なるべく年に1回は、韓国、中国、アメリカに行って、様々な人たちと意見交換をしてくるという、いわば「定点観測」を当選直後からやってきましたが、野党に戻って久し振りにそれを復活させました。

日韓関係についていろいろな意見がありました。ただ、私は日韓首脳会談を無条件で開催すべきだと思います。何もなくても毎年開く必要があり、そのことに意味があります。具体的な成果を出せないかもしれないという理由で開かないのは、いかがなものかということを言ってきました。


もちろん、安倍総理に対する疑念や批判は強く、確かに韓国側が懸念せざるを得ないような様々な総理の発言もありました。侵略の定義の問題や、村山談話を「全体として受け継ぐ」と言いながら、侵略や植民地支配については言及しない。あるいは、総理になる前の様々な発言もあります。靖国神社の問題もありました。

そういうなかで、総理が「ドアはオープンです」と言うだけではなくて、個々の問題についてもきちんと障害を取り除く努力が必要だということも、併せて申し上げてきました。

お互い見解は異なりますが、いい意見交換ができたと思っています。こういうものを定期的に続けていくことが必要だと改めて感じました。

ただ、安倍総理が靖国神社に参拝されたということは、いろいろな意味で、官僚、政治家、経済界など、日韓関係を何とかしようとしてきた方々の努力を踏みにじる結果となってしまったと思います。

最後に、ソウル大学の大学院生10数名の皆さんと1時間半ほど意見交換をしました。非常に率直に意見を述べてくれたのが印象的でした。

「なぜ日本のことを勉強しようと思ったのか」という問いに対しては、いろいろな意見がありましたが、日本のアニメや歌手などの日本の文化に憧れて日本のことに関心を持ち始めた方々がたくさんいたことも、特に印象的でした。その彼ら、彼女らも、最近の日韓関係の状況については心を痛めているということです。

アジアの時代と言われるなかにおいて、民主主義国家として非常に重要である日本と韓国がお互いに協力しながらアジア全体を引っ張っていく。あるいは、アジアの民主化に力を尽くしていく。そのことがいかに重要かということを改めて感じた旅でした。



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