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2011.12.02|TALK-ABOUT [ブログ]

孫正義さん-夢のある大きな構想力に改めて感心


昨日、久しぶりにソフトバンクの孫正義さんとお会いしてお話をしました。

孫さんとの出会いは、そもそも約30年前になります。当時のソフトバンクはいまとは全く違った仕事、つまり、当時パソコンが出現して、そのパソコンのパッケージ・ソフトウェアができて、そのパッケージ・ソフトウェアを販売するための一種の問屋機能を担っていました。

ですから、なぜソフトバンクという名前になったかと言うと、まさしくコンピューターのソフトを預かり、小売店にそれを流通させるという意味で、ソフトバンクという名前ができたと私は思っています。

そういった会社ができたまさしく創生期に、私は通産省におり、仕事の関係で孫さんと知り合いました。他にも、当時アスキーとかコーエーといった新しい会社が出てきて、いろいろな経営者の方とお目にかかりましたが、その1人が孫さんでした。

当時は、もちろんいまと比べればはるかに小さな企業で、そういうなかで、孫さんの他とは違う「すごさ」は当時から感じられたのですが、いまほどの大きな会社になるとは、私も想像していませんでした。

汐留の大変立派な本社にお邪魔をして少し話をしましたが、いま孫さんが非常に関心を持っておられる話の1つに、自然エネルギーがあります。自然エネルギーの話はあまりなかったのですが、今回彼が語ってくれたのは、電力の送電線について、いまヨーロッパで取り組んでいるように、国境を越えて送電線を張り巡らせるという構想です。

例えば、海外のどこかで自然エネルギーで発電したものを、その送電線を日本までつなげて日本に持ってくるとか、あるいは、アジア全体でそれを分かち合えるようにするとか、そういった構想を語ってくれて、彼の非常に大きな構想力に改めて感心したところです。

いずれにしても、これから日本が夢を持ってしっかりと前進していくために、そういった大きな構想がいくつか必要だなと改めて感じました。

普段目の前の仕事にとらわれていると、なかなかそこまで目が行きませんが、非常に興味深い1時間を過ごさせていただきました。

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