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2010.12.04|TALK-ABOUT [ブログ]

国会閉会(2)―審議拒否で参院が止まり、残念な結果に


今週(11月29日の週)はいろいろバタバタしましたので、ブログでの語りが滞ったことをお詫び申し上げます。

この国会振り返ってみて、結果を見れば大変残念であったと言わざるを得ません。

とにかく、補正予算を成立させることを第1目標に据えてやってきました。いつかもお話しましたが、補正予算だけを通すなら簡単ですが、様々な法案も少しでも成立させなければいけません。

「ねじれ国会」の中でそのことを考えたときに、まず、補正予算について、元来衆議院、参議院それぞれで2日あるいは3日ずつくらいの審議で可決・成立してきたのですが、野党の要求を受け入れて集中審議などを徹底的に行い、菅総理にも無理を申し上げて、補正予算の成立をとにかく実現しました。これは、成果だと言えます。

しかし、その間、菅総理は連日テレビ入りで国会に登場せざるを得ない。総理としての、国会以外の仕事は(国会の終わった)夕方5時以降に始まるというなかで、様々な国益が害されたと言わざるを得ないと思います。

その審議が内容のあるものであれば、国会優先ですから、私はやむを得ない面もあるかと思いますが、国会の審議については、皆さんご覧のとおりです。果たしてこういった議論でいいのか。

もちろん、すべてが悪かったというわけではありません。いい議論もありましたが、単にあげつらうだけの議論が多かったことも事実だと思います。

そして、補正予算が可決して、衆議院で各法案の審議を行いました。我々の主張は様々ありましたが、野党の要求を受け入れて、大胆な修正にも応じ、そして円満に衆議院を採決して、参議院に送りました。

しかし、ここで議員立法の何本かを除いて、審議が止まってしまったことは大変残念なことです。もちろん、問責という理由はあると思います。しかし、問責を受けた大臣の関係する委員会以外の委員会も止まってしまったことは、非常に理解しがたいことです。

そもそも、問責ということはあるにしろ、これは審議拒否であることは間違いありません。重要な法案を審議拒否して、衆議院では円満に採決したのに、参議院で廃案にしてしまったことをどう考えるのかは、問われなければいけない問題だと思っています。

しかし、いずれにしても、次の通常国会に向けて、野党の皆さんのご協力をいただかなければなりません。これからも、しっかりと努力をしていきたいと考えています。

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