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岡田克也代表定例記者会見(4月15日)

岡田克也代表記者会見
2016年4月15日(金)13時00分~13時24分
編集・発行/民進党役員室(項目ごとに編集しました)

★会見の模様を以下のURLで配信しています。

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■冒頭発言
◯熊本地方を震源とする地震について
◯衆議院選挙制度改革関連法案を国会に提出
■質疑
◯熊本地方を震源とする地震について
◯ネット上での発信に関する諸課題について
◯衆議院選挙制度改革について
◯今国会での法案審議について
◯衆議院補欠選挙について
◯憲法改正をめぐる議論について
◯連合との関係について
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■冒頭発言

◯熊本地方を震源とする地震について

【代表】
 私からは冒頭2点。
 第1点は、昨日の熊本の地震の件です。先ほど本部(民進党熊本地方地震災害対策本部)を開きましたが、9名の方がお亡くなりになり、1000名以上の方が負傷されたということで、犠牲者の方々にお悔やみを申し上げますとともに、被災者の皆さんに対してお見舞いを申し上げます。
 4万4000人以上の方が避難している、そういった避難生活をされている方々に対するしっかりとした対応を、政府にも求めたいと思いますし、我が党としてもできる限りの協力をしていきたい。
 既に熊本出身の松野頼久さんが現地入りして、適宜情報も上げていただき、党本部としてできることを対応していきたい。

◯衆議院選挙制度改革関連法案を国会に提出

【代表】
 もう1点は、選挙制度改革について、(民進党案・与党案それぞれ)法案が提出されました。非常に残念なのは、与野党間で一本にできなかったことです。
 これから国会の中でしっかり審議していきたいと考えておりますが、私、ずっとこの問題、野党に戻ってからも取り組んでまいりました。あの時に、都道府県の配分を人口比例にというのが我々の主張だったわけで、「0増5減」をやったのは、それは暫定的なものであって、都道府県の基数配分をやめて人口比例にすべきだということで具体的提案もさせていただきました。
 実は佐々木調査会(衆議院議長の諮問機関「衆議院選挙制度に関する調査会」)の答申はかなり我々の考え方と共通するものが多いが、あの時に与党が機敏に対応していれば「違憲」判決は出なかったはずです。当然、その時には2010年の国勢調査で人口比例で配分したということになったはずで、それが自分たちがグズグズしていて遅れたからといって、2020年の国勢調査が出るまでは対応しないのだというのもまことにおかしな話だと思います。今からでも遅いということはない、既にある2010年国勢調査に基づいてきちんと「アダムズ方式」で配分されることを望みたいと考えております。
 私、自民党の案を詳細に見ておりませんのでコメントできないのですが、はたして「アダムズ方式」をそのままきちんと明記したものなのかどうか確認しておりませんので、コメントは留保しておきたいと思います。

■質疑

◯熊本地方を震源とする地震について

【西日本新聞・入江記者】
 今日、松野さんが入られるということだが、代表ご自身の現地入りについて、現在の考え方を伺いたい。

【代表】
 松野さんは地元ということでもあり、そこからいろいろな情報は当然出てきます。県連あるいは松野さんのお話も聞いた上で、党として調査団を出すかどうか決めたいと思います。
 ただ、あまり早過ぎるとかえっていろいろな対応の妨げにもなりかねないと、こういう震災の時にはいつも考えてしまうことですが、地元の負担が増えないようなやり方を考えたいと思います。
 したがって、私自身がすぐに入ることは考えておりません。警護態勢とかも対応が必要になります。あまり時間を置かずに入るということであれば幹事長以下にお願いしたいと思いますし、多少時間をあけて少し落ち着いたところで入るということになれば、ぜひ私自身も行って、この目で確認したいと思います。

◯ネット上での発信に関する諸課題について

【産経新聞・松本記者】
 地震への対応に関連して、今朝未明、党の公式のツイッターに職員が党の見解とは異なる書き込みをして、削除するということがあった。書き込みの内容もさることながら、党の職員が党の見解とは異なることを書き込んでも、そのまま載せてしまえるというチェック体制にも問題があるのではないかと思うが、代表の所見と、改善するお考えがあれば伺いたい。

【代表】
 この件は既に枝野幸男幹事長がお答えをしていると思いますが、チェック体制そのものは、どうしてこういうことが起こったのかよく検証した上で考えなければいけないと思います。

【フリーランス・堀田記者】
 北海道選出の徳永エリさんの小さな小さなツイッターの事件が不起訴になったことがあった。それを3日か4日前の産経さんがとても大きく取り上げているが、北海道という今の選挙の時を考えて、どのように思われるか。

【代表】
 あまり軽々にコメントしないほうがいいと思います。それは有権者なり読者が判断することだと思います。

【産経新聞・松本記者】
 関連して伺いたい。先ほど質問した党公式ツイートの件も含めてだが、職員も議員もツイッターなどに対して脇が甘いというか、そういう傾向がこの二つの件を通して見られるように思うが、代表の見解を伺いたい。

