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2011.06.03|TALK-ABOUT [ブログ]

不信任案否決-大義なき不信任案、与党として責任を果たす


内閣不信任案が圧倒的多数で否決されました。

ここ数日間、私も否決に向けて様々な努力をしてきたので、ほっとした気分です。

前日である6月1日の夜の段階で、民主党から多くの造反議員――不信任案に賛成する議員――が出て、成立する可能性があるのではと随分言われました。

私は、そういった不信任案の可決は簡単なことではないと思っていましたが、ある程度の造反者が出ることは、いろいろな情報収集をする中で心配をしていました。

なぜ私が不信任案の可決が難しいと考えていたかというと、今回の不信任案は「大義もなければ決意もない」と思っていたからです。

私自身、1993年の宮沢内閣への不信任案に、(当時は同じ)自民党の議員でありながら賛成した1人です。しかし、あの当時は、なんとしてでも政治改革法案を通して政治改革をやり遂げ、2大政党制の幕を開くという大きな大義がありました。国民の皆さんからの支持もありました。

もし不信任案に賛成すれば当然離党することになり、新しい党をつくって、たとえ10年野党であったとしても、あるいは、政治生命を失うようなことがあっても、信念を貫いていこうという決意もありました。

そういった大義や決意が、今回の場合にはうかがえませんでした。

東日本大震災があり、なぜこの時期に出された不信任案に賛成しなければいけないのか。そして、野党も含めて、もし不信任案が可決された場合、どういう枠組みでこの困難な政治をやっていくのか。端的に言えば、誰が総理大臣になるのか。そういったプランが示されないまま、決意の伴わない不信任案であり、成就しないだろうと思っていました。

しかし、状況はかなり緊迫していたことも事実です。なぜ結果的に大差がついたのかについては、いろいろな説明が可能だと思います。

ただ私は、多くの議員がいろいろな働きかけやプレッシャーがある中で、政治家1人ひとりの良心の問題として、こういった大震災があるときに、野党が出した意味のない不信任案に、与党議員でありながら賛成することについて、いろいろな葛藤の末に、なんとかしなければいけないという思いを持っていたからだと思います。

大震災で被災された皆さんの状況を考えれば、いろいろな理由はあるにしろ、大義のない理由の中で野党が出した不信任案に乗っかることについて、1人ひとりの議員が自問自答し、それが、総理の期限を切って、「復興のメドがついたら辞めるんだ」という話をきっかけに、雪崩をうったということだと思います。

総理の演説のあった代議士会は、(通常の15分から)時間を延長して1時間やりましたが、その会場に入ったときから、ちょっと違うなという感じを受けていました。

もちろん、幹事長である私に対する厳しい発言はありましたが、総理が演説をした前後は、いずれも大きな拍手が巻き起こりました。つまり、そのときにはすでに雰囲気は変わっていたと思います。それは個々の議員が静かに考えた結果だと思っています。

ここ一番で、民主党はしっかりと結束を示すことができました。これからさらに一丸となって、与党としての責任を果たすために頑張らなければいけないと思います。

私も幹事長として、そのために全力を挙げていかなければいけないと改めて感じたところです。

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