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2010.08.01|TALK-ABOUT [ブログ]

メコン河――人々の生活を支え、生物多様性を保護する河

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7月26日号から背景が変わったことにお気づきかと思いますが、新しい議員会館の引っ越しが完了して、その会議室から(ビデオで)皆さんにお話をしています。

私も週に1回くらいしか来ないのですが、かなり広くなった感じです。贅沢だというご批判もあるかと思いますが、同時に国会議員が活動していくうえで、必要なスペースだという考え方もあると思います。

いずれにせよ、もう出来上がりましたので、最大限活用していきたいと考えています。

さて、前回、ASEANの一連の会議の話をしましたが、その関連でベトナムからラオスに飛んで、ラオスを公式訪問してきました。

もちろん、ブアソーン首相とかチェンマリー国家主席とも有意義な意見交換が出来ましたが、同時に、ラオスと言えば、ベトナムやカンボジアなどと並んで、メコン河流域の国です。

そのメコン河で、1時間ほど船で河をさかのぼって、メコン河の大きさを実感してきました。そして、私は、メコン河にいる河イルカの保護に関心を持っていますが、話を聞くと、同時にもう1つ、オオナマズも絶滅の危機に瀕しているということです。

そもそもメコン河は、アマゾン河以上に生物の多様性に富んだ河で、もちろんメコン河は中国から流れてきて、大変な長さと水量を誇るので、それだけたくさんの生物がいることは驚きに値しないのですが、非常に多様な生物がいて、その中にオオナマズもいます。オオナマズは、昔はたくさんいたということですが、最近は非常に限られた範囲にしかいなくなっています。

この関連で、ナマズは当然それを食用にしているはずだと思いましたので、私は、何人かのラオスの方――政治家もいれば役人の方もいたのですが――「ナマズは美味いか」と聞いてみました。

このときの反応は皆さんそれぞれ共通していて、私は特にオオナマズについて聞いたのですが、「最近はまず食べたことはない。しかし、昔はよく食べた」と言います。私が聞いた3人はいずれも、「非常に美味しい」と言われました。

1人は日本通の方ですが、「日本人にとってはトロのようなものである」と言われました。ある人は、その「美味しい」と言うその声が裏返っていましたから、相当美味しかったんだと思います。

それだけ皆さんが美味しいと思っていらっしゃるオオナマズですから、なかなか絶滅の危機にあるとしても、相当きちっと保護しないと将来難しいかなという感じがしないでもありません。

もちろん、オオナマズが減っている最大の原因は環境変化で、エサが減ったり水量が減っていることにも原因があり、こういった問題も、中国も含めてメコン地域の国々でよく話し合っていく必要がある問題だと思います。

ダムの影響や生活排水が将来は懸念されるわけで、そういうことも含めてしっかりとした話し合いが必要になると思います。

また、ラオスにとって、あるいはメコン河流域のすべての人々にとって、飲料水もメコン河から取っていますし、漁業もありますし、農業用の灌漑用水もメコン河から引いているので、もしメコン河が汚染されるとなると多くの人の生活が成り立たなくなるくらい非常に重要なメコン河だと改めて実感した、そういう旅でした。

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