【代表】
 私とは縁遠い世界なので、感覚的によくわからないのですが、職員については、きちんと事実関係を確認して対応しなければいけない問題だと思います。
 政治家がツイッターをやるのは、それぞれのお考えがあってやっておられることだと思います。総理もやっておられるのではないかと思う。私自身はあまり、日々というか刻々発信するというのは政治家は少し気をつけたほうがいいと思い、あまり自分ではやらないようにしている。頻繁にやるようなことはしないようにしています。

【東京新聞・宮尾記者】
 ツイッターの件だが、当時の菅直人総理に対して、まだ自民党総裁になる前の安倍晋三さんが発信した話だと思うが、結果的には安倍さんが当時言っていたことは事実に反していたことは明らかになっていると思う。菅さんは個人的に裁判を起こしたりして戦っているわけだが、安倍さんが言ったことがデマであるとか足を引っ張るという意図があったかどうかは評価の問題だとは思うが、当時の野党第1党の元総理という有力議員が結果的に事実と反する発信をしたことに対して、岡田さんは当時、民主党の幹事長であったが、民進党になったが党として反論する必要は特にないとお考えか。

【代表】
 当時、菅さんは総理でした。ですから総理個人、あるいは政府としての対応ということで、党としては特に対応しておりません。

【フリーランス・安積記者】
 ネット対策について伺いたい。先ほどおっしゃったとおり、政治家は言葉に慎重であるべきだということで、代表のようにツイッターなどの発信から遠ざかるのも一つだと思うが、今、一部ネット選挙も解禁されているし、またネット世論がかなり大きな比重を占めている。動画で出演していただいたのでその反響の大きさはおわかりだと思うが、例えば自民党はかなり積極的に対策を講じているが、民進党としてネット対策をこれから見直して、選挙もあるわけなので、積極的な取り組みをしていく考えはあるか伺いたい。

【代表】
 基本的には、あります。10年前というか、私が前回代表をしていた頃は自民党よりも先を行っていたような気がしていたのですが、いつの間にかかなり後れをとったことは間違いない。今、追いかけているところです。

◯衆議院選挙制度改革について

【読売新聞・藤本記者】
 大島議長は、この国会で結論を出してほしいといったことをおっしゃっているが、自公案・民進案、いずれになるにせよ、岡田代表として、今国会中で成立を図るという考えについてはいかがか。

【代表】
 これはその与党案がいかなるものか中身をまず見ないと、単に2010年と2020年の違いだけなのか、他にもあるのか、私、見ておりませんので、それ以上のことは今申し上げるべきではないと思います。

◯今国会での法案審議について

【日本経済新聞・宮坂記者】
 TPPの国会審議をめぐって政府・与党の中から、国会の会期を延長してこの法案を通そうという声が出てきているが、これについての代表の受け止めを伺いたい。

【代表】
 「与党の声」というのもくせ者で、それが正式な声なのかもわかりません。「もうこの国会、見送ったほうがいい」という(与党幹部の)声もメディアでは報道されています。ですから、不確かなことをもとに代表である私が何かコメントすることは避けたいと思います。正式に谷垣幹事長が発言になっているのであれば、コメントします。

【フリーランス・宮崎記者】
 今国会の内閣提出法案だが、4月1日までの施行が間に合わずに、参議院で修正されて衆議院に回付され、衆議院本会議の冒頭で回付案に同意をするというパターンが増えている。郡司彰参議院議員会長とも岡田代表はコミュニケーションがいいところだが、大型連休やサミットがあるので事実上残り1ヵ月くらいの会期と考えてもいいと思うが、与党ペースだと思っていたがこれだけ回付案が増えている。施行日4月1日に間に合わない。そういった状況をいかが思われるか。

【代表】
 意図してそうなっているわけではないので、コメントしにくい。

◯衆議院補欠選挙について

【「FACTA」・宮嶋記者】
 今日、野田佳彦前総理が北海道5区に入り、蓮舫さんも入るように昨日伺った。北海道5区はやや上げ潮だという話も聞くが、今どんな感じか。代表ご自身はこれからどういうテコ入れをお考えになっているのか伺いたい。

【代表】
 北海道5区の状況は、雰囲気は悪くないと思います。候補者も非常に力のある演説をしていますし、一体感も出てきていると思います。ただ選挙というのは本当に最後、投票箱のふたが閉まらないとわからないというのが実感で、与党もこれから力が出てくると思いますので、全く予断を許さない。しかし、かなりいい戦いになっている。「いい」というのは、勝っているという意味ではありません。離されてしまっているとかそういうことではなくて、接戦になっているということは私の実感としてございます。
 それから私自身は告示の前に2回入りましたが、今週はないです。来週、どこかで入ることも想定しております。水曜日にQT(党首討論)が入りましたので、その後になる可能性は高いと思いますが、現時点で決まっているわけではありません。

