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2010.09.13|TALK-ABOUT [ブログ]

米国元戦争捕虜―過酷な強制労働などの扱いを心からお詫び

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今日(9月13日)、米国人の元戦争捕虜(通称POW=Prisoner of War)の皆さんが日本政府の招待でお見えになり、6名の元捕虜の方とその親族や同行の方と外務大臣の面会が実現しました。

冒頭私からは、米国のPOWに対する日本への招聘が他の国々に比べて遅れたこと、そして何より、捕虜としての虐待や厳しい非人道的な扱いがあったことについて、外務大臣として日本政府を代表し、心からのお詫びを申し上げました。

このPOWの皆さんは、ほとんどがもう90歳かそれ以上で、戦争時代に捕虜になって、それぞれの各地域や日本に連れてこられました。そして、工場などで厳しい強制労働を強いられ、かなりの方が亡くなりましたが、今回招聘された皆さんは、生き延びて米国へ帰られた皆さんです。

65年間の思いを抑えることが出来ず、感情を露わにされた方が多かったのですが、そのお話を聞かせていただきながら、私は、「同盟国である米国の皆さんが、これだけの日本に対する思いを持って65年間生きてこられた。もっと早く、日本国政府として何とかできなかったのか」という気持ちがしてなりませんでした。

もちろん、この元捕虜の皆さんは大変厳しいことをおっしゃいましたが、同時に、頻繁に日本に来て日本人の若者との交流を続けておられる方や、あるいは、会合が終わったあと一緒に写真を撮ったのですが、そのあとに、わざわざ私に対して「非常に過酷な日本兵もいたけど、優しい素晴らしい日本兵もいた」ということを語ってくれた方もいました。

いずれにしても、彼らは強制労働を強いたとされる企業に対して、それぞれ謝罪を求めています。私の立場からは、最終的には個々の企業が判断することであるという答えを返すしかありませんでした。

しかし、戦時中とはいえ、本当に過酷な労働を強いたことに対して、少なくとも日本国政府としては、その捕虜の扱いの問題について、お詫びを申し上げなければなりません。

そして、そういうことがあったということを、日本人1人ひとりがきちんと認識しなければならないことを、改めて感じた次第です。

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