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2010.03.29|TALK-ABOUT [ブログ]

イランの核とミャンマーの選挙―G8外相会議でも議論したい


マスコミではそう大きく取り上げられているわけではありませんが、いま気になっているのはイランとミャンマー(ビルマ)です。

イランは、核兵器を開発しているのではないかということで、各国が疑惑の目で見ています。そして、国連安全保障理事会で、制裁に関する議論がいよいよ始まろうとしています。

私は、イランという国の歴史や文化に心から敬意を表する1人ですが、もしイランが核を持つということになると、これは中東の力関係がガラッと変わってしまいますし、例えば北朝鮮にも、核を持つということで影響を及ぼします。

イランには、核を持つということを是非断念してもらいたいと思います。

数日前に、イランのモッタキ外相と電話で1時間くらいの会談をしました。モッタキ外相も素晴らしい人ですが、是非核開発を行わない――イランはもちろん否定していますが――そして、これだけ世界の国々が疑っているなかで、それを挽回しようとすれば、かなり思い切った決断をしなければいけないと思います。

もう1つはミャンマーの問題です。ミャンマーは、今年総選挙を行います。我々は、開かれた公正な選挙を、とずっと言ってきました。

しかし、アウン・サン・スーチーさんをはじめ、現在捕らわれている人たちは、このままでは、被選挙権も選挙権もないという状況です。それでは、やはり開かれた選挙とは言えません。

ミャンマーもここは思い直してもらって、自由で公正な選挙を実現してもらいたい。そうすれば、大きくミャンマーの未来は開けてくると思っています。今週は、G8外相会議がカナダであります。そして、ハイチ支援国会議がニューヨークであります。そういう折に、特にG8外相会議で、イラン、ミャンマーの問題をしっかりと議論してきたいと思っています。

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