◯憲法改正をめぐる議論について

【毎日新聞・松本記者】
 今日、民進党になって初めての憲法調査会があるが、維新は統治機構改革の憲法改正を訴えていたが、それを取り入れる考えはあるか。加えて、自民党と違って9条改正などを掲げていない維新の憲法案は一致できるとお考えか。

【代表】
 我々、民進党です。昔の民主党あるいは維新の党がどう考えていたかというのは、一つの参考にはなりますが、改めて民進党として憲法についての考え方を議論してみたいと思っています。ただ、議論に当たっての基本的考え方は、基本的政策の中に書いたところです。

【毎日新聞・松本記者】
 憲法に関連して改めて確認だが、現時点で安倍政権のもとでの憲法改正の議論には応じられないという考えは変わっていないということでよろしかったか。

【代表】
 私がどう言ったかというのは正確にトレースしていただきたいと思います。私は、憲法を時代の変化とともに議論するということはもちろん否定しているわけではありません。ただ、安倍総理の憲法についての考え方は、基本的に我々とは違う考え方をしておられる。立憲主義というものの認識が誤っている。それを従来の、例えば中山調査会(衆議院憲法調査会)などで議論してきた当時の自民党の考え方と同じであるというところまできちんと合わせてくれないと、とても議論できる状況にはならないということを申し上げている。そのことはこれからも求めていきたい。

【フリーランス・宮崎記者】
 民主党には「憲法提言2005」というのがあった。むしろ枝野さんに伺ったほうがいいかもしれないが、「憲法提言2005」は一旦ニュートラルというか、やめて、民進党として今日から議論されるのか。

【代表】
 党が変わりましたので、参考にはしますが、今の民進党がそのまま2005年の憲法提言を引き継いでいるということはありません。
 私自身は、必要なところを議論したらいいということで、憲法の全体像を示すというのは、自民党に引きずられた考え方かなとは思っています。もう少しプラグマティックに、現状ではまずいというところをきちんと議論して直していけばいいと考えています。
 自民党の場合には、今の憲法そのものがけしからんと。GHQが作ったものだとか、そういうイデオロギーに基づいて、全面的に書きかえなければいけないと憲法改正草案も出てきていると思うの。我々は、そういうふうには思っていない。必要に応じて変えていけ
ばいいということだと思います。

【読売新聞・藤本記者】
 おおさか維新の会は既に憲法改正草案の条文をまとめて参院選を戦うということを打ち出しているわけだが、民進党は今日から議論が始まるが、参院選までに例えば岡田代表が必要と考える条文なりをまとめて、それを参院選でやるという考えはあるか。

【代表】
 参院選挙まであと2ヵ月、憲法の議論はそんなに短時間で結論の出るような話なのか、というふうには思います。私、先ほど言いましたように、具体的に必要なところがあれば議論して、必要があれば修正すればいいという考え方です。私は今急いで改正しなければいけないところがあるとも考えておりませんので、議論は始めることにはなるでしょうけれども、参議院選までに何らかの結論を得るということにこだわる必要はないと思っています。

◯連合との関係について

【「FACTA」・宮嶋記者】
 衆院補選、少し追い風という感じを持っていると思うが、その一方で、党大会で唯一祝辞を述べた最大の団体のトップが、やや背中から鉄砲を撃ってきているのかなというか、連合さんとの関係というのはいろいろ新聞が書いているが、なぜこの時期に格下げみたいな――あれは格下げではないと言っているが、党大会のあれは何だったのかという感じもしたが、その辺のことを伺いたい。

【代表】
 事実関係をよく確認した上で記事にしてもらいたいなとは思いますが、昨日、中央執行委員会に私も出て、そして「連携を図る」。「連携」というのは従来と同じ。選挙の前に一定の政策的な協定というか、どの程度のものを作るかはこれからですが、毎回のことですがそういうものを交わして、そこで推薦という、従来からすると何か変わったところがあるわけではない。それは連合会長の言うとおりですので、あれをもって従来より格下げになったと、書いた方にその根拠を聞いてみたいと私は思います。

【フリーランス・宮崎記者】
 産別の候補が今回12人、参議院の全国比例で出ていて、過去圧倒的に最大なわけだが、普通に考えれば個人票で15万票くらい12人とも取れば全員参議院議員になるとは思う。この産別候補、代表が直接応援に行ったりというのは今までも今後もおそらくないと思うが、この産別候補にどれくらい頑張ってほしいと思われるか。

【代表】
 それぞれ組織の中で非常に優秀な人材がえりすぐられて候補者になっていると思います。現に今バッジをづけている、同じように比例で当選してこられた政治家で、党の中でもしっかりと働いていただいています。ぜひ頑張ってもらいたいと思います。
 ただ、それ以外の比例候補もおりますので、そこはあまり色をつけないように、公平に扱わなければいけない。代表としてはそういうことかとは思っています。